SAPの無線ICタグ(RFID)技術で最大手の旗メーカーが大幅なコスト節減を実現

2005年9月29 日 by SAP News 0

米アニン社が3カ月間でウォルマート仕様に準拠することを目指して態勢整備、
小売市場の要求に対応しながら、コスト削減の道筋を定める

TokyoSAP NetWeaverプラットフォームを用いてRFID対応のリアルタイム在庫追跡ネットワークを構築
(本リリースは、9月13日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです)

【ジョージア州アトランタ発】 – SAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は、世界で最も歴史があり最大手の旗メーカー、アニン・アンド・カンパニー(Annin & Co.、以下アニン社)が、米国小売大手のウォルマート社が主要取引先向けに定めた無線ICタグ(RFID)技術に関する要求に対応するため、SAP NetWeaverのRFIDソリューションを導入した、と発表しました。アニン社は1万品目以上の旗や関連備品を製造している中規模企業で、今回のプロジェクトを3カ月以内で実施しました。同プロジェクトにより同社は、2006年1月までにウォルマート仕様準拠を達成できる見込みです。アニン社ではさらに、SAPのRFIDソリューションの活用により大幅な経費節約が可能になると予想しています。

アニン社の製造/ビジネス・システム担当バイス・プレジデント、カーター・ビアード(Carter Beard)氏は次のように述べています。「当社はプロジェクトとRFIDタグのコストを分析しました。SAP NetWeaverのRFID機能によって出荷精度の向上が可能になり、最終的な導入時には不正確な出荷による小売業者のチャージバック(払い戻し)を50%削減できると見込んでいます。それだけでもプロジェクトの費用に見合う十分な効果です。こうしたメリットがSAPのRFID技術によって得られるのです。」

総合的な評価を経てアニン社では、要求期限までに小売業者の仕様に対応すべくSAPのRFIDソリューションを採用しました。アニン社がSAP導入を決めた大きな要因の一つは、既に社内で運用されている他のSAPソリューションとシームレスにRFID技術を統合できる点でした。

ビアード氏はさらに次のように述べています。「RFID技術の柔軟性のおかげで、既存のSAPプラットフォームでEPC(電子製品コード)データを使ってビジネスプロセスをより一層自動化しながら、RFID技術導入に関わる設計をすることができました。また、これまで行ってきたSAP関連投資や社内スキルも活用でき、非常に短期間で効率よく導入が進みました。」

SAP NetWeaverは企業に、SAPおよびSAP以外のビジネス・アプリケーション内でRFIDデータを管理、統合、活用できる強力なプラットフォームを提供します。SAP NetWeaverのコンポーネント群をERPやSCMなどの基幹業務アプリケーションと統合することで、顧客はビジネスプロセスのRFID対応を実現できます。SAPのRFIDソリューション導入に際し、アニン社のシステム導入パートナーであるCIBER Novasoft社の協力を得ました。

SAPのRFIDソリューションとSAPの従来のITインフラストラクチャが統合されることで、年間50万個以上出荷される梱包やパレットについての情報をRFIDタグから収集し、SAPのエンタープライズ・システムから直接アクセスできるようになります。小売業者は、RFIDタグを付けたアニン社の在庫が倉庫や店舗を移動するのを追跡・報告できます。このリアルタイム在庫追跡ネットワークを構築することで、アニン社は、RFIDを使って商品を出荷し、統合的かつ拡張可能な形でRFID技術を活用していく基盤を整えました。これによりウォルマート仕様準拠にとどまらないメリットが生まれます。

SAPのRFID担当シニア・バイス・プレジデント、アマール・シン(Amar Singh)は次のように述べています。「アニン社のプロジェクトは、メーカーがSAPのRFIDソリューションを活用してリアルタイム在庫追跡ネットワークをどう効率よく構築できるかを示す好例です。アニン社は小売業界の重要な要件を充足するとともに、真のビジネス的な価値を獲得し、RFID技術の消費財・小売業界に対する広範な可能性を実証しています。」

今後の主要イベント:ウィーン、ボストン、バンガロー、東京にてSAP TechEd ’05を開催

SAP TechEd ’05は、SAPの顧客とパートナー、技術コミュニティが集い、ITインフラストラクチャをビジネスの変化と成長のイネーブラー(促進要因)に変える方法を学ぶイベントです。SAPが今年開催するSAP NetWeaver関連の教育イベントとして最大規模となるSAP TechEd ’05は、今年既にウィーン、ボストンで開催されましたが、10月5日から7日までインド・バンガロー、10月26日から27日まで東京にて開催が予定されています。顧客やパートナー、開発者の皆様にお知り合いをお連れいただけるよう、3人分の有料登録をすることで、さらに1人分の登録が無料となります。SAP TechEd ’05についての詳細は、こちらをご覧ください。

アニン・アンド・カンパニーについて

アニン・アンド・カンパニーは世界で最も歴史のある最大手の旗メーカーです。1820年代にニューヨークシティ中心部で帆前船用信号旗の製帆工場としてスタートしたアニン社は、1847年に会社組織となり、以来、成長を遂げて現在では4カ所の製造拠点を有しています。アニン社は現在、世界規模で販売を展開しています。国連の公式旗メーカーであるアニン社の国際信号旗は正確性の世界標準となっています。

SAPについて

SAPは、ビジネス・ソフトウェア・ソリューション*の世界的リーディングプロバイダーです。SAPのソフトウェアは、すでに120を超える世界各国の28,200社以上の企業、96,400サイト以上で利用されており、中堅・中小企業のニーズに対応するよう特化したソリューションからグローバル組織のためのソリューションまで、幅広く提供しています。革新を促進しビジネス変革を実現する「SAP NetWeaver」を基盤とした「mySAPビジネス・スイート」ソリューションは、顧客関係の改善、パートナー企業との連携強化、サプライチェーンの構築および経営の効率化などを実現することにより、世界中の企業を支援します。SAP業種別ソリューションは、ハイテク、小売、官公庁・公共機関、ファイナンシャル・サービスなど25業種以上について、各業種における独自のビジネスプロセスを支援します。SAPは世界の50ヵ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」の銘柄で取引されています。同社の詳細についてはこちらをご参照ください。

*SAPによるビジネス・ソフトウェア・ソリューションの定義は、統合基幹業務ソフトウェア(ERP)と、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、製品ライフサイクル管理(PLM)、サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント(SRM)などの関連ソフトウェアソリューションとによって構成されるビジネス・ソフトウェア・ソリューションです。

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