システム障害を未然に防止し、可用性、性能を向上「HP-SAPジョイント・ソリューション・アセスメント(JSA)」を提供開始

2003年3月26 日 by SAP News 0

-ハードウェアからアプリケーション上のビジネス・プロセスまでをカバーするエンド・ツー・エンドの調査・診断サービス-

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 清孝)と日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都品川区、社長:高柳 肇、以下日本HP)は、「HP-SAPジョイント・ソリューション・アセスメント(以下JSA)」の提供を本日より開始することを発表します。このサービスは、システム障害の未然の防止と可用性および性能の向上を目的に、両社が共同でお客様のコンピュータ・システムの状態や運用方法を調査・分析するアセスメント・サービスです。

JSAは、日本HPのプラットフォーム上でSAPのアプリケーション(UNIXおよびWindows対応版)を活用しているお客様に対し、ハードウェアからアプリケーション上のビジネス・プロセスに至るエンド・ツー・エンドのアセスメント・サービスを提供するものです。お客様は両社が提示する改善案に基づくアクションプランを実施することで、システムが抱える問題を的確に解決でき、また将来の安定したシステム稼動に備えることが可能となります。
両社はJSAをアセスメントと最適化サービスからなる主要サービスとして提供していく考えで、提供価格は550万円からです。

<JSA提供の背景>
コンピュータがあらゆるビジネスの基盤となっている現在の経済環境においては、コンピュータ・システムのトラブルやダウンは企業に多大な損失をもたらします。こうした計画外のシステムダウンは年間平均13.13回に上り、これに伴い企業が被る減収額は年間平均約10億円に達しています注1)。このため、システムの可用性を阻害する要因を事前に把握するアセスメント・サービスの重要性が指摘されていました。同時に、システムのボトルネック等を事前に検知し処理能力やデータ量を常に最適な状態に保つことで、過剰なIT資源投資を抑制しTCO(総保有コスト)を低減させる必要性も指摘されていました。

日本HPは従来から、コンピュータ・システムの可用性や性能向上のためのアセスメント・サービスとして「運用環境ヘルスチェック」を提供しています。同サービスは、HPが提供しているハードウェア、OSといったプラットフォームにとどまらず、サポート、変更管理などのプロセスまでを、お客様へのヒアリングや実際の調査に基づいて分析し、これを元に報告書を作成、問題点について改善のための提案を行うというものです。
一方、SAPジャパンも従来から同様のサービスとして「SAPソリューションマネジメントアセスメント」を提供しており、プラットフォームとのインタフェースからアプリケーション上のビジネス・プロセスに至るアプリケーション層を対象にアセスメント・サービスを提供し、SAPソリューションの安定稼動を支援してきました。

しかし現在、SAPのアプリケーションの47.7%はHPのプラットフォーム上で稼働しており注2)、両社が一体となったアセスメントへのニーズが高まっていました。そこで、両社がこれまで提供してきたサービスの手法、ノウハウを組み合わせ、両社のエンジニア・チームが一体となってサービスを提供することにしたものです。JSAによって、お客様はプラットフォームからアプリケーション上のビジネス・プロセスに至るエンド・ツー・エンドのアセスメントを受けることが可能となります。

<JSA実施手順>
JSAは、事前リモート分析からオンサイト訪問による実際のアセスメント作業、その後の評価、報告会で構成されます。

  1. リモート分析  主にSAPジャパンのサポートコンサルタントがオンサイトの約1週間前に、リモートによりお客様のシステムの状況を確認、分析します。
  2. オンサイト訪問  両社のエンジニアが共同で、お客様の事業の概要およびシステム概要などをヒアリングおよび分析するとともに、SAPジャパンのサポートコンサルタントがアプリケーションに特化したビジネス・プロセス分析を行い、改善方針を提示します。
  3. 評価、報告会  両社のエンジニアが分析結果を具体的な数値として詳細に評価・分析し、改善に向けた具体的なアクションプランおよび最終レポートを提出します。さらにフォローアップとして最終報告会を開催し、改善のためのアクションプランの実施フェーズに移行します。

<JSAの特徴>
JSAは以下のような特徴を備えています。

  1. 的確な問題点の把握と対策が可能
    ハードウェアからアプリケーションに至るまで、SAPジャパンおよび日本HPが連携しながら責任を持ってアセスメントを行うため、システムが抱える問題点や課題をエンド・ツー・エンドで的確に把握し、それに対して的確な改善を行うことができます。

  2. 複雑なシステム管理が可能に
    お客様のもっとも重要なビジネス・プロセスにフォーカスしてアセスメントすることで、複雑なシステム構成からなる場合でも全体のビジネス・プロセス管理が容易となります。

  3. データの統合と整合性を確認
    ソリューションという見地から、SAPのアプリケーションおよびSAP以外のアプリケーションも含めて全システムにフォーカスしてアセスメントするため、データ統合やその整合性が確認できます。

  4. パッケージ・サービスによるスケール・メリットを実現
    個別のコンサルティング・サービスとは異なり、パッケージ・ソリューションとして提供するため、短期間・低価格での導入が可能です。また、SAPの世界の約2万に上る導入事例を参照した報告書により、既存のシステム改善ノウハウも導入することができます。

なお、米HPと独SAPは2002年秋にワールドワイドの共同プロジェクトとしてすでにJSAを発表しており、既に欧米で導入の実績を持っています。

*1:出典: Find/SVP 1999, Fortune 1000 companies

*2:SAP Japan Customers & Partners Installation News, 2002年6月30日版を基にhpにて集計

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、19,300以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,000社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp

日本ヒューレット・パッカード株式会社について
ヒューレット・パッカード(HP)は、コンシューマ及び企業向けの様々な製品、技術、ソリューション、サービスを世界規模で提供するリーディング・カンパニーです。HPが提供する製品、サービスはITインフラストラクチャからパーソナル・コンピューティング、アクセス・デバイス、グローバル・サービスおよびイメージング&プリンティングまで多岐にわたります。HPは、2002年5月3日をもって、コンパック・コンピュータ・コーポレーションとの合併を完了しました。合併後の新会社は、2001年度の売上げが合計約811億ドル、世界160ヶ国以上で事業を営んでいます。HP及びその製品に関する情報は、ホームページ (http://www.hp.com/) に掲載されています。

日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)はHPの日本法人です。日本HPは2002年11月1日をもってコンパックコンピュータ株式会社との合併を完了しました。詳細は、弊社のホームページ (http://www.hp.com/jp/)をご覧ください。

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