国連がSAPのテクノロジーを利用してグローバル・コンパクト・ポータルを構築

2002年10月4 日 by SAP News 0

オンライン・フォーラムにより参加団体を結び付け、企業の模範的行動を促進

Tokyo【ニューヨーク発2002年9月26日】SAP AG(NYSE:SAP)は本日、「コーポレート・シチズンシップ(企業市民性)」を促進する組織である国連のグローバル・コンパクト事務所(GCO)が、SAPのテクノロジーを採用してウェブポータルを開設した、と発表しました。このポータルの目的は、世界中からグローバル・コンパクトに参加する企業や団体が、e-ラーニングの推進や、対話と協力を通じて、コーポレート・シチズンシップを高め、責任ある国際化を推進していくことにあります。

グローバル・コンパクトのポータル(www.unglobalcompact.org)は、アプリケーション、データベースや保存文書、インターネット情報など、あらゆる種類の情報を管理するためのウェブベースの枠組みであるmySAPエンタープライズ・ポータル(以下mySAP EP)を使って構築されています。

グローバル・コンパクトに参加する企業や市民団体、労働者団体、各国政府、国連機関などの間で情報の流れを加速するためには、より柔軟性に富むダイナミックな技術的基盤が必要となります。国連はこうした要件を満たすものとして、mySAP EPを選択しました。mySAP EPのテクノロジーによって、参加団体はそれぞれの体験やケーススタディをオープンに共有することができ、継続的な改善に向けて意見や評価を求めることも可能になりました。このテクノロジーはまた、グローバル・コンパクトに参加している団体が全国的あるいは地域規模で持つネットワークに対し、自らの行動やイニシアティブ、そして習得した知識を発表するツールを提供します。こうしたネットワークは先進国と発展途上国の双方に広がっています。

グローバル・コンパクト事務所(GCO)は、コフィ・アナン国連事務総長が2000年7月に立ち上げたコーポレート・シチズンシップのイニシアティブをとる組織です。企業や国連機関、各国政府、労働者団体、市民団体を結集し、人権、労働、環境の3分野における9つの行動原則に基づき、積極的行動と協調を促進します。

グローバル・コンパクト事務所のジョージ・ケル事務局長は次のように述べています。「国連がこの種のポータルを設置するのはこれが初めてです。このポータルによって、強固な技術的基盤が構築され、分散化された重要なコンテンツや情報の作成と共有が促進されます。この結果、グローバル・コンパクトに世界中から参加する団体は、活動をともにし、互いに学ぶことができるようになります。世界中で続々と誕生しているグローバル・コンパクトの全国的/地域的なネットワークにとって、このポータルは外の世界に開かれた窓となるでしょう。」

mySAP EPは、共通のユーザ・インタフェースと容易に操作できるフレームワークを備えており、関連情報の整理や公開、迅速な検索に役立ちます。mySAP EPはまた、利用者の役割や関心に応じたコンテンツ配信を可能にします。グローバル・コンパクトに参加する企業は、模範的行動の実例を毎年提出することを義務付けられていますが、そうした実例を送信し、ほかの参加団体や一般公衆からの意見を聴取するための単一のインタフェースがパスワードで保護された形で用意されています。

アフリカン・インスティテュート・オブ・コーポレート・シチズンシップ(African Institute of Corporate Citizenship)のモケティ・モシュシュ(Mokhethi Moshoeshoe)ディレクターは、「グローバル・コンパクトの新しいポータルにより、先進国、発展途上国双方のビジネスリーダーやその他の関係者の間でより効果的な意志の疎通が実現し、責任ある企業活動と持続可能な発展が推進されると期待しています。こういったコミュニケーションは、協調や対話、模範的行動の普及を推進するうえで不可欠です」と語っています。アフリカン・インスティテュート・オブ・コーポレート・シチズンシップは、南アフリカに拠点を置き、グローバル・コンパクトの活動に積極的に参加しています。

mySAP EPは、情報の検索にかかる時間を大幅に短縮し、これまでは時間のかかっていたコンテンツの管理プロセスを自動化します。グローバル・コンパクトのポータルの利用者は、毎月数千人に上ると予測されています。

SAPのエグゼクティブ・ボードメンバーであるシャイ・アガシ(Shai Agassi)は、「世界のネットワーク化が進むにつれ、公的機関と民間団体が協力し、未来の世代のために持続可能なグローバル社会を構築することの重要性がこれまで以上に高くなっています。SAPはグローバル・コンパクトの参加企業として、国際的な対話の重要性を認識しており、当社のエンタープライズ・ポータル・テクノロジーがグローバル・コンパクトの成果に貢献できると考えています」と述べています。

グローバル・コンパクト・ポータルはSAPの寄付により実現しました。

このたびの発表は、グローバル・コンパクト事務所のジョージ・ケル事務局長とSAPのエグゼクティブ・ボードメンバーであるシャイ・アガシが共同でニューヨークにおいて行いました。

国連グローバル・コンパクトについて
国連グローバル・コンパクトは、コフィ・アナン国連事務総長が2000年7月に発足させた、コーポレート・シチズンシップ(企業市民性)を促すイニシアティブです。グローバル・コンパクトは、国連機関、世界の労働者団体、市民団体などと企業を連係させ、人権、労働、環境の3分野における9つの行動原則を促進するために活動しています。企業がこの行動原則をビジネス活動に取り入れるよう促すことにより、より包括的でかつ持続可能な国際経済の発展を目指しています。発足以来、世界各国から数百にのぼる企業がグローバル・コンパクトへの参加を表明しています。

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120カ国、18,000以上の企業、50,000サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

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