富士通、SAP AG、SAPジャパン、プラットフォーム分野のグローバル協業を強化

2004年6月15 日 by SAP News 0

~富士通の「FlexFrame」とSAPの「SAP NetWeaver」を活用し、TCOを削減~

Tokyo富士通株式会社(代表取締役社長:黒川 博昭、本社:東京都港区、以下 富士通)、SAP AG (会長兼CEO:ヘニング・カガーマン、本社:ドイツ ワルドルフ、以下SAP)、およびSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、本社:東京都千代田区、以下 SAPジャパン)の3社は、従来から推進してきたプラットフォーム分野でのグローバル協業をさらに強化します。
この3社は今後、富士通の「FlexFrame™ for mySAP Business Suite™」(以下FlexFrame)とSAPの「SAP NetWeaver™」をワールドワイドで提供していきます。この戦略的協業により、お客様におけるTCO削減を目指します。

【富士通とSAPの協業】
ERP(統合基幹業務パッケージ)をはじめとするビジネス・ソリューションの分野で、世界120カ国、20,000社以上のお客様への導入実績を持つSAPと、世界最高性能サーバ(注1)を含むプラットフォーム製品を提供する富士通は、2000年12月に「グローバル・テクノロジー・パートナー契約」を締結し、包括的な技術協力やノウハウ共有によってプラットフォームの高信頼化を推進しながら、世界で数多くのお客様におけるビジネス価値向上に貢献してきました。

この間、お客様のニーズの高度化に伴ってITも高機能化してきましたが、その結果、システムが複雑化し、導入、運用コストが増大するケースも散見されるようになりました。また、世界的に激化する競争環境の中で、ビジネスの変化に迅速に対応するために、業務やIT資源を容易に追加、変更できるシステムが求められています。
TCO削減と柔軟性向上というこの2つの課題を解決するために、富士通とSAPは、「FlexFrame」と「SAP NetWeaver」をそれぞれ提供しています。

【「FlexFrame」と「SAP NetWeaver」】
「FlexFrame」は、富士通の欧州関連会社である富士通・シーメンス・コンピューターズが開発した、ブレードサーバ、NAS(Network Attached Storage)、自律化、仮想化などのテクノロジーを駆使した、SAPソリューション向けの革新的な統合プラットフォームです。任意のSAPアプリケーションに対し、ハードウェアリソースを動的に割り当てることにより、システムの柔軟な拡張、可用性の向上、IT資源の有効活用などが可能となり、プラットフォームの導入、運用コストを大幅に削減することができます。欧州ではすでに約30社のお客様での導入実績があり、ドイツの大手自動車照明機器メーカーであるHella社では、30%以上のTCO削減を実現しています。

「SAP NetWeaver」は、SAPがIT投資の最適化と経営環境の変化への迅速な対応を両立させるべく開発した、異種混合のIT環境を統合するアプリケーション・プラットフォームです。SAPはESA(注2)のコンセプトを実現するために、この「SAP NetWeaver」に加え、「アダプティブ・コンピューティング・インフラストラクチャ」というコンセプトを提唱しました。「アダプティブ・コンピューティング・インフラストラクチャ」とは、ハードウェア資源を有効に活用し、動的に割り当てるインフラストラクチャです。これにより、顧客のIT環境の結合、合理化を実現し、既存のハードウェアに対して同時に発生する要求を効率的に処理することができます。

「FlexFrame」は、2004年5月、世界で初めてSAPの「アダプティブ・コンピューティング・コンプライアンス・テスト」に合格しました。これを機に、両社は新たな協業のフェーズに入り、世界中のSAP製品の導入企業に対し、シンプルで柔軟なプラットフォームを提供していきます。

【日本市場での取り組み】
富士通とSAPジャパンは、日本国内のパートナー契約にもとづいて、これまでも協業してきました。
今回、両社は、日本市場における「FlexFrame」と「SAP NetWeaver」の推進に関し、以下の活動を実施していきます。

  • 「FlexFrame」の国内での販売(富士通、2004年度下期より)
  • 日本のお客様に対し、「FlexFrame」や「SAP NetWeaver」を用いた提案、導入支援、運用支援などを行う「富士通NetWeaverソリューションセンター」の設立(富士通、2004年7月1日より)
  • 「富士通NetWeaverソリューションセンター」への技術支援、トレーニング(SAPジャパン)
  • 「FlexFrame」と「SAP NetWeaver」の提案パターンの作成と共同提案(両社)
  • 「FlexFrame」と「SAP NetWeaver」、その他製品(富士通のミドルウェア製品など)を含めた相互接続性、性能などの技術的な事前検証(両社)
  • セミナーなどのプロモーションの実施(両社) など

    【世界市場への展開】
    日本市場における取り組みを、今後、欧州、北米、東南アジアへも順次展開し、富士通とSAPの協業により、2005年末までに世界で300システムの販売を目指します。

    【ネットワーク・アプライアンス様のコメント】
    富士通の「FlexFrame」、SAPの「NetWeaver」およびNetAppのNAS製品を組み合わせることによって、新しい戦略的ソリューションが市場に提供されます。このような優れたソリューションを、富士通、SAP AG、およびSAPジャパンと共同展開できることについて、非常に喜ばしく思っています。NetAppのシンプルで汎用的なNASソリューションは、SAP R/3環境構築において、従来型ストレージ・インフラと比べ、飛躍的な柔軟性向上とTCO削減効果をもたらします。

    ネットワーク・アプライアンス社 社長 トーマス・メンドーザ

    【「SAPPHIRE(サファイア) ’04」への出展について】
    「FlexFrame」と「SAP NetWeaver」は、6月17日および18日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて開催されるSAPジャパン主催の展示会「SAPPHIRE ’04」に出展します。

    注1:世界最高性能サーバ:富士通のUNIX®サーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)2500」は、2階層SAP標準アプリケーションSD(Sales and Distribution:販売管理)ベンチマークテストで、同時アクセス13,000ユーザの世界最高記録を達成、保持しています。
    セントラルサーバ:PRIMEPOWER2500(SPARC64™Ⅴ, 1.3GHz, L2 cache 2MB, main memory 512GB, 128CPU)、同時アクセスユーザ数:13,000ユーザ、平均レスポンス時間:1.87秒、オーダー項目処理数:1,314,000件/時、SAP R/3バージョン:4.6C、オペレーティング・システム:Solaris™ 8、リレーショナル・データベース・システム:Oracle 9i™、認定日:2003年4月30日、認定No.:2003030
    このベンチマーク記録は、SAP Standard Application Benchmark Council発行の規定に準拠して測定され、SAPによる監査・認定を受けたものです。

    注2:ESA:Enterprise Services Architecture(エンタープライズ・サービス・アーキテクチャ、以下ESA)は、ビジネス・ソリューション向けの最新のエンタープライズ・アーキテクチャです。ESAは、完全かつサービスベースなビジネス・ソリューションの包括的なエンタープライズ・アーキテクチャであり、企業が既存のシステム投資からビジネス価値をさらに引き出すことを可能にし、ウェブサービスの全社規模での利用が初めて実現できる革新的なコンセプトです。これにより、事前に定義されたビジネス・プロセスとシナリオ別サービスを、コンポジット(複合)・アプリケーションに統合することが可能になります。この複合アプリケーションが複数のシステムや組織を包括的に支援します。このような管理や保守を行いやすいアーキテクチャにより、信頼性と拡張性の高いアプリケーションを縦横無尽に使いこなすことができるようになります。

    商標について
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