SAPジャパンと日本IBM日本のe-ビジネス市場拡大に向け、戦略的協業を強化

2002年7月24 日 by SAP News 0

TokyoSAPジャパン(社長・藤井 清孝、本社・東京都千代田区)と日本IBM(社長・大歳卓麻、本社・東京都港区)は、国際競争力向上の手段としてe-ビジネスを展開していく企業のITインフラを提供していくため、両社の協業関係をさらに強化していきます。協業の分野を従来のSAP R/3というERPの分野から、mySAP CRMやmySAP SRM、mySAP SCMなどの全ソリューション領域に拡大し、さらにサービス、ソフト、ハード並びに全産業で包括的な協業を強化し、IBMのデータベースDB2や高性能サーバーe-server などを拡販していきます。

具体的な協業内容は以下の通りです。

  1. ソリューション分野での協業範囲拡大
    ERP分野におけるSAPソリューションの品質向上のため、SAPジャパンと日本IBMが2001年2月に設立し、共同で運営しているSAC(Strategic Alliance Center)を発展させ、mySAP.comソリューションすべての支援機能を拡張することにより、CRM、SRM、SCMの共同デリバリー体制を構築します。また、日本IBMではSAP R/3および各ソリューションのコンサルタント、営業・技術サポートなどのサービス要員を2002年内にトータルで延べ700名に増員します。
    CRM、SRM、SCMの分野においても、日本IBMでSAPのソリューション群の販売を開始します。両社で専任のスタッフを設置し、教育プログラムや技術・営業面で協力していきます。特にCRM分野での協業については、ERPを導入済みの企業がCRMソリューションの導入の検討している際、日本IBMとSAPジャパンの両社が技術・営業面などで協力して、ERPとCRMを連携させるサービスを提供します。
  2. 顧客規模・業種・地域各分野におけるカバレッジの拡大

    ①中堅企業向けの分野
    日本IBMのETSC(ERP Template Solution Center)ソリューションのコアである業務テンプレート「SMOOTHテンプレート」を両社で拡販し、中堅企業のお客様にmySAP.comソリューションを短期間で低コストかつ高品質に提供していきます。また日本IBMは、中堅企業のお客様を対象としたSAPソリューションの専門サポートを強化していきます。

    ②金融・公共・公益など業種向けの分野
    製造業をはじめとする既存のお客様にはもちろん、金融や公共など新規のお客様に対しても両社のノウハウを持ち合って、営業協力やソリューション開発の技術支援などを推進していきます。
    公益分野では、SAPが開発する電力会社向け業務管理システムの開発プラットフォームにDB2を採用し、日本IBMからハードウェアの提供と開発への参加を行います。

    ③地域ごとにおける協業
    各地域の組織ごとでも連携を進めていき、現行の関西地区に加え、中部地区でSAPジャパン名古屋支社との協業として日本IBM中部支社内にSAP専任のチームが発足しました。

  3. サービス分野における戦略的協業推進

    ①e-ビジネスホスティング分野
    昨年8月に両社および三菱商事株式会社、株式会社アイ・ティ・フロンティアが協業でERP運用センターを立ち上げました。さらに今回、適合性分析および選定におけるプロトタイピングを行う機器環境を提供する「R/3プロトタイプ機提供サービス」や 災害時等に低コストにてバックアップ体制を実現するための「BRS(ビジネス・リカバリー・サービス)」、バージョン・アップ時等の必要な期間のみ資源を提供する「R/3サーバー期間限定提供サービス」などの付加価値メニューをそろえ、SAPシステムの運用サービスを強化しました。

    ②AMSサービス事業における戦略的な協業
    システム導入後のお客様に対するIBMのサービスであるAMS(Application Management Services)により、お客様のライフサイクル全般をサポートする総合力とSAPの製品機能やコンサルタントによるノウハウを有機的に組み合わせ、継続的に質の高いサービスを提供していきます。

  4. ソフトウェア分野における戦略的協業推進
    SAPジャパンはDB2をmySAP.comの標準データベースと位置付け、両社で営業面、技術面の協業を推進します。そのため、日本IBMは「SAP DB2営業支援チーム」と「SAP DB2技術チーム」を設置します。また、mySAP.comを中心としたシステム環境のあらゆる運用管理、セキュリティー、ストレージソリューションを提供する「Tivoliソフトウェア」についてもmySAP.comとの組み合わせを両社で推進していくため、同様の体制を整えていきます。
  5. ハードウェア分野における戦略的協業推進
    mySAP.comのプラットフォームとして多くの実績を持つIBMの高性能サーバー「e-server」、ストレージ「エンタープライズ・ストレージ・サーバー(ESS)」のさらなる拡販に向けて、日本IBMにSAPビジネスに特化した「SAP e-server/ Total Storage営業支援チーム」を新設します。当チームでは、 e-server全シリーズとESSの専任営業、技術サポート、マーケティングで構成され、SAPジャパンとの共同提案活動、セミナーをはじめとするマーケティング活動を行っていきます。

SAP AGとIBMコーポレーションは1999年12月、SAPが提供するe-ビジネス・プラットフォームである「mySAP.com」に関するグローバル・パートナーシップ契約を結び、全世界でさまざまな共同プロモーションなどの協業を進めています。両社はまた2001年6月に「長期的かつグローバルな戦略的提携拡大」を共同で発表しており、今回の発表は、こうした両社の提携関係を一層推し進めるもので、日本における戦略的関係の中核となるものです。

両社はまた、業界別ソリューションや業界共通ソリューションのセミナーや経営者を対象としたエグゼクティブセミナーを共同実施するほか、両社相互の教育を徹底し、両社の共通するパートナー支援を含んだ関係を強化しつつ、日本企業の国際競争力向上を支援していきます。

以上

IBM、DB2、e-server 、TivoliはIBM Corporationの米国およびその他の国における商標です。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、18,000以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに950社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。 (http://www.sap.co.jp

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