世界最大の食肉加工会社タイソン・フーズがSAPの全面導入を決定

2004年6月3 日 by SAP News 0

経営課題解決のためにSAPが提供するITテクノロジーを積極的に活用

Tokyo【ルイジアナ州ニューオーリンズ発】 - SAP AG (NYSE: SAP、以下SAP) は現地時間5月11日、Tyson Foods, Inc.(以下タイソン・フーズ)が、事業間の情報の統合と標準化、そして業務効率を最大化するために、同社のITテクノロジー・プラットフォームとしてmySAP Business Suite(マイエスエイピー・ビジネス・スイート)を採用した、と発表しました。
mySAP Business Suiteの全面採用により、タイソン・フーズは、顧客営業情報、調達と在庫管理業務の共有化、グループ統合財務情報管理のためのグループ内共通のしくみを構築します。さらに同社は、既存のSAP製品を導入するだけでなく、食品業界に特有の不定貫の機能開発に関し、SAPと協業します。

タイソンは、世界最大の牛肉・豚肉供給元であったIBPの買収に伴い、早急に異なるシステムを統合し、新しいITインフラを整える必要がありました。mySAP Business Suiteは、企業のさまざまなITインフラを統合するための統合アプリケーション・プラットフォームSAP NetWeaverが基盤となっています。SAP NetWeaverの一部であるSAP Master Data Management(SAP MDM)といったシステム連携のためのSAPツールを活用することで、グループ内の複数のITインフラ、アプリケーションで管理している体系の異なる製品(食肉コード)や顧客、仕入先などのマスタ情報の同期を取ることができるようになります。同社はすでにSAPの人事管理アプリケーションを導入しており、社員110,000人の人事情報を管理していますが、今回、タイソン・フーズは6,000人のユーザーを追加し、今後段階的にSAPの適応範囲を広げ、最終的には全社員がSAPを使う予定になっています。

タイソン・フーズの最高情報責任者(CIO)であるジェリ・ダン(Jeri Dunn)氏は、次のように述べています。「我々がSAPを選んだのは、グループ全体の最適化と、企業戦略の実現のために今までよりさらに積極的にテクノロジーを活用するためです。弊社のITテクノロジーの唯一の基盤としてmySAP Business Suiteを導入することにより、組織間の標準化が加速化され、将来に向けてグループ全体の競争力の強化を図ることができます。」

この度のSAP導入により、タイソン・フーズが改善できる業務は以下の通りです。
●プロモーション管理:SAP TPM( 販売プロモーション管理)により、販促費の管理を徹底、小売との協業による販促計画の立案を効率化し、総販売管理費、収益性、ROI等の指標によるプロモーションの評価・分析を行うことができます。SAPの受注管理やサプライチェーン、予算管理やデータウエアハウス、mySAP CRM(mySAP カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)機能を同時に活用することで、販促管理の計画から実施、評価までの全プロセスがすべてSAPの上で管理できます。結果として、社内ないしは小売に対し、販促に関する情報の可視化が実現します。

● 財務会計及び管理会計業務:SAPの財務管理アプリケーションは、財務会計処理と、収益や事業実績管理、収益性分析等の評価・分析を行います。企業内における戦略策定や現場の意思決定のために必要となる財務・事業情報の管理と、さらには、複数言語・通貨・勘定をまたがったグループ全体の情報の管理も可能となります。

● 調達業務:mySAP SRM(mySAP サプライヤー・リレーションシップ・マネジメント)を使い、全世界で統一された調達のしくみを構築します。外部のASPサービスを使わずに、自社内に入札機能を持つことにより、外部に対する支出を抑えながら、短期間で、調達費用を大幅に削減することができます。また、グループ全体でソーシングと調達のための共通基盤を持つことにより、グループ内のすべての事業において、コンプライアンスにまつわる管理の徹底や、調達経費の可視性が実現できます。

また、タイソン・フーズはSAPと協業し、SAPが現在消費財メーカー向けに開発中の不定貫機能を拡張します。この業界では、ケース単位で注文が入るのに対し、出荷は重量により管理する必要がありますが、世界のトップ消費財メーカーとテクノロジーリーダーが協業することで、SAPが本来持っているものとお金のリアルタイム連動が、不定貫という数重量の単位を持った場合でも実現されることになります。

SAPアメリカのCEO兼社長であるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、次のように述べています。「この度のタイソン・フーズとSAPとの関係強化は、SAPが、初期の段階からお客様と一緒に考え、将来にわたり、より付加価値の高い機能を提供することのできる企業であることを表しています。SAPは、業界のトップ企業と協業させていただくことで、経営の効率化をもたらし、利益の確保、顧客満足と高収益体質を実現させるための革新的な新しい業務アプリケーションを開発してまいります。」

タイソン・フーズについて
米国アーカンソー州スプリングデールに本社を置くタイソン・フーズ(NYSE:TSN)は、1935年に設立された世界最大の食肉加工・販売会社であり、総合食品企業としても、Fortune 500における世界第2位を占めています。同社は、米国をはじめとする世界80カ国以上で、さまざまなブランド名を用い、たんぱく質系の加工食品を製造・販売しており、さらには小売業と食品サービス業の業界リーダーとしても認知されています。米国内27州と世界22カ国に約12万人の従業員を擁し、約300の工場・事業所を構えています。

SAPジャパンにおける消費財業界への取組み
SAPジャパンでは、多数の消費財業界における導入実績を誇ります。消費財業界を今後も重点マーケットとして位置づけ、お客様ニーズを製品機能へ継続的に取り込み、最新ソリューションを提供していく方針です。

SAPについて
SAPは、ビジネス・ソフトウェア・ソリューションの世界的リーディングプロバイダーです。同社が提供するソリューションによって中堅企業からグローバル企業に至るまであらゆる規模の企業ニーズに対応しています。複雑性と維持管理総経費 (TCO)を低減し、ビジネスの変革と革新を促進するオープンな統合アプリケーション・プラットフォームである「SAP NetWeaver」を基盤とした「mySAPビジネス・スイート」ソリューションは、顧客関係の改善、パートナーとのコラボレーションの強化、サプライチェーンおよびビジネスオペレーションの効率化などで世界中の企業をサポートします。SAPの25業種におよぶソリューション・ポートフォリオは、航空宇宙産業から公益産業まで、さまざまな業種において効率的で独自のコアプロセスをサポートします。

SAPのソフトウェアは、すでに120を超える世界各国の22,600社以上の企業、76,100サイト以上で利用されており、企業内・企業間のあらゆるビジネス・プロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50ヵ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」の銘柄で取引されています。同社の詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

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