NEC、NECソフトとSAPジャパン、国内ホテル業界向け基幹システムテンプレートを提供開始

2004年6月18 日 by SAP News 0

~フロントオフィスとバックオフィスを連携させるシステム構築が容易かつ安価に―外食産業にも対応~

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井 清孝、以下SAPジャパン)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金杉明信、以下NEC)、NECソフト株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:関 隆明、以下NECソフト)の3社は本日、国内のホテル業界、外食業界を対象に、会計を中心とした基幹業務システム構築のテンプレートの提供を開始すると発表しました。NEC、NECソフトの両社はSAP認定パートナーであり、ホテル業界、外食業界での深い専門知識と多くの採用実績を持っています。今回3社が発表するホスピタリティ(来訪者や旅人に宿泊や食事を提供し、喜びや願望への満足感を与えることの意)・テンプレートはmySAP ERPをベースとしており、ホテル業界・外食業界向けに会計を中心としたマネジメントシステムの構築を支援します。

従来、国内ホテルや外食企業の基幹業務システムは自社システムが大半を占めており、予約管理や販売管理などのフロントオフィスシステムと、財務会計や管理会計といったバックオフィスのシステムが、リアルタイムに統合されていませんでした。NECグループとSAPジャパンは、今回発表するホスピタリティ・テンプレートを活用してフロントオフィスとバックオフィスのシステムを組み合わせ、より統合されたホテル業界向けソリューションを提供いたします。

NECグループは過去10年にわたって国内ホテル業界のシステムを構築してきたノウハウを蓄積しており、業界の情報システムで50%のシェアを維持しています。同グループのホテル向けフロントオフィスシステム、「NEHOPS-EE」(NEC Hotel Property Management System Enterprise Edition)は、宿泊システム、レストランシステム、宴会システムなどを網羅しており、すでに110社以上に採用されています。一方、SAPジャパンは統合基幹業務ソフトウェア(ERP)を中心に、国内ですでに1,100社以上への導入実績があり、さまざまな業態の管理会計や財務会計を十分に理解しています。同社の最新製品、「mySAP ERP」は、柔軟でオープンな統合アプリケーションプラットフォームです。SAPジャパンの国内ホテル業界への参入は今回が初めてですが、海外のホテル業界では、スターウッドグループやソル・メリア・グループなど多数の企業がSAP製品を採用しています。

ホスピタリティ・テンプレートは、ホテル向けフロントオフィスシステムであるNEHOPS-EEと、mySAP ERPベースの会計システムを中心としたバックオフィスシステムを組み合わせることにより、リアルタイムに統合されたホテルマネジメントシステムの構築を支援いたします。同テンプレートはまた、「ユニフォーム・システム」といわれるホテル会計統一制度(注1)にも対応しています。

(注1) ホテル会計統一制度:
ホテル会計統一制度とは、ホテルの事業収益性を把握するための管理会計制度。各ホテルの会計制度を共通の勘定科目とその用語解釈で統一することにより、ホテル間の財務内容を比較することが容易となる。ホテル所有・経営と運営が分離分業することが多い欧米にあっては、オーナー(所有者・経営者)が、ホテル運営を委託すべきオペレーター(ホテル運営会社)を選ぶ際や、オーナー同士のM&Aの際に、共通した会計基準が不可欠である。

ホスピタリティ・テンプレートは、外食業界にも対応しています。外食業界では、消費者の嗜好の多様化に応えるとともに、競合他社との差別化を図るため、多業態、多店舗の展開を行う企業が増えており、在庫管理や食材のロス管理など、企業全体を包括的に捉えた業態別の損益管理の重要性がますます高まっています。テンプレートを活用することにより、mySAP ERPをベースとしてさまざまな業態別の管理会計に対応し、さらに将来はSCM(サプライチェーン・マネジメント)やCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)、SEM(戦略的企業経営)などの拡張にも柔軟に対処することが可能です。NECグループとSAPジャパンが連携することにより、国内ホテル業界は、統合されたマネジメントシステムを構築できるのみならず、ハードウェアからインフラまで、一貫したシステムサービスを受けることが可能となります。

NECグループとSAPジャパンは、日本のホテル業界の国際競争力向上に寄与するため、統合されたホテルマネジメントシステムを共同で提案し、まず大手ホテルチェーンを中心に営業活動を展開していきます。さしあたって、2004年年末までに5社以上の導入を計画しています。また将来は、国内ホテル向けにASPサービスを展開する予定です。

NECについて
NECは、SI/サービス、ソフトウェア、サーバ、パソコン等のハードウェアを含む「ITソリューション」、携帯電話からブロードバンドネットワーク製品、社会インフラを含む「ネットワークソリューション」を、一般企業・官公庁・通信事業者そして個人のお客様にご提供しています。
詳細については http://www.nec.co.jp/ をご参照ください。

NECソフトについて
NECソフトは1975年に設立されました。システムインテグレーション&システムサービス、ソフトウェア開発、ソフトウェアパッケージ/情報処理機器販売の事業ドメインを中心に、たくさんのお客様にソリューションを提供し、信頼のパートナーシップを築き上げてきました。NECソフトは、それぞれ独立しているサービスを1つのサービスとしてトータルに提供することで、お客様が本当に必要とされている価値の創造をダイナミックにサポートしていきます。(http://www.necsoft.co.jp/)

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト (ERP) をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント (SRM) やサプライチェーン・マネジメント (SCM) 、カスタマー・リレーションシップ・マネジメント (CRM) 、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、21,600以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力および企業価値の向上に貢献しています。 http://www.sap.co.jp )

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