テレビ朝日、SAP R/3の導入により、連結子会社の会計システムの一元化を実現

2003年6月19 日 by SAP News 0

Tokyo全国朝日放送株式会社(代表取締役社長:広瀬 道貞、本社:東京都港区六本木、以下テレビ朝日)とSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、本社:東京都千代田区、以下SAPジャパン)は、テレビ朝日グループ14社の会計システム再構築に際し、SAPジャパンの提供するERP(統合基幹業務ソフトウェア)である「SAP R/3」が採用され、このたび導入が完了した、と発表しました。導入コンポーネントの範囲は、財務会計と管理会計を中心とする会計業務になります。

現在の放送業界は、BS/CS放送の展開や地上波デジタルなどのメディアの多様化、インターネットのブロードバンド化による通信との融合、さらに今後予想される規制緩和を背景とした大競争時代の到来など、劇的な経営環境の変化にさらされています。テレビ朝日は、これらの変化に対応し競争に打ち勝つため、グループの力を結集しグループ全体での投資の最適化と利益の最大化を目指すべく、連結経営システムの構築を推進しています。具体的には、①連結決算の迅速化・正確化、②グループ内事務処理コストの低減、③連結管理会計のための情報収集の仕組み構築の3点を方針に掲げています。

これまで、テレビ朝日グループの会計システムは、各社とも固有のシステムが導入されており、グループ間取引の金額のズレ、各社から上がってくる連結決算情報の不統一などにより、連結決算処理に相当の時間を要していました。今後の四半期決算対応を考えると現状のシステムではもはや限界であり、連結子会社間を統合した一元的な会計システムの構築が焦眉の課題となっていました。そこで、共通の会計システムとしてSAP R/3を導入し、各社からの連結会計情報収集の効率化・自動化を図ることとしました。

テレビ朝日が、連結子会社の共通会計システムとしてSAP R/3を選定した理由は、先ず「信頼性」と「導入の迅速性」の2点が挙げられます。さらにSAP R/3の製品コンセプトであるERPが、テレビ朝日の次期システム構築のコンセプトである「PRISM構想」に合致した点も挙げられます。PRISM構想のコンセプトのひとつは、情報の一元化を図り、業務ごとに異なったコンセプトのシステムが乱立することを防ぐことであり、SAP R/3の製品思想と通ずるものがあったからです。また、テレビ朝日本体の会計システム、グループの人事管理や固定資産管理システムの導入といった将来的なシステムの拡張性、ならびにテレビ局固有となっている業務を、SAP R/3の業務ロジックを用いてBPR(業務プロセスの革新)するという可能性にも期待してのことでした。

本プロジェクトは、テレビ朝日グループの連結子会社である14社を対象としたプロジェクトになります。2002年1月より業務要件の定義を行い、2002年7月にプロジェクトが正式に発足しました。このプロジェクトによって2003年4月に予定通り、連結子会社14社へのシステム導入が完了しました。連結子会社への導入にあたっては、SAP R/3のテンプレート機能(雛型)を用いました。まず、プロトタイプ2社に対して導入を行い、そのシステムをテンプレートとして他の12社に順次導入を行うことによって、非常にスムーズな展開が可能となりました。

なお、SAPジャパンではこの度の導入経験をもとに、2003年7月3・4日開催の「SAPPHIRE ‘03」の事例セッション(会場:東京フォーラム-東京都千代田区丸の内3-5-1、ホールB7-2、7月3日15:50-16:40)において、「放送ビッグバンを勝ち抜く新情報システムの環境」と題し紹介される予定です。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト (ERP) をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント (SRM) やサプライチェーン・マネジメント (SCM) 、カスタマーリレーションズ管理 (CRM) 、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、19,600以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp )

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