【参考資料】大手調査会社がSAPのエコシステムを「独自の経済」と評価

2007年10月11 日 by SAP News 0

SAPのエコシステムは共同イノベーションのための比類なき環境を創出、SAP TechEd ’07への参加者はエンタープライズSOAの能力活用へ
(本リリースは、10月1日に弊社本社から発表されたものの翻訳です)

Tokyo【米国ネヴァダ州ラスベガス発】 – SAP AG(以下SAP)は本日、同社のエコシステム戦略がSAPユーザ、パートナー、開発者に確かな価値を提供していることを裏付けるものとして、調査会社IDCがその報告書の中で、SAPのエコシステムはそれ自体が好調な経済であると述べたと発表しました。報告書は(*1)、「SAPは近年、複数の顧客や製品カテゴリにわたりエンタープライズアプリケーションのトップベンダーとして台頭しているが、それが1つの好調な経済を生みだしている。この市場リーダーの注目を勝ち取り、4万1,000人を超えるSAPユーザのインストールベースを手中にしようと、ますます多くのデベロッパー企業や再販業者が争奪戦を繰り広げている」と指摘しています。この発表は、ネヴァダ州ラスベガスで今週(2007年10月1~5日)開催されているSAPのお客様中心のエコシステムのためのイベント、「SAP TechEd ’07」で行われました。

機能するSAPのエコシステム
急速に成長するSAPのエコシステムは、エンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)の実現に向けた共同イノベーションと草の根的支援の新たな時代を切り開きました。世界中に広がる数千というパートナーと活発なイノベーションコミュニティを有し、業界最高のソリューションの共同イノベーションに取り組むSAPは、お客様中心のエコシステムを通じてイノベーション推進を率先しています。
SAPのグローバルエコシステムおよびパートナーグループ担当エグゼクティブバイスプレジデント、ジア・ユスフ(Zia Yusuf)は次のように述べています。「SAPのエコシステムは、世界のあらゆる地域で毎日休みなく、SAPと数千ものSAPユーザ、パートナー、開発者とビジネスプロセス・エキスパートのコミュニティを結び、業界最高のソリューションの共同イノベーションの推進、リソースへのアクセス、ベストプラクティスの共有を図り、ビジネスのネットワークの動的エコシステムにおけるビジネスプロセス・プラットフォームの価値を高めています。SAP TechEdは、一年を通しオンラインで世界的に行われているコミュニティの壮大な共同作業を目に見える形にしたものです。SAPの活発なエコシステムが可能にしたコラボレーションと共同イノベーションから誰もがメリットを享受している様子を目のあたりにすることは、活力を与えてくれます」

活発なイノベーションコミュニティ
活気にあふれるSAPのエコシステムの推進力となっているのは、「イノベーションコミュニティ」と呼ばれる強力な4つのネットワークです。SAPが提唱し実現したこれらのネットワークは開発者、SAPユーザ、パートナーからなり、次のような活動を協力して進めています。

  • SAPデベロッパーネットワーク(www.sdn.sap.com)の登録者数は、この1年間で60万人から90万人超に増加しました。メンバーは世界120カ国、100地域に広がっています。フォーラムに投稿された質問には、平均して20分以内に回答が書き込まれています。フォーラムへの投稿数は毎日5,000件を超えています。ここでは1,000以上のブログが公開され、エキスパート向けのウィキ、ダウンロードセンター、eラーニング、ビデオなどのコンテンツ、および数千に上る技術記事により、毎月50万を超えるユニークビジター数を誇っています。コミュニティ精神旺盛で活動に積極的に関与し、SAPの専門知識のオープンで協力的な共有に貢献した上位投稿者に対し、SAPでは「コミュニティメンター」の年間プログラムを導入しています。対象者はSAPソフトウェアの早期入手や、メンター限定のイベントやオンラインフォーラムへの招待などの特典のほか、製品開発会議に参加して方向づけや情報提供を行う機会を提供されます。コミュニティメンターの一覧はこちらをご覧ください。
    https://www.sdn.sap.com/irj/sdn/weblogs?blog=/pub/wlg/7133
  • ビジネスプロセス・エキスパート・コミュニティ(www.bpx.sap.com)の登録者数は、正式開設からわずか1年で20万人の大台に達しました。このコミュニティには13もの業種別フォーラムがあり、さらにビジネスプロセス・エキスパートのスキル向上および教育のためのセクションもあります。このコミュニティのメンバーは、ビジネスプロセス・プラットフォームの力を活用して、自社およびお客様のビジネスの戦略上の優位性を向上させるプロセスを生み出す可能性のきわめて高い人々です。
  • インダストリー・バリュー・ネットワーク(http://www.sap.com/community/pub/innovation/ivn/)は、航空宇宙・防衛、自動車、銀行、化学、消費財、素材(林産物・製紙)、ハイテク、鉱業、石油・ガス、官公庁・公共機関、小売、輸送・運輸、公益事業の13の産業分野にわたり継続的に活動を行っています。インダストリー・バリュー・ネットワークは参加するSAPユーザ、パートナー、SAPを1つにまとめ、業界のプライオリティの高いニーズに焦点を合わせて、ソリューション開発のコラボレーションと共同イノベーションを推進します。
  • エンタープライズ・サービス・コミュニティ(http://esc.sap.com)には、200人を超えるメンバーと活動中の20の定義グループがあります。エンタープライズ・サービス・コミュニティにより、SAPユーザ、パートナー、SAPが協業するためのグループを組織し、IPセーフ環境におけるビジネスプロセス・プラットフォームのためのエンタープライズサービスの仕様の定義を共同で行います。

SAP初の「Co-Innovation Lab」を開設
2007年7月、SAPは初の共同イノベーションセンター「SAP Co-Innovation Lab」をカリフォルニア州パロアルトに開設しました。ここではHP、Intel、NetApp、Ciscoなどの設立出資企業各社、およびQuestra、Wonderware、F5 Networks、Citrixなどとともに数々のソリューションの共同イノベーションプロジェクトが立ち上げられています。この施設では仮想化戦略、エンタープライズSOA向けのネットワーク最適化、パートナーによるエンタープライズサービスのプロビジョニングなどのテーマで、数々のコミュニティのための教育イベントを主催しました。この施設のプロジェクトのひとつが、ネットワーク製品の新しいSAP認証となり、これまでにF5、Citrix、Ciscoがネットワークベンダーとしての認証を受けています。

Citrix Systemsのシニアバイスプレジデント兼最高マーケティング責任者、ウェス・ワッソン(Wes Wasson)氏は次のように述べています。「CitrixはSAP Co-Innovation Labとの緊密な協力の下、お客様のエンタープライズSOAのインフラの最適化に役立つ、当社のネットワーク化と仮想化の技術のための青写真を作成しました。この施設は、お客様が適切なアプリケーション配布計画を整備して最大のメリットを享受できるようにすることを大きく推進します」

SAPはエコシステムの相互運用とオープン化を推進
業界標準への準拠によりオープン性と相互運用性が高まることはSAPユーザとパートナーにとってメリットとなるため、SAPの業界標準グループは標準化団体に積極的に参加しています。SAPはSOA、ビジネスプロセスの管理とモデリング、およびバーティカルマーケットにおける業界標準の決定に寄与しています。

現在参加している標準化団体には次のようなものがあります。

  • 中心的なインターネットとウェブサービスのインフラストラクチャ:OASIS、 W3C、WS-I
  • 特定の技術領域:OSGi
  • Javaテクノロジーとオープンソース:Eclipse、Java Community Process
  • ビジネスプロセスの管理とモデリング:OMG
  • ビジネス標準:UN/CEFACT、OAGiおよびさまざまな業種別の活動

SAPは共同イノベーションを通じて信頼できるパートナーのソリューションを実現
お客様を中心に据えたSAPのエコシステムは、共通のIT基盤を提供するソフトウェア・ソリューション・パートナー、テクノロジーパートナー、サービスパートナーのネットワークの専門知識を活用して新たなレベルのコラボレーションを推進し、迅速なイノベーション、コミュニケーション、エンドツーエンドのソリューション配布を実現することにより、各業種のお客様ニーズに応えます。

  • SAPのソフトウェア製品を補完するSAP認定のビジネスソリューションは、SAP開発ガイドラインに準拠して開発され、SAP製ソフトウェアを使用する企業により幅広い選択肢と柔軟性を提供するとともに、SAP NetWeaverプラットフォームを基盤としています。最近新たに加わったReflexisの他、次の企業がSAP認定ビジネスソリューションを提供しています。allidus、Conformia、MCA、Meridium、OpenText、OR Soft、PROLOGA、Questra、Ruleburst、SmartOps、SPSS、StreamServe、TechniData、VitalSpring、Wonderware zetVisions。
  • 今週行われる「Adobe MAX 2007」において、SAPはAdobe® AIR™で展開される予定のアプリケーション、「SAP xApp Spend Analytics (SAP xSA)」パッケージのPoC(機能検証)版のデモを行います。Adobe® AIR™はアドビ システムズ社が開発したOSに依存しないアプリケーションランタイムで、開発者はウェブ技術を用いてリッチインターネットアプリケーション(RIA)をデスクトップ上でも利用できるようになります。新しいSAP xSA は、企業に支出パターンの測定と分析の機能を提供します。
  • Tata Consultancy ServicesはSAPと提携し、ペンシルバニア州ニュートンスクエアに「Perfect Plant」サポートセンターを開設しました。このセンターでは、模擬プラント環境でSAPの製造アプリケーション、パートナーのコンポジットアプリケーション、そしてISVのソフトウェアソリューションが一体となって動く様子を展示する予定です。

今年前半に発行されたレポート(*2)の中で、IDCのソフトウェア事業戦略担当グループバイスプレジデント、スティーブン・グラハム(Stephen Graham)氏は次のように指摘しています。「顧客中心のエコシステムはベンダー、パートナーそして顧客の三者すべてにメリットをもたらすものです。これらのネットワークは、参加するベンダー、パートナー、顧客のすべてにとってきわめて魅力的な価値を持っています。顧客中心のエコシステムの構築に関心のあるベンダーは、SAPのような先駆者のこうしたネットワークに関する知見やベストプラクティスを参考にすべきです」

SAP TechEd ’07(開催地:ラスベガス、ミュンヘン、上海、バンガロール)について
1万5,000人以上のSAPユーザ、パートナー、専門技術者が、既存のビジネスプロセスやITランドスケープを変革し、エンタープライズSOAの能力と柔軟性を活用する方法を身につけるために参加しています。11周年にあたり、SAPが主催する年間最大規模のこのエコシステム体験イベントでは、のべ1,000時間以上にわたりレクチャー形式やハンズオン形式のセッションが行われます。今年は10月1~5日にラスベガス、10月17日~19日にミュンヘン、11月6、7日に上海、11月28日~30日にバンガロールで開催されます。詳細はwww.sapteched.comをご覧ください。

(*1)「SAP Ecosystem Becomes A Booming Economy」Albert Pang、2007年9月26日、IDC発行
(*2)「SAP Drives Alliance Innovation through Customer-focused Ecosystems」Stephen GrahamおよびJulie Tiley、2007年7月、IDC発行

以上

ご参考
ラスベガスでのSAP TechEd ’07のウェブキャスト、基調講演、ポッドキャストは、www.sapteched.com/usa/activities/podcasts07.htmでご覧いただけます。SAPに関する放送規格のビデオコンテンツはwww.thenewsmarket.com/sap/でご覧いただけます。メディアからのウェブサイト登録およびビデオコンテンツへのアクセスはご自由です。

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