SAPジャパン国内銀行向け勘定系システムに本格参入

2004年2月2 日 by SAP News 0

~勘定系システム開発保守効率の抜本的効率化とフレキシブルなインフラを目指し~

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、東京都千代田区大手町、以下SAPジャパン)は本日、銀行向けの勘定系システム(預金、融資、担保管理、為替、対内外決済、等)である SAP Core Banking(コア・バンキング)の日本市場への投入を発表いたしました。SAP Core Bankingは海外で実績があり、日本化作業を加速化させることによって、オープンプラットホーム上での日本における次世代銀行勘定系システムの提供を可能といたします。他産業ですでに証明されているSAPシステムの安定的な稼動を日本の銀行業界においても実現していく業界初の本格的ERPソリューションによる勘定系システムの製品化となります。

*1「日本化」:単に日本語化のみでなく、日本国内の銀行勘定系業務に完全に対応させるため、新たに開発を行っている。

SAPジャパンのERP(ヒト・モノ・カネ・情報の経営資源の管理、計画)を実現する統合基幹業務システムは、世界においては 21,600社以上、日本国内においては 1,100社以上での実績があります。これまでの世界的なベストプラクティスを踏まえ、このたびSAPジャパンが日本市場への投入を目指すのは、欧州における「ドイツポスト」や「UBS」に導入された銀行勘定系ソリューションである「SAPコア・バンキング・モジュール」をベースとして、国内勘定系のシステム要件を加えた統合基幹業務ソリューションです。開発にあたっては、昨年中すでに機能レベルのフィット・ギャップ(国内勘定系システム要件に対するSAPコア・バンキングの仕様比較)を終え、海外にあまり類のない「総合口座管理」や「住宅ローンのボーナス支払い」などの日本独特な商習慣についても対応していく予定です。

現在国内の銀行においては、従来からの手作りによる膨大なシステム化投資を回避すべく共同化の動きがあります。SAPジャパンは、多業種共通のITインフラを国内銀行業界向けにパッケージとして提供することにより、個別の開発投資や運用コストにおける大幅なコスト低減と工数削減を実現可能とします。加えて、「SAPコア・バンキング・モジュール」では、ハードウエアを選ばないオープンなプラットフォームでの運用が図られるため、従来の常識を破る次世代勘定系システムの実現が可能となります。

今回の日本化にあたっては、製品における基本機能部分についてはSAP AG(製品開発元)が担当しますが、SAPジャパンと趣旨にご賛同いただいた日本国内のSAPサービスパートナーが共同で国内の銀行において将来必要となるプロセスや機能の定義をテンプレート化(事前パラメーター設定済みシステム)すること等によって、開発効率を画期的に向上させる計画です。

SAPコア・バンキング製品については、次のとおりです。
1. SAP勘定系(コア・バンキング)ソリューションの特徴
(1) 顧客ニーズにあったアーキテクチャ
一般の勘定系に見られるような、金融商品中心型のデータ構造ではなく、顧客データ中心型のデータ構造を採用。「勘定系」 「情報系」 といった概念を払拭し、CRMや管理会計とのリアルタイムでの密接な連動が可能となります。

(2) フェーズド・アプローチによる部分導入が可能
コア・バンキングを フルバンキング機能として同時に導入することも可能ですが、お客様のご要望に応じて必要なコンポーネント、モジュール群を組み合わせることで部分的な導入、例えば融資のみ)を実施することが可能です。

(3) パラメータ選定による柔軟な業務機能設定と容易な保守の実現
提供ソリューションをお客様の業務・機能要求に適合させる作業は、原則として標準提供ソフトウェアのパラメータ設定により実施します。例えば、新ローン商品の追加等も、商品定義、金利条件、返済条件等をパラメータ設定することで、短期間で実施することが可能です。

(4) プラットホームは完全なオープン系対応
コア・バンキングをはじめ、SAP製品の稼働する、インフラは特定のベンダーに依存しない完全なオープン系対応です。OSは、AIX、HP-UX、Solaris、Windows 2000/2003、OS/400、Linux、zOS(OS390)、DBとしては、Oracle、SQL Server、DB2、Informix と、一般的に考えられる OS / DBMS の組合せをほぼ網羅しています。

2. 開発スケジュール

  1. 2004年1月~2005年中頃 国内勘定系不足機能/テンプレート開発
  2. 2004年末 ~2006年中頃 限定銀行様向け導入プロジェクト
  3. 2005年中旬頃~ SAPコア・バンキング一般リリース

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。

すでに世界では120カ国、21,600以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp

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