最新版「SAP SCM 4.0」を発表

2003年6月24 日 by SAP News 0

~「SAP APO」、「SAP EM」、および新機能の「SAP ICH」の3つの構成要素によって迅速なROI実現とTCO削減が可能~

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井清孝、 以下SAPジャパン)は、SAPのサプライチェーン・マネジメントソフトウェア「SAP SCM」の最新版「SAP SCM4.0」を発表しました。「SAP SCM4.0」は、導入企業とサプライヤ、ベンダー、パートナー企業に加えて、顧客をひとつのネットワークとしてマネジメントする適応型SCM(アダプティブサプライチェーンマネジメントソリューション)であり、包括的なサプライチェーン・ネットワークマネジメントを実現します。SAPのSCM製品は、2002年の国内のSCM市場においてシェア第1位を占めました。その最新版が、世界でのリリースにあわせて日本でも、SAPジャパンから今秋出荷される予定です。

今回新たに発表した「SAP SCM4.0」は、 ①「SAP Advanced Planning & Optimization (以下SAP APO) 」という計画系のコンポーネントに加え、②新機能の「SAP Inventory Collaboration Hub (以下SAP ICH)」、③「SAP Event Management (以下SAP EM)」の3つの機能を構成要素としています。「SAP ICH」は、企業とサプライヤが同一プラットフォーム上で在庫の補充を共同管理できる新しいWebベースのアプリケーションで、特に自動車・ハイテク・消費財産業のサプライヤ主導型在庫管理 (Supplier Managed Inventory、以下SMI)プロセスをサポートします。SMIのシナリオ導入に「SAP ICH」を活用することによって、導入企業、特に製造業者はインターネットを介してサプライヤと接続し、生産ラインまでさかのぼって将来的な需要や在庫の情報をより正確に共有できるほか、迅速な補充プロセスの遂行も可能になります。さらにSMIは、補充プロセスの自動化により効率性を向上し、メーカーやサプライヤの過剰在庫を削減します。

「SAP SCM4.0」の構成要素の一つである「SAP Event Management」は、調達プロセスやフルフィルメント・プロセス、製造プロセスに関するステータス管理機能を提供します。この予測パターンは主要サプライチェーン向けに設定された既成のシナリオを活用しているため、導入企業はサプライチェーン全体を幅広く統括でき、細かく監視できるほか、パフォーマンスの向上や、不測事態に対しても迅速に対応が可能となります。また導入企業は、イベント管理機能をより迅速に、効率よく導入することも可能になります。

「SAP SCM4.0」は、サプライヤからベンダー、パートナー企業、そして顧客に至る「商品の流れ」についての可視性の向上、継続的なサプライチェーンの改善を可能とします。このため「SAP SCM4.0」は、顧客サービスの向上やグローバルレベルでの在庫投資の削減、同時にサプライチェーン・プロセスのさらなる効率化を通して、迅速なROI(投資回収)の実現とトータルコストの削減に貢献します。「SAP SCM4.0」の開発は特に、組立製造業とプロセス製造業、消費財産業の業界に注力しています。

また、「SAP SCM4.0」を核としたSCMソリューション「mySAP SCM」は、統合アプリケーション・プラットフォーム「SAP NetWeaver」を基盤としています。これにより、「mySAP SCM」は.NETやJ2EEといった規格だけでなくSAPや他システムのサポートも可能になり、かつ連携したアーキテクチャの運用が可能となります。「SAP NetWeaver」は、統合に伴う課題を克服すると同時にカスタム導入の必要性をなくし、迅速な導入プロセスやTCO削減を実現します。例えば、新機能の「SAP ICH」は、「SAP NetWeaver」を介して製造業者の実行系システムや計画系システムとの統合も実現できるようになっています。さらに、「mySAP SCM」は、顧客企業がもっているリソースと戦略上の優先順位に応じて、段階的に追加導入することができます。

「mySAP SCM」は、SAPの顧客関係管理ソリューション 「mySAP CRM」、製品開発管理ソリューション「mySAP PLM」、戦略的購買管理ソリューション「mySAP SRM 」などとのシームレスな統合を通じ、エンド・ツー・エンド型のビジネスプロセスを包括的に管理する機能をもっています。企業全体をSCMで結び付けることにより、ハイコストなインターフェースへのニーズをなくすだけでなく、TCO全体の削減も可能になります。さらに、SAP CRMとSAP SCM間のプロモーションプランをリンクすることにより、ベンダー主導型在庫管理 (VMI: Vendor Managed Inventory) やサプライヤ主導型在庫管理 (SMI) 、トレード・プロモーション管理 (TRM: Trade Promotion Management) など、エンド・ツー・エンド型のビジネスシナリオが提供可能となります。

以上

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、19,300以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,000社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。詳細については、( http://www.sap.co.jp )をご参照ください。

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