東洋ビジネスエンジニアリング、SAP R/3を本格導入

2000年12月7 日 by SAP News 0

~全社共通システム構築で業績管理のスピード化を目指す~

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、東京都千代田区大手町1-7-2、以下:SAPジャパン)と東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:猪股 敬、千葉県習志野市茜浜2-6-3、以下:B-ENG)は、SAP R/3を導入することを発表いたします。

基幹業務システムであるSAP R/3の全社導入は従来、製造業や商社などが「ヒト」「モノ」「カネ」の管理を目的に行われていましたが、B-ENGのようなサービス産業であるIT企業において、「モノ」に相当する目に見えない「サービス」を管理対象とした全社的な導入が行われるのは、国内でも非常に珍しいケースとなります。

B-ENGは、Award of Excellenceを3年連続受賞している有数のSAPコンサルティングパートナでもありますが、自社でSAP R/3を導入するのは、マーケットニーズの多様化に対応するため、業務改革が焦眉の課題となっているためです。

B-ENGは、SAP R/3のコンポーネントであるプロジェクト管理(PS)を中心とし、販売管理(SD)、購買管理(MM)、財務会計(FI)、管理会計(CO)、 人事管理(HR)をビックバン導入することで、各個別プロジェクトを含めた全部署からの情報の集約化が図られ、プロジェクトの計画、管理、監視を綿密かつタイムリーに実行することが可能になります。

2000年5月に開始された同社のERP導入のプロジェクトには、既にシステム化の詳細計画に関する最終確認が行われ、2001年8月より全社一斉の本格稼動が予定されております。また、将来的にB-ENGは、完成されたシステムをテンプレート化することで、システムの外販、ASP等への事業拡大及びそれらの運用までを含めたサービスの提供を展開していく予定です。

SAP R/3による業務改革が目指すB-ENGの経営目標は以下の4つです。

1. スピード経営の確立
2. リスク管理の徹底
3. コストの削減
4. 新規ビジネスへの展開

1999年4月から東洋エンジニアリングのIT事業部から分社独立したB-ENGは、リーズナブル(納得できる)、フィーズブル(最適な)、プラクティカル(役に立つ)なソリューションである「リアル・ソリューションの提供」の更なるブラシュアップに向け、業務改革推進プロジェクト(BRITE)を2000年5月に発足させました。プロジェクト責任者でB-ENG 取締役経営企画センター長の石田寿典を中心に約30名の人員がプロジェクトに参加いたします。

プロジェクト責任者の石田寿典は、「SAP R/3による基幹業務の統合により、決算や売上などの情報公開を月次単位で開示できる業務プロセスの実現を目指します。また、将来的にはmySAP.comのコンポーネントであるCRMやSEM(戦略的企業経営)を導入することで、経営から実際のプロジェクトにいたるビジネスプランニングや分析に加え、株主とのコミュニケーションまでのプロセスを効果的に活用していきたいと考えております」と述べております。

SAP R/3による導入効果:B-ENGの場合

  • スピード経営の確立
    -月次決算の迅速処理
    – 売上推移等の経営に対する迅速な意思決定
    -様々な情報を一箇所に集約し、多面的・総合的な分析が可能

  • リスク管理
    -最新プロジェクトの収支の把握(プロジェクトマネージャー、部門長、経営陣は、迅速な問題発見とその対処が可能)
    -明細のドリルダウン機能により、プロジェクトマネージャーは、よりきめ細かなプロジェクト管理が可能

  • コストの削減
    – 伝票の承認フローの改善により処理時間の短縮によるコスト削減
    – ペーパーレス化の実現
    -二重入力の削除による業務効率化

  • 新ビジネスへの展開
    -情報サービス用に完成されたシステムの外販、テンプレート化、ASPの展開
    -運用までを含めたサービスへの展開

表●東洋ビジネスエンジニアリングが2001年8月に本稼動させるR/3システムとプロジェクトの概要

導入するR/3(リリース4.6C)のコンポーネント
*人事システムは既に導入済
財務会計(FI)、管理会計(CO)、在庫/購買管理(MM)、プロジェクト管理(PS)、人事システム(HR)、

東洋ビジネスエンジニアリングにて追加開発のコンポーネント

工数管理システム(PASS)、経費データ入力ツール(GTS)
R/3の利用者数 150名(将来的には約500名の利用者を予定)
R/3を稼動させるハードウエア Windows NT 4.0(現在検討中)
採用するデータベース マイクロソフトのSQL Server 7.0

PSプロジェクト管理(PS)について

既存のデータと原価センタ階層、作業区階層、購買組織などの既存の組織構造を使って、プロジェクトの組織化を図ることができます。組織の全領域からの情報を駆使しプロジェクトの計画、管理、監視を綿密かつタイムリーに行えます。さらに、R/3システムの統合アプリケーションを使い、セールス部門からの個別受注、プロジェクト管理のためのWBS(Work Breakdown Structure)、日程計画のモニタリングと能力計画のためのネットワークと活動、生産と購買のための部品表など個別プロジェクトの固有のニーズを満たすことができます。

プロジェクト管理の機能構成

基本データ(PS-BD)、運用構成(PS-OS)、プロジェクト計画(PS-PLN)、プロジェクト予算(PS-APP)、プロジェクト実行・統合(PS-EXE)、情報管理(PS-IS)

PSプロジェクトの特徴

  • ユーザフレンドリーなグラフィック画面によって、WBS、ネットワーク、ガンチャートなどを簡単に作成
  • ネットワークを使って、プロジェクトに必要な労働力、能力、その他の資源とサービスを計画・運営
  • プロジェクト予算管理では、割り当てられた個々の資源に対する資源が利用可能かどうかをチェック。例えば、ある購買発注が予算を超過しそうな場合には、SAPMAILを通じて自動的にプロジェクトマネージャーに警告メッセージを送信
  • 所要能力を絶えず管理することにより、計画変更などにも迅速に対応
  • プロジェクトの最新状況がリアルタイムで把握可能することができ、計画・実績原価、収益、未確定債務、資金、スケジュール、資源等のデータをリスト形式でもグラフ形式でも表示可能
  • プロジェクト管理コンポーネントは他のシステムと双方向インターフェースを提供。また、販売管理(SD)、在庫・購買管理(MM)のSAP EDIインターフェースを通じて、得意先や仕入先との取引やその他情報交換を実現

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