NECとSAPジャパンが製造業向けソリューション領域で協業を強化

2007年11月20 日 by SAP News 0

~次世代エンタープライズSOA基盤を活用したソリューションを拡充~

Tokyo日本電気株式会社(注1、以下 NEC)とSAPジャパン株式会社(注2、以下 SAPジャパン)は、製造業向けソリューション領域において協業を強化いたしました。

具体的には、1) NECは、SAPが推奨するエンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)ソリューションの基盤となる「SAP NetWeaver」を活用した各種ソフトウェアの連携実証や「SAP Netweaver」に精通したSAPコンサルタントの育成を行う「製造業eSOAソリューションセンタ」を20名体制で発足させ、2) 「SAP NetWeaver」を活用し、SAPジャパンのERPソフトウェア「SAP ERP」と統合可能なソフトウェアを拡充した製造業向けソリューションを2008年4月より提供を開始し、3) RFIDシステムで管理する現場情報と「SAP ERP」で管理する経営情報を相互活用するソリューションの開発を推進いたします。

NECとSAPジャパンはこれまで、製造業の製品ライフサイクル管理(PLM)システムおよび製造実行システム(MES)領域において「SAP NetWeaver」を活用した連携ソリューションを開発し、共同で販売・マーケティング活動を行ってまいりました。このたびの協業はこれらの活動を強化するものであり、エンタープライズSOA技術を活用し、製造業界の多様なニーズに対応する幅広いソリューションを提供してまいります。

NECとSAPジャパンは、「SAP NetWeaver」をシステム統合基盤として活用し、「SAP ERP」とNECの製造業向けソフトウェアを統合させたソリューションについて、今後3年間で50社への導入を目指してまいります。

このたびの協業強化の概要は以下のとおりです。

  1. 製造業の多岐にわたる業務領域でエンタープライズSOAの活用を推進する「製造業eSOAソリューションセンタ」を発足
    統合基盤ソフトウェアである「SAP NetWeaver」と各種ソフトウェアを組み合わせて稼動させるための開発・検証や、「SAP ERP」と他のシステム間の連携実証などを行う「製造業eSOAソリューションセンタ」を発足する。初年度20名体制で既に検証を開始しており、2008年度までに100名体制に拡大する。多様な業務要件に対応したNECの製造業向けソフトウェアとグローバルマネジメントに優れた「SAP ERP」を適材適所に組み合わせた新たなソリューションの開発を促進するとともに、「SAP NetWeaver」をベースとする新たなソリューションに精通したSAPコンサルタントの育成・技術支援を行う。
  2. 「SAP ERP」とシステム統合可能な製造業向けソフトウェアを拡充
    「SAP NetWeaver」を基盤に、「SAP ERP」と連携する製造業向けソフトウェアとして、1) プロセス製造業の生産管理領域で実績のある「FlexProcess」(注3)、2) 産業機械製造業の生産管理領域とアフターサービス領域で実績のある「IFS Applications」(注4)、3) 大規模な資材所要計画を高速に計算し生産計画シミュレーションが可能な「Witleaf」(注5)を新たに追加する。
    これら3種に、従来から「SAP ERP」と連携を行っている製品ライフサイクルを管理するソフトウェア「ObbligatoⅡ」、製造現場の管理を行うソフトウェア「SFCPOP/J」の2種を加えた5種の製造業向けソリューションを、NECとSAPジャパンが共同で販売・マーケティング活動を行い、今後3年間で50社へ導入する。
  3. RFID連携ソリューションへの取組を強化
    RFIDシステムの現場情報と「SAP ERP」の経営情報を相互活用するソリューションの開発をNECとSAPジャパンの両社共同で推進する。「SAP ERP」とRFIDシステムを連携させたNECのパーソナルコンピュータ事業会社NECパーソナルプロダクツ株式会社(注6)の事例をもとに、現場と経営部門の情報を統合し、現場の可視化・効率化に加え、社内外での製品ライフサイクル管理を強化するソリューションを提供していく。

顧客ニーズの多様化や製品ライフサイクルの短期化が進む中、企業は最適なタイミングで製品を生産・市場投入することが求められております。そのため、設計から調達・生産・アフターサービスにわたるサプライチェーン全体と経営との統合マネジメントの強化が企業競争力の源泉として重要な課題となっております。

このたびの協業強化により、現場情報と経営情報が統合され、企画・設計から生産・保守に至るまで、企業の多岐にわたるビジネスプロセスを一連の流れとしてリアルタイムに把握することが可能になります。

以上

注1) 本社:東京都港区 代表取締役 執行役員社長:矢野 薫
注2) 本社:東京都千代田区 代表取締役社長:八剱 洋一郎
注3) NECが製品企画、開発から保守まで提供するパッケージソフトウェア。
高い柔軟性を持ち、プロセス製造業(化学、素材、食品)特有の複雑な生産要件を表現、把握できるため、経営の視点から生産部門のコントロールを可能にする。
URL:http://www.nec.co.jp/flexprocess/
注4) 業種業態にあわせてモジュールの選択が可能なIFS社(本社:スウェーデン)製コンポーネント型ERPパッケージソフトウェア。上流から下流工程までの一貫した業務プロセスを構築し、業務改善に大きな効果をもたらす。
URL:http://www.nec.co.jp/solution/osusume2/industry/ifs.html
注5) 製造業の生産計画立案業務を最適化し、多品種少量生産時代に求められる最適な在庫量を高速な計算処理で実現するソフトウェア。
URL:http://www.nec.co.jp/solution/osusume2/industry/Witleaf.html
注6) 本社:東京都品川区 代表取締役 執行役員社長:高須 英世

*本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

【参考】製造業向けソフトウェアのSAP ERP連携イメージ

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