三菱化学ポリエステルフィルムがサプライチェーン・マネジメントのプロジェクトを開始

2002年7月4 日 by SAP News 0

-日本初の本社とグループ企業間に需要連鎖計画の導入により、在庫を20%圧縮目標に-

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、東京都千代田区大手町、以下SAPジャパン)は、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社(代表取締役社長:釘澤 淑郎、東京都港区芝、Mitsubishi Polyester film Japan 以下 MFJ)が、このたび、SAPのサプライチェーン計画系製品であるSAP APO 3.0(APO: アドバンスト・プランナー・アンド・オプティマイザ、以下SAP APO)を活用して、フィルムのお客様との一歩進んだ関係作りを目指して、SCM網の構築を開始し、その第一段階として三菱化学とMFJ間の需要連鎖計画を構築するプロジェクトを進めている、と発表しました。この需要連鎖計画プロジェクトの構築は、既に2001年7月から本格稼動しているSAP R/3システムに加え、SAP APO 3.0の新たな導入によって実現されます。グループ企業間における需要連鎖計画を核にしたサプライチェーン・マネジメントの構築は、MFJが初めてです。

MFJは、基幹システムSAP R/3の導入に続き、計画系システムのSAP APO 3.0を導入することにより、20%在庫圧縮を目指します。また、原料の供給元である「三菱化学本体」と製造者であるMFJ間で、販売計画、需要予測、生販在計画を共同で行い、工程別の生産計画の立案を行うことにより、サプライチェーンの最適化を実現します。さらに、計画系と実行系を統合し、操作性と可視性の向上を図ります。

今回のプロジェクトは、三菱化学グループの情報システムを一手に管理しており、MFJの基幹システムSAP R/3の構築にも携わった株式会社菱化システム(代表取締役社長:中村 三男、東京都中央区新川、以下 菱化システム)が担当します。このプロジェクトは15名のプロジェクトメンバーより結成され、2003年3月に本格稼動する予定です。

今回、MFJがSAP APO 3.0を採用した理由は、既に本格稼動している基幹システムSAP R/3との親和性(マスタデータの統一性と整合性)に加え、SAP
APO 3.0が、サプライチェーンプランニングツールとして高い将来性があると評価したためです。このプロジェクトで導入するSAP APOの製品モジュールは以下のとおりです。

  • 需要計画を実行するDP(Demand Planning)
  • 需給連鎖計画のSNP(Supply Network Planning)
  • 生産計画/詳細計画のPP-DS(Production Planning-Detail Scheduling)

今後、菱化システムは、MFJをはじめとする三菱化学グループ関連会社30 社におけるSAPの導入ノウハウと、そこで培われたテンプレートおよび導入方法を活用し、SAP導入パートナーとして、SAPジャパンと連携しながら、製造業を中心にSAPの導入支援サービスを展開する予定です。

以上

MFJの基幹システムSAP R/3プロジェクトに関して
MFJはまず、mySAP SCMプロジェクトに先駆け、2001年7月に基幹システムとしてSAP R/3の導入を行いました。MFJがSAP R/3を導入した背景には、経営トップが不確実性の時代に対応できるスピードのある経営を実現するために、IT投資が不可欠と判断したことがあります。SAP R/3の導入により、基盤を固めることで、計画系のシステムで活用されるデータや業務プロセスのインフラを整備しています。MFJのSAP R/3システムは、財務会計(FI,)、管理会計(CO), 販売管理(SD)、在庫・購買管理(MM)、生産計画/管理(PP)、人事管理(HR)、BW(データウェアハウス)を同時に導入するビッグバン導入でした。プロジェクトは、約20名から成り、2000年1月から2001年6月の約1年半で基幹システム全体を構築しました。

SAP R/3導入の目的は以下の3つでした。

  1. IT基盤として足腰のしっかりとした基幹システムの構築
  2. 月締処理時間の短縮
  3. 日次収益性分析

また導入によって得られた効果として主に以下の3つがあがりました。

  1. 複数存在したレガシーシステムが一本化されたことによるシステム間不整合の解消
  2. 月締処理を9日から5日に短縮
  3. 収益性分析のリアルタイム化

化学業界でのSAP APOの実績に関して
現在、SAP APOは、SAP R/3と同様に化学業界で幅広く使われており、現在数社の化学メーカーのお客様がプロジェクトを進行、あるいはご検討をいただいております。

菱化システムについて
菱化システムは、1970年に三菱化学の情報システム部門より独立し、以来三菱化学グループの情報サービス会社として活動しています。また豊富な業務知識をベースにグループ外会社のシステム構築を幅広くサポートしてきました。今後グループ内で培ったSAPのノウハウをテンプレート化し、トータルソルーションとして販売していく予定です。当面の対象モジュールは、会計(FI/CO)・販売(SD)・購買(MM)・生産管理(PP)です。( http://www.rsi.co.jp

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、18,000以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに950社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp

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