SAPとシーメンスが医療分野の効率化推進に向けてグローバル提携

2005年5月12 日 by SAP News 0

医療機関向けに最高級のERPと診療用ITソリューションを共同提供
(本リリースは、4月26日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです)

Tokyo【デンマーク・コペンハーゲン発】 – 世界屈指のITプロバイダであるSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)とSiemens AG(NYSE: SI、以下シーメンス)は、医療市場向けの統合的な情報技術(IT)サービスに関してグローバル戦略提携を結んだと発表しました。SAPとシーメンスは医療分野においてこれまで10年以上にわたる協力実績を積み上げており、この度パートナーシップを拡大することにより、患者の安全性を高め、医療機関における効率・透明性の向上、成長・革新の促進、総所有コスト(TCO)削減を支援していきます。両社はまず米国とドイツと日本において、「Siemens Soarian®」およびSAP ヘルスケア・ソリューションを「SAP NetWeaver(エスエイピー・ネットウィーバ)」を中核において統合し、提供を始めます。

シーメンスとSAPが共同提供するソリューションを使用することにより、医療機関は、ビジネス・プランニング、詳細な財務分析、会計・人事業務とより統合された経営体制を確立することができます。また、ペーパーワークを大幅に削減しながら、患者管理を強化し、診断・治療サービスの統括運営や、診察件数や治療計画の管理をより効果的に行えます。組織内外の調達やロジスティクス、機器保守、その他のビジネス・プロセスへの対応も向上します。

医療機器とITソリューションで世界をリードするこの2社の提携により、シーメンスが誇るエンタープライズITシステムおよび先端医療画像処理技術のノウハウが患者の診察、治療、監視に活用されます。また、顧客医療機関は、臨床ワークフローの改善と臨床プロセスの再設計におけるシーメンスの長年の実績から生み出されたノウハウを享受することができます。

シーメンス・メディカル・ソリューションズのエーリッヒ・ラインハルト(Prof. Erich R. Reinhardt)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「シーメンスとSAPはこの提携を通じて、強力なワークフロー管理、IT分野における深い経験と顧客サービスを提供することで、医療機関による生産性向上と総所有コスト(TCO)削減の達成を支援します。この提携はイノベーションによって医療の変革を目指すシーメンスの戦略を補完するもので、医療機関の組織全体に渡ってバリュー・チェーンのメリットをもたらします。」と述べています。

SAPは、全世界のさまざまな規模の公共および民間の医療機関、教育機関、研究機関において1,000件を超えるERPと患者管理システム導入の成功実績があり、その経験から得たベスト・プラクティスを提供します。さらに、SAPソリューションは、人事、財務、品質、環境・保健・安全、カスタマリレーション、サプライチェーンおよびサプライヤリレーション、機械装置の保守・設備を管理する様々なソフトウェアシステムを一貫して統合します。SAPソリューションのこうしたコラボレーションにより、医療機関は複雑な環境を管理することができます。

システム統合の労力を軽減する新ソリューション
両社のソリューションは、システム全体の情報の透明性を高めるべく、使いやすいポータルを介して診療部門と管理部門のコラボレーションを向上させるように設計されています。この統合によって医療従事者がプロセスをより効果的に管理できるだけでなく、医療機関は米国のHIPAA法(Healthcare Insurance Portability and Accountability Act、医療保険の携行性と責任に関する法律)など、さまざまな規制要件を遵守しやすくなります。このソリューションを導入すると、ポイント・オブ・ケア(point-of-care、患者の側で行う臨床検査)からバックオフィス業務までリアルタイムの診療サプライチェーン管理プロセスを処理するITバックボーンが整うことになります。

SAPグローバル・パブリック・サービス(SAP Global Public Services)のプレジデント、トム・シャーク(Tom Shirk)は、「医療業界のニーズは日々変化し、医療関係者の役割も進化しているため、臨床医や医師、補助スタッフが、システム間や部門間の境界を越えた新しいプロセスを使用することが必要になっています。この新ソリューションにはこうして進化する新しい役割やプロセスを定義・調整する柔軟性が備わっていますから、医療従事者は患者に対してよりよいケアを行いながら効率化を図ることができます」と述べています。

シーメンスメディカルソリューションズについて
シーメンスAG(NYSE:SI)傘下のシーメンス・メディカル・ソリューションズ(本社:米ペンシルベニア州マルバーンおよび独エルランゲン)は、世界屈指の医療業界向けサプライヤです。同社は革新的な医療技術と医療情報システム、経営コンサルティング、サポートサービスを統合することにより、顧客が具体的かつ持続可能な診療結果と財務業績を達成できるよう支援することで定評があります。全世界で約3万1,000名の社員を擁し、120ヶ国以上で事業を展開しており、2004年度の売上高は70億7,000万ユーロ、受注高は81億2,000万ユーロ、グループ利益は10億5,000万ユーロに上っています。詳細については、http://www.usa.siemens.com/medical-pressroomをご参照ください。

SAPについて
SAPは、ビジネス・ソフトウェア・ソリューション*の世界的リーディングプロバイダーです。SAPのソフトウェアは、すでに120を超える世界各国の27,000社以上の企業、91,500サイト以上で利用されており、中堅・中小企業のニーズに対応するよう特化したソリューションからグローバル組織のためのソリューションまで、幅広く提供しています。革新を促進しビジネス変革を実現する「SAP NetWeaver」を基盤とした「mySAPビジネス・スイート」ソリューションは、顧客関係の改善、パートナー企業との連携強化、サプライチェーンの構築および経営の効率化などを実現することにより、世界中の企業を支援します。SAP業種別ソリューションは、ハイテク、小売、官公庁・公共機関、ファイナンシャル・サービスなど25業種以上について、各業種における独自のビジネス・プロセスを支援します。SAPは世界の50ヵ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」の銘柄で取引されています。同社の詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

*SAPによるビジネス・ソフトウェア・ソリューションの定義は、統合基幹業務ソフトウェア(ERP)と、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、製品ライフサイクル管理(PLM)、サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント(SRM)などの関連ソフトウェアソリューションとによって構成されるビジネス・ソフトウェア・ソリューションです。

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