【参考資料】SAP、OutlookSoft Corporationを買収し、CFO向けソリューションの提供でリーダーシップを拡大

2007年5月10 日 by SAP News 0

統合基幹業務ソフト(ERP)、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)、パフォーマンス管理(経営管理、CPM)を網羅する、包括的なCFO向けソリューションを実現

(本リリースは、5月8日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです)

Tokyo【独ワルドルフ/米国コネチカット州スタンフォード発】 – SAP AG(以下SAP)は、CFO向けの包括的ソリューション提供におけるリーダーシップ拡大の一環として、計画立案、予算編成、見込管理、連結管理の統合ソフトウェアを提供する株式非公開企業、OutlookSoft Corporationを買収する意向であることを発表しました。業績の向上、リスクの管理、コンプライアンスの保護、組織内の財務改革の陣頭指揮など、CFOの要求が高度化する中、こうした要求に総体的に対処するため、SAPでは複数年にわたる計画を実行しており、本日の発表はこのような計画の中でも大きな節目となるものです。今回の発表に際し、SAPは、買収の完了を2007年6月に予定しており、現在は独占禁止監視当局の承認を待つ段階にあると述べました。なお、買収条件については非公開となります。

CFOは現在、規制要件に対応し、効率化を推進すると同時に、戦略的な役割を担って企業の成長と収益性を後押しすることが求められています。SAPは戦略的かつ補完的な買収で補うことで、包括的に統合された財務上のビジネスプロセスのメリットをCFOに提供することができます。CFOは、「SAP ERP」の市場をリードする業界横断的な財務アプリケーション群をベースに、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)管理の統合アプリケーション(「SAP solutions for GRC」)を用いることができます。これにより、コンプライアンス遵守やリスク管理を強化できるほか、リスク調整に基づく計画立案とパフォーマンス管理(「SAP solutions for performance management」)によって業績を高め、戦略に即した業務遂行を実現することができます。SAPでは、有機的成長による優れた実績を維持する一方で、適合性の高い買収によって、革新的な技術を獲得しつつ、広範なソリューション群を補完するという戦略を掲げており、今回のOutlookSoftとの取引もまた、SAPのこうした戦略を裏付けるものです。

SAPのコーポレートオフィサー兼エグゼクティブ・カウンシル・メンバーで、ビジネスユーザデベロップメント部門責任者を務めるダグ・メリット(Doug Merritt)は、「グローバル市場ではさまざまな業界のCFOが、業績と予測性を高め、利害関係者の信頼を得ることへの必要性に迫られています。リーダー企業は、予測とリスク調整に基づく業績アプローチを実現するベストプラクティスによる使いやすい統合ビジネスプロセスを構築したいと考えています。CFO向けに独自の製品群を構築し、提携を行い、買収するという複数年にわたる当社の戦略は、綿密な市場分析とお客様からの情報に基づくものであり、OutlookSoftを買収したことによって、当社のこうした戦略の重要な一部分が完成します。OutlookSoftの従業員や知的財産、ノウハウによって、SAPのビジネスユーザ体験がよりいっそう強力なものとなり、当社の強力な顧客に付加価値を提供することができます」とコメントしています。

OutlookSoftのイノベーション

OutlookSoftは、これまでにない革新的なパフォーマンス管理手法を求めるお客様のニーズに基づき、ビジネスユーザにとっての圧倒的な使いやすさとパフォーマンス管理プロセス全体で一貫した体験に基づく次世代の標準ソリューションを提供するため、1999年に設立されました。OutlookSoftでは、Web 2.0技術を活用するCFO向けのソリューションを高度化させて、エンタープライズ全体でのコラボレーションを実現するとともに、リアルタイムの予測分析機能と財務対応のビジネスプロセスフローや、あらゆるパフォーマンス管理活動やコラボレーションの促進を示した広範なライブラリを提供することで、こうしたビジョンに取り組んできました。

同社のビジョンはこれまで、全世界の700社以上の顧客によって実証されており、過去最高の業績を上げた2006年には、最新製品であるOutlookSoft 5の発売によって、25%の増収を達成し、競合他社製品との比較による契約獲得率もかつてない水準に到達しました。OutlookSoftのCFOに対する他社にない取り組みやこの分野に関する深い知識、次世代の業績管理ソリューションに対するビジョンが、統合財務アプリケーションに関するSAPの中核的なノウハウを補完するものであることは明らかです。また、これらによって、財務部門の複雑さを増す要件に対して効果的に対応するというSAPの戦略が強化されます。

OutlookSoftによる標準ベースの先進的ソリューションは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)をベースに構築されているため、お客様はOutlookSoft 5を活用し、プラットフォームであるSAP NetWeaverを通じてSAPのサービス指向アプリケーションと連携させることで、SAPソリューションの価値を高めることができます。とりわけ、14,000件以上の導入実績を誇る「SAP NetWeaver Business Intelligence(SAP NetWeaver BI)」は、堅牢なBIインフラストラクチャを実現することでOutlookSoft 5アプリケーションをサポートし、一貫したユーザ体験をビジネスユーザに提供します。

OutlookSoftの社長兼CEO、フィル・ウィルミントン(Phil Wilmington)氏は、「設立当初より、OutlookSoftはビジネスユーザや経営者、そして特にCFOの皆様を支援すべく、取り組んできました。当社のソリューションは、革新的な技術と情報へのアクセスのしやすさによって、組織や異種混在のシステムとプロセスを統合します。SAPが持つビジネスプロセスへのノウハウやプラットフォームと、OutlookSoftのパフォーマンス管理アプリケーションが持つユーザビリティと多機能性が組み合わさることで、お客様やパートナーの皆様にとっては最高の時代が到来します」とコメントしています。

OutlookSoftについて
コネチカット州スタンフォードに本拠点を置くOutlookSoftは、約250人の従業員を擁し、米国、英国、フランス、スイス、イタリアに拠点を構えています。

以上

Tags: