SAP、2002年第1四半期の売上は16億6000万ユーロに

2002年4月19 日 by SAP News 0

Tokyo【ドイツ・ワルドルフ発-2002年4月18日】e-ビジネス・ソリューションのリーディング・プロバイダであるSAP AG(NYSE : SAP)は本日、2002年3月31日を決算日とする第1四半期の決算報告を発表しました。

*下記の日本円表示は、4月18日現在の為替レート:1ユーロ=116円として計算

2002年第1四半期の売上は16億6000万ユーロ:約1925億6000万円(2001年同期=15億2000万ユーロ:約1763億2000万円)となり、前年同期比9%の増加を達成しました。社員持株制度(STARおよびLTI)適用前およびTopTier買収に伴う費用計上前の営業利益は2%増の2億3700万ユーロ:約274億9200万円(2001年=2億3300万ユーロ:約270億2800万円)となり、営業利益率は14%でした。TopTierの買収に伴う費用およびCommerce Oneへの出資額調整後の2002年第1四半期の純利益は1億2100万ユーロ:約140億3600万円(2001年同期=1億1700万ユーロ:約135億7200万円)でした。一株あたりの利益は0.38ユーロ:約44円(2001年同期=0.37ユーロ:約43円)となりました。TopTierの買収に伴う費用およびCommerce Oneへの出資額調整前の純利益は6500万ユーロ:約75億400万円(2001年同期=1億0900万ユーロ:約126億4400万円)、一株あたりの利益は0.21ユーロ:約24円(2001年=0.35ユーロ:約41円)でした。

「SAPは今や、最もオープンで、統合された、包括的なビジネスソフトウェアのソリューション・プロバイダとしての地位を確立しています」と、SAP AGの共同会長兼CEOのハッソ・プラットナーは述べています。「各企業は投資効率をどうすれば最大にできるか周到に検討しています。SAPは今後とも、この新しい一層挑戦的な環境のもとでリーダーであり続けます」

同四半期におけるヨーロッパ、中東、アフリカ地域(EMEA)における売上は11%増の8億8600万ユーロ:約1027億7600万円(2001年同期=7億9600万ユーロ:約923億3600万円)、アジア・太平洋地域(APA)では4%増の1億8500万ユーロ:約214億6000万円(2001年同期=1億7800万ユーロ:約206億4800万円)、南北アメリカ地域では7%増の5億8700万ユーロ:約680億9200万円(2001年同期=5億5000万ユーロ:約638億円)となりました。固定通貨レートでは、南北アメリカの売上が5%増になります。

「昨年第1四半期の極めて好調な業績と比較すると、市場条件は一段と厳しくなっているにもかかわらず、今年第1四半期の業績はわれわれの予想とおおむね一致したものになりました。年明けとともに、南北アメリカ地域の企業は新規のソフトウェア投資について慎重なアプローチをとるようになりました。一方、ヨーロッパでは再び心強い業績が記録され、わが社全体の売上に大きく貢献しています」と、SAP AGの共同会長兼CEOのへニング・カガーマンは述べています。

第1四半期の製品売上は、6%増の9億9900万ユーロ:約1158億8400万円(2001年同期=9億4300万ユーロ:約1093億8800万円)、ライセンス売上は12%減の4億200万ユーロ:約466億3200万円(2001年同期=4億5800万ユーロ:約531億2800万円)でした。コンサルティング売上とトレーニング売上は、それぞれ18%増の5億3900万ユーロ:約625億2400万円(2001年同期=4億5800万ユーロ:約531万2800万円)、1%増の1億1000万ユーロ:127億6000万円(2001年同期=1億900万ユーロ:約126万4400万円)を計上しました。

フルタイムに換算した従業員数は2002年3月31日現在29,156人と、2001年12月31日時点に比べて3%増加しました。

SAPは2001年第1四半期より、特定のソフトウェアの売上を公表しています。2002年第1四半期のmySAP CRM(カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)に関連するソフトウェアの売上はおよそ7400万ユーロ:約85億8400万円(2001年同期=6700万ユーロ:約77億7200万円)となる一方、mySAP SCM(サプライチェーン・マネジメント)関連のソフトウェアの売上は約7900万ユーロ:約91億6400万円(2001年同期=1億300万ユーロ:約119億4800万円)となりました。これらの売上には、特定のソリューション契約による売上に加え、統合ソリューション契約による売上のうち、使用状況の調査に基づいて計算した割り当て分が含まれています。

見通し

ソフトウェア市場の状況は引き続き厳しいものとなっています。ヨーロッパ市場は比較的堅調にとどまっていますが、南北アメリカ地域の企業は、ソフトウェアへの新規投資に対し、より慎重で計画的なアプローチを取っています。SAPは今年下半期には市場は大幅に回復すると予測しており、通年での売上は15%前後の伸びを見込んでいます。2002年通年ではまた、社員持株制度とTopTier買収に伴う費用を除いた営業利益率は、2001年の20.0%から少なくとも1パーセンテージ・ポイント増加すると予想しています。SAPは、収益の向上は、ソフトウェア・ライセンスの契約が増加し、現在進行中のコスト削減策の効果がグループ全体に表れる今年下半期により顕著になると見込んでいます。

第1四半期のハイライト

  • SAPはe-ビジネスソリューションの最有力プロバイダとしての地位をさらに強固にしました。第1四半期の主な納入先としては、南北アメリカ地域ではFleet Capital、 Fossil、Industrias Gessy Lever、Lord Corporation、Watson Pharmaceuticals、EMEA地域ではBarclays Bank、CGEY、L’Oreal、Intellium Systems (KarlstadtQuelle)、Porsche、Rolls Royce PLC、APA地域では China Ocean Shipping、Crystal Group、PTT、シオノギ製薬、Singapore Civil Service、豊田通商株式会社などが挙げられます。
  • SAPはCeBITにおいて、中小企業(SMB)向けに新たな「スマート・ビジネス・ソリューション」プログラムを発表しました。個別化や業界特有の機能への需要が高い、”洗練された”中小企業のため、SAPは業界固有のニーズに特化したSMBソリューション提供の方針を推進しています。SAPはまた、ITソリューションの個別化と業界固有の機能への需要がやや低い”進歩的な”中小企業向けに、新たなアプリケーションを発表します。このソリューションは、イスラエルのソフトウェア会社であるTopManage Financial Solutions LTDが現在開発およびマーケティングを行っているTopManageをベースとしたものになる予定です。SAPはこの第1四半期にTopManage Financial Solutions LTDを買収しました。
  • SAPはmySAPテクノロジーにより、オープンな統合の戦略を拡充しました。SAPは、プラットフォームを特定した環境におけるウェブ・サービスを容易に統合するというニーズに応えるべく、マイクロソフト社の「.NET」やIBM社のWebSphereなど、他社のインフラストラクチャ・テクノロジーを統合したと発表しました。mySAPテクノロジーは、以下の3つの要素により構成されます。1.SAPウェブ・アプリケーション・サーバ、2.エクスチェンジ・インフラストラクチャ、3.ポータル・インフラストラクチャ。これらの3つの要素はすべて、マイクロソフトの「.NET」や他社のJ2EEアプリケーション・サーバなど、SAP以外のベンダーの製品技術との互換性を提供するものです。SAPウェブ・アプリケーション・サーバは、ABAPとJ2EE双方の特性を持ち、あらゆるJ2EEのアプリケーションが使用可能です。
  • ドイツ・ライプツィヒで開催された「ビジネス・インテリジェンスおよびエンタープライズ・ポータルに関するSAPコンファレンス」において、SAPは次世代のmySAP ビジネス・インテリジェンス(mySAP BI)ソリューションを発表しました。企業はこのソリューションを活用することで、構造化されているか否かを問わず、あらゆる情報へのアクセス、その分析また配信を、企業内外の誰にでも提供することにより、最高水準のビジネス・インテリジェンスを達成できます。ビジネス・インテリジェンスおよびエンタープライズ・ポータルに関するSAPコンファレンスは、参加者が2,500を超え、この種の会議としては世界最大の規模となりました。

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120ヶ国、17,000以上の企業、44,500サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細については http://www.sap.com をご参照ください。

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