「SAP Web Application Server6.30」の出荷開始

2003年11月4 日 by SAP News 0

革新的ユーザ・インターフェース・フレームワーク「Web Dynpro for Java」およびエンタープライズレベルのJava開発を実現する「SAP NetWeaver Developer Studio」などの新機能を追加

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井 清孝、以下SAPジャパン)は本日、アプリケーションプラットフォームである「SAP Web Application Server (エスエーピー・ウェブ・アプリケーション・サーバ、以下SAP Web AS) 」 の最新版「SAP Web AS6.30」の出荷を開始した、と発表しました。

近年、システム導入の迅速化とコスト低減が求められる中、アプリケーション開発段階において、既存の人材やシステムを活用しながら、ソリューションの設計・開発・導入・管理を効率化できるプラットフォームが求められています。「SAP Web AS6.30」は、そのような顧客の要求に応えて開発されました。

従来のアプリケーション・サーバは、アプリケーションの開発および実行環境としての役割を担っていました。「SAP Web AS6.30」は、これらの役割に加え、異種アプリケーションの実行・開発環境や、各種システムを統合する技術基盤をも提供します。

「SAP Web AS6.30」は、「SAP R/3」の開発言語ABAPに加え、Java 2 エンタープライズ (J2EE)コンポーネント開発が可能で、インターネットにおける標準技術に対応しています。J2EEに対応することにより、Javaの技術者は、SAP向けのプログラミングができるようになり、また、既存のJavaプログラムとSAPの技術との連携がこれまで以上に簡単になります。その結果、顧客企業は、アプリケーション構築において不可欠だったオープンかつ保証された互換性を持ったアプリケーション環境の構築を実現できるようになります。また、SOAPやHTMLなどの標準技術に準拠するなど、Webサービスを完全にサポート。インターネットを介したビジネスプロセスの構築が、飛躍的に簡単に構築可能になります。

また、「SAP Web AS6.30」では、革新的な高機能Webユーザ・インターフェース「Web Dynpro for Java」と、「Web Dynpro for Java」やJ2EEコンポーネントの大規模開発を実現する「SAP NetWeaver Developer Studio」の2つの機能も拡張されました。

現在、企業システムにおいては、ユーザ・インターフェースのWeb化によるシステム管理の簡素化が求められていますが、一方で、専用クライアント・アプリケーションの高機能性を実現するための多大な開発努力を強いられているという問題があります。「Web Dynpro for Java」は、Webアプリケーションが持つ簡素なシステム管理機能を実現しつつ、これまでのような専用クライアント・アプリケーションのような高機能性をも実現できる、革新的なWebアプリケーションベースのGUI開発・実行環境です。

「Web Dynpro for Java」は、「SAP R/3」や「mySAP Business Suite」などSAPのその他の業務システムから独立しています。「Web Dynpro for Java」は、Webアプリケーションの開発モデルであるMVC(モデル・ビュー・コントロール)モデルをベースに設計されています。MVCモデルでは、表示とビジネスロジックが分離されているため、「SAP R/3」などバックエンドシステムのアップグレードの影響を最小限に抑えることが可能です。さらに、J2EEコンポーネントやWeb サービスのためのユーザ・インターフェースとして利用することが可能なため、企業規模の包括的なユーザ・インターフェースとして利用・共通化することによって、生産性・運用性の向上を実現します。

「SAP NetWeaver Developer Studio」は、「Web Dynpro for Java」開発やJ2EEコンポーネントの大規模開発のための様々な開発ツール群を拡張した統合アプリケーション開発環境で、オープン・ソースの「Eclipse Platform」を基盤とします。「SAP NetWeaver Developer Studio」は、優れた柔軟性をもつ統合アプリケーション開発環境であり、J2EEコンポーネントのサポートなど、今日の変化のめまぐるしいビジネスニーズに応えます。

「SAP NetWeaver Developer Studio」による「Web Dynpro for Java」開発では、業務の観点からのモデリングによる開発が可能なため、開発工数を大幅に削減できます。「Web Dynpro for Java」開発において、開発者は「SAP NetWeaver Developer Studio」上でユーザの要件とユーザ・インターフェースの構成・遷移のモデリングを主体に開発するため、プログラム・コーディングを最小化することが可能です。このようなアプローチにより開発要件の定義をスムースに進め、実際のコーディングに関わる工数を大幅に短縮するので、結果として開発費用の削減を実現することが可能となります。

また、「SAP NetWeaver Developer Studio」は、EJB(エンタープライズ・ジャバ・ビーンズ)などのJ2EEコンポーネント開発ツールも提供しています。企業規模のJ2EEコンポーネントの設計・導入に携わる開発者は、開発を専門的にサポートする、使いやすい統合開発ツールを必要としています。「SAP NetWeaver Developer Studio」は、開発システムの機能を最大限に引き出す自動構築・修正サイクルや、効果的なグローバルテストに向けた集中テスト環境、また柔軟な変更管理をサポートしているため、J2EEコンポーネントの開発者は、多くの保守問題に煩わされずに独立系ベンダーのサードパーティ・コンポーネントを簡単に統合し、開発環境を拡大することができます。

「SAP Web AS6.30」は、実行環境、開発環境、技術基盤全てを提供するため、システム構築に関わるコスト低減と運用管理・統合の共通化を実現し、作業にかかる工数をも含めたトータル・コスト・オブ・オーナシップ(TCO)の削減が可能となります。また、SAPがこれまで培ってきた高い信頼性、スケーラビリティに加え、セキュリティを備えたアプリケーション環境の構築を実現する「SAP Web AS6.30」は、レガシーアプリケーションと業種アプリケーションの統合を含んだ導入・運用を支援。アプリケーション・ライフサイクルの全般にわたって生産性を飛躍的に向上させ、企業システム導入時のTCOの低減を実現します。

SAPジャパンでは、このような画期的な機能をもつ「SAP Web AS6.30」の投入により、既存の「SAP R/3」顧客企業のみならずJ2EEコンポーネント開発を行う様々な企業への積極的展開を図っていき、今後3年間で150社以上からの受注を計画しています。

以上

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト (ERP) をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント (SRM) やサプライチェーン・マネジメント (SCM) 、顧客関係管理 (CRM) 、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに120を超える世界各国の20,500社以上の企業で利用されており、そのユーザ数は1,200万人を超えています。企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しているSAPのソリューションは、日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用されており、日本企業における情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に幅広く貢献しています。

SAPジャパンの詳細については
http://www.sap.co.jpをご参照ください。

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