SAP、2002年第4四半期および通年の業績を発表―その1

2003年2月3 日 by SAP News 0

通年の営業利益率が大幅に増加
通年の売上は微増の74億ユーロ
市場シェアは拡大を続ける
ビジネス・ソフトウェア・アプリケーションのベンダーとして米国でナンバーワンの座に

Tokyo

このプレスリリースはSAP、2002年第4四半期および通年の業績を発表―その2へと続きます。

(本リリースは、1月30日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです。)
*下記の日本円表示は、1月30日現在の為替レート:1ユーロ=128円として計算

e-ビジネス・ソリューションのリーディング・プロバイダであるSAP AG(NYSE : SAP)は本日、2002年12月31日を決算日とする第4四半期および通年の暫定的決算報告を発表しました。

2002年通年について、社員持株制度適用前および重要な買収に伴う費用計上前の営業利益は前年比15%増の17億ユーロ(約2176億円)となりました(2001年=15億ユーロ:約1920億円)。同じく社員持株制度適用前および重要な買収に伴う費用計上前の2002年通年の営業利益率は、ほぼ3パーセンテージポイント増の22.7%となりました(2001年=20%)。

2002年通年の総売上は1%増の74億ユーロ(約9472億円)となりました(2001年=73億ユーロ:約9344億円)。固定為替レートでの総売上は6%増となります。2002年通年のライセンスおよび保守関連の売上を含む製品売上は47億ユーロ(約6016億円)でした(2001年=47億ユーロ:約6016億円)。このうちライセンス関連の売上は23億ユーロ(約2944億円;2001年=26億ユーロ:約3328億円)、保守関連の売上は24億ユーロ(約3072億円;2001年=21億ユーロ:約2688億円)でした。2002年通年のコンサルティングおよびトレーニング関連の売上は、それぞれ22億ユーロ(約2816億円;2001年=21億ユーロ:約2688億円)と4億1400万ユーロ(約530億円;2001年=4億6600万ユーロ:約596億円)でした。

ライセンス関連の自社売上からの判断によると、SAPは2002年に市場シェアを大きく拡大しました。年間ライセンス収入に基づく当社の世界中での市場シェアは、2002年に50%に達しました。これは当社が2001年に達成した41%から9パーセンテージポイントの増加となります。

2002年通年のEBITDA(利子・税金・減価償却および割賦償還を差し引く前の利益)は18億ユーロ(約2304億円)でした(2001年=16億ユーロ:約2048億円)。

2002年通年の純利益は5億900万ユーロ(約652億円;2001年=5億8100万ユーロ:約744億円)、1株あたり利益は1.63ユーロ(約209円;2001年=1.85ユーロ:約237円)でした。特別利益、重要な買収に伴う費用、Commerce One関連費用およびその他の少数株式投資の減損費用を除いた2002年通年の純利益は21%増の10億ユーロ(約1280億円;2001年=8億5100万ユーロ:約1089億円)、1株あたり利益は3.29ユーロ(約421円;2001年=2.70ユーロ:約346円)となりました。

2002年に当社が生成したフリー・キャッシュフロー(営業キャッシュフローから資本支出を差し引いたもの)は14億ユーロ(約1792億円)に達し、2002年12月31日時点での流動資産額は12億ユーロ(約1536億円)でした。

当社は2002年に2億7900万ユーロ(約357億円)相当の自社株買戻しを行いました。2002年5月の株主総会で承認された買戻し計画に基づき、今後数ヵ月にわたってさらなる買戻しを行う予定です。これまでと同様、当社は該当する法規に基づき、特にドイツの法律が定める通り株価に重大な影響を及ぼさない方法ですべての自社株買戻しを行います。

2002年通年におけるヨーロッパ・中東・アフリカ地域(EMEA)での売上は7%増の41億ユーロ(約5248億円;2001年=38億ユーロ:約4864億円)となりました。EMEA地域の大半で依然として厳しい経済状況が続いているものの、当社は引き続き優れた業績を上げています。特にSAPの本社があるドイツ市場では、前年比10%増と好調な売上を達成しました。南北アメリカ地域での2002年通年の売上は8%減の25億ユーロ(約3200億円;2001年=27億ユーロ:約3456億円)となりました。

しかし、固定通貨レートでの同地域の売上は2%増でした。これは米国における当社の競合企業と比較すると優れた業績です。さらにSAPはライセンス売上から判断すると、米国での市場シェアをさらに拡大し、ビジネス・ソフトウェア・アプリケーションのベンダーとして米国のトップに立ちました。アジア・太平洋地域(APA)での2002年通年の売上は2%増の8億6200万ユーロ(約1103億円;2001年=8億4100万ユーロ:約1076億円)でした。固定通貨レートでのAPA地域の売上は日本での好業績に支えられて9%増となりました。固定通貨レートでの日本の売上は22%増でした。

「2002年の厳しい経済環境において当社が成功を収めたことは、ビジネス・ソフトウェアの分野で引き続きリーダーシップを発揮し、同時に競争優位性を獲得するという当社の能力を示すものです。刻々と進化する顧客からの要求に対応し、技術を活用して真のビジネス・ソリューションを提供できたことによって、当社は成功を収めました。先ごろ発表したEnterprise Services ArchitectureとSAP NetWeaverによって、企業は既存のソフトウェア投資からさらなるビジネス価値を引き出し、総所有コスト(TCO)を削減することができます。既存顧客と新規顧客の双方に対して今後ビジネス・ソリューションを販売していくうえで、SAP NetWeaverがその推進力になると確信しています。」とSAP AGの共同会長兼CEOのハッソ・プラットナー(Hasso Plattner)は述べています。

「不安定な環境にもかかわらず、優れた業績を上げられたことを嬉しく思います。重要な地域、中核となるソリューション分野で引き続き市場シェアを拡大することができました。諸経費や第三者費用に対してターゲットを絞った原価管理を行い、組織のスリム化を図ることで利益率が改善されました。」とSAP AGの共同会長兼CEOのヘニング・カガーマン(Henning Kagermann)は述べています。

2002年第4四半期の総売上は前年同期比2%減の22億8000万ユーロ(約2918億円;前年同期=23億2000万ユーロ:約2970億円)でした。固定通貨レートでの当四半期の総売上は前年同期比5%増でした。

「この第4四半期を通じて案件あたりの金額は縮小しましたが、顧客の取り組み方はより大規模かつより戦略的なものとなっています。このような傾向は、『信頼できる』パートナーとだけ提携したいという顧客の要望の表れだと確信しています。ここで言う『信頼できる』パートナーとはすなわち、顧客のミッション・クリティカルなビジネスニーズを満たせることが明らかなパートナー、そして財務的に安定し、変革を継続し、強力な技術ソリューション、サービス、そしてサポートを組み合わせた完全なソリューションを提供できるパートナーにほかなりません。」とカガーマンは述べています。

2002年第4四半期の純利益は4億7400万ユーロ(約607億円;前年同期=3億1900万ユーロ:約408億円)、1株あたり利益は1.52ユーロ(約195円;前年同期=1.02ユーロ:約131円)でした。特別利益、重要な買収に伴う費用、Commerce One関連費用およびその他の少数株式投資の減損費用を除いた当四半期の純利益は19%増の4億9200万ユーロ(約630億円;前年同期=4億1300万ユーロ:約530億円)、1株あたり利益は1.58ユーロ(約202円;前年同期=1.31ユーロ:約168円)となりました。

2002年第4四半期におけるEMEAでの売上は7%増の13億ユーロ(約1664億円;前年同期=12億ユーロ:約1536億円)となりました。南北アメリカ地域での当四半期の売上は17%減の7億2100万ユーロ(約923億円;前年同期=8億6400万ユーロ:約1106億円)となりました。しかし、固定通貨レートでの同地域の売上減少は1%にとどまりました。APA地域での当四半期の売上は7%増の2億6500万ユーロ(約339億円;前年同期=2億4800万ユーロ:約317億円)でした。固定通貨レートでの同地域の売上は16%増でした。

2002年第4四半期における製品売上は16億ユーロ(約2048億円;前年同期=16億ユーロ:約2048億円)でした。このうちライセンス売上は9億5800万ユーロ(約1226億円;前年同期=10億ユーロ:約1280億円)、メンテナンス売上は6億2800万ユーロ(約804億円;前年同期=5億7300万ユーロ:約733億円)でした。当四半期のコンサルティング売上とトレーニング売上は、それぞれ5億7500万ユーロ(約736億円;前年同期=5億7200万ユーロ:約732億円)と9200万ユーロ(約118億円;前年同期=1億1700万ユーロ:約150億円)でした。

フルタイムに換算した従業員数は2002年12月31日現在28,797人と、2002年9月30日時点に比べて112人減少しました。

2002年第4四半期のmySAP CRM(カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)に関連するソフトウェアの売上は前年同期比5%増の約2億500万ユーロ(約262億円;前年同期=1億9600万ユーロ:約251億円)に達し、ソフトウェアライセンス売上全体の21%を占めました。mySAP SCM(サプライチェーン・マネジメント)関連のソフトウェアの売上は前年同期比20%減の約1億8600万ユーロ(約238億円;前年同期=2億3200万ユーロ:約297億円)となり、ソフトウェアライセンス売上全体の20%を占めました。これらの売上には、単体のソリューション契約による売上に加え、統合ソリューション契約による売上のうち、使用状況の調査に基づいて計算した割り当て分が含まれています。

見通し
政治的、経済的に予測のつかない環境が続くものの、当社は2003年にも市場シェアの拡大と利益率の向上を継続できると予想しています。売上の増加を控えめに見積り、コスト削減を継続し、また顧客の購買パターンが通常の季節変動の枠内に留まるものとして、当社は2003年の社員持株制度適用前および買収に伴う費用計上前の営業利益率が2002年から約1パーセンテージポイント増加すると予想しています。社員持株制度適用前および買収に伴う費用と減損関連の費用を計上する前において、2003年の1株あたり利益は3.45ユーロ(約442円)から3.60ユーロ(約461円)の範囲になると予想しています。

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