【参考資料】SAPとBusiness Objects、急速に成長するビジネスパフォーマンス市場をリードするために統合

2008年1月17 日 by SAP News 0

~ネットワークを横断して人、情報、ビジネスを結びつけるビジョンを共有するマーケットリーダー同士が初めての共同製品パッケージを発表~
(本リリースは、1月16日に弊社本社から発表されたものの翻訳です)

Tokyo【独ワルドルフ/仏パリ/米カリフォルニア州サンノゼ発】SAP AG(以下、SAP)は本日、Business Objectsの買収に続く次の統合ステップについて発表しました。テクノロジー業界における2大ブランドは、人、情報、ビジネスを結びつけることで世界を変革するという共通のビジョンのもとで統合されます。株主とビジネスパートナーからの幅広い支持により、SAPとBusiness Objectsは、ビジネスユーザ向けソフトウェア市場におけるリーダーというポジションから、ビジネスパフォーマンスの最適化という急速に成長しつつある市場でのリーダーへと発展していきます。SAPとBusiness Objectsは、両社の統合が順調に進捗していることを示す最初のステップとして、さまざまな業界におけるお客様のビジネスパフォーマンスを改善する共同製品パッケージの第一弾リストを発表しました。

SAPは2008年1月15日、Business Objects株式の現金による公開買付が成功したことを発表しました(関連リリース「SAP France’s Cash Offers for Business Objects Securities Are Successful」をご参照ください)。ビジネスソフトウェアとビジネスインテリジェンス(BI)の世界的市場リーダーであるSAPとBusiness Objectsは数多くの共通のお客様をサポートしており、SAPとBusiness Objectsの既存製品を組み合わせることによる相乗効果をすでに発揮しています。およそ7,000人の従業員を有するBusiness ObjectsとビジネスユーザアプリケーションをサポートするSAPの担当部署との組み合わせは、ビジネスユーザ市場をターゲットにした組織となり、業界をリードしていくことになります。

SAPのCEO、ヘニング・カガーマンは次のように述べています。「パフォーマンス管理と分析インサイトの最高峰のソフトウェアを有するSAPとBusiness Objectsは、ビジネスパフォーマンスの最適化によって市場にイノベーションを起こす明確なビジョンと最強の製品群を持ち合わせています。業界初のビジネスプロセス・プラットフォームとしてSAP Business Suiteを提供し、また中堅市場のボリュームビジネスを加速するSAP Business ByDesignを発表したことで、SAPは成長戦略における3つの大きなマイルストーンのうち2つを達成したことになります。3つ目の成長戦略として、SAPはビジネスユーザソリューション市場という極めて大きなビジネス機会を追求していきます。イノベーションを起こし、市場をリードするには、適切なパートナー、適切なタイミング、適切な市場セグメントが必要であり、これらがお客様のビジネス価値の強化につながるのです」

成長戦略を補完するBusiness Objectsの買収
Business Objectsの買収はSAPが進める成長戦略を補完し、ビジネスユーザソリューション市場におけるリーダーシップをより強固なものとします。日々のビジネスの最適化や社員の働き方向上のために必要な情報の管理・組織化は、そのために設計された支援ツールとアプリケーション群により実現されます。今回の買収によって、新たなお客様だけではなく、既存のお客様についてもSAP製品の適用範囲を拡大していくことになります。SAPはすでに、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)、コーポレート・パフォーマンス.マネジメント(CPM)、ビジネスインテリジェンスなど実績あるソリューションによって、この市場への強力な足がかりを築いています。

ビジネスユーザセグメントにおける成長は、ビジネス環境を変革している3つの動向によって加速されます。まず第1に、エンタープライズ内外の膨大なデータソースおよび構造化・非構造化ソースをもとに、より効果的な意思決定を実現する必要性が企業にある点です。第2には、個人の視点を越えて協同的な意思決定をサポートするツールとアプリケーションを今日のビジネスユーザが必要としている事実です。最後に、自社の枠にとどまらずパートナー、サプライヤ、顧客からなるビジネスネットワークを構築・管理することによる競争優位の確立が求められています。

Business Objectsは現在、情報の力を最大限に引き出すBIプラットフォームとツールにより、土台となるビジネスアプリケーションやデータの蓄積に依存することなく、ビジネスインサイトの獲得、パフォーマンス管理、ファイナンシャル情報管理を可能にしています。SAPとBusiness Objectsは、市場をリードするこのポートフォリオを維持しつつ、ビジネスユーザ、チーム、企業がネットワークを介してより良く協業できるようにする新たなアプリケーションの開発に共同で取り組みます。

ビジネスパフォーマンス最適化が生み出す新たな市場機会
SAPとBusiness Objectsは、企業がインサイトを行動に移せるよう、ビジネス情報とビジネスプロセスを緊密に結びつけます。Business Objectsは、SAP グループの中の独立事業として、市場をリードするポートフォリオをSAP製品であるかどうかに関わらずあらゆるビジネスアプリケーション環境上で活用し、すべてのお客様のニーズに応えていきます。Business Objectsは、過去にお客様が享受してきたアプリケーションとテクノロジーの選択肢を活用し強化していくので、お客様は継続してこれまでの投資から価値を得ることができます。

Business Objectsのポートフォリオは、SAP Business Suiteが提供するビジネスプロセス・プラットフォームと融合したとき、お客様のビジネスパフォーマンスをさらに最適化することができます。強力なビジネス・インテリジェンス・ソリューションは、貴重なインサイトの発掘と意思決定の改善で企業を支援し、パフォーマンスの向上を実現します。しかし、企業はその決定から最大限の可能性をうまく引き出せないことがありました。獲得されたインサイトと下された決定からビジネスオペレーションが継続的に利益を得るためには、既存のプロセスを改善して初めて価値が生じるからです。これが戦略と事業遂行の継続的改善との間にギャップを生み出しています。

ビジネスプロセス・プラットフォームの柔軟性を利用することで、プロセスを容易に修正し、再構成することが可能となります。Business ObjectsポートフォリオとSAP製品が融合されると、戦略的決定やビジネスイベントから生じるプロセスを容易に改善できるようになるため、組織を横断した効率的な事業の遂行が実現し、リアルタイムでの対応が可能になります。これによって戦略と事業遂行の間の「ループを効果的に閉じ」、迅速な意思決定を導くだけでなく、リアルタイムでのビジネスプロセスの調整と最適化が実現し、これまでは難しかったビジネスパフォーマンスの最適化の新たな機会を約束します。

革新的テクノロジーを通じてお客様にビジネス価値をもたらすSAPは、Business ObjectsソリューションとSAPテクノロジーを融合することで生まれる新たな機会も見据えています。この先、SAPとBusiness ObjectsのBIプラットフォームは、SAP NetWeaver BI Acceleratorのコアテクノロジーと、データベースおよびアプリケーションを問わないBI能力というBusiness Objectsのゲノムをひとつにしていきます。これによって、SAPのパフォーマンス最適化アプリケーションのみならず、Business Objectsの発展したBIプラットフォームをもとにお客様やパートナーが構築するソリューションに、パフォーマンスと分析機能の劇的な向上をもたらすことが可能です。Business ObjectsソリューションとSAPポートフォリオの連携により、ビジネス価値を高める新たな機会が生まれます。SAPは、オープンプラットフォームであるSAP NetWeaver上で統合されたビジネスアプリケーションを25を超える業界に提供しており、お客様は競合他社からは得ることのできない深い業種別シナリオを利用することができます。

ARM Researchのブルース・リチャードソン最高リサーチ責任者は次のように述べています。「我々の見解では、SAPの顧客はビジネスインテリジェンスとパフォーマンス管理に向けた新しい内部『スタンダード』を得たことになります。Business Objectsの買収は、ビジネスユーザを対象とするというSAPの目標を支援するものであり、Business Objectsの顧客にとっては、エンドツーエンドのビジネスプロセスを世界中の幅広い業界に向けて構築できるSAPのコアな強みを享受できます。両社がこれまでどおりの優れた事業を継続するのであれば、SAPとBusiness Objects、顧客、パートナーは全員が勝利を手にする(win-win-winの)関係となります」

相互補完的な企業文化によって、組織的なシナジー効果を創出
SAPでは、両社組織の統合を推進するため、Business ObjectsのCEOであるジョン・シュワルツ(John Schwarz)氏をSAPのエグゼクティブボードの一員に任命するほか、SAPのコーポレートオフィサー兼ビジネスユーザ部門責任者のダグ・メリット(Doug Merritt)がBusiness Objectsの執行委員会に参加します。SAPの監査委員会は、2008年5月の年次株主総会でBusiness Objectsの創設者であるベルナルド・リオトー(Bernard Liautaud)氏をSAPの監査委員会へ選任することを提案する意向です。それまで、リオトー氏は戦略面や統合面でヘニング・カガーマンのアドバイザリーの役割を担います。組織変更の一環として、これまでSAP社内でビジネスユーザ向けアプリケーションをサポートしていたグループは、Business Objectsの新組織に異動します。これによって、新製品の市場投入に向けたコラボレーション作業と開発作業の緊密化が実現します。

Business ObjectsのCEOであるジョン・シュワルツ氏は、次のように述べています。「SAPとBusiness Objectsは、ビジネスインテリジェンスの将来について共通のビジョンを持っています。私たちが目指しているのは、人、プロセス、情報をシームレスに、滑らかに、インタラクティブに、協調的に結びつけ、優れたインサイトを実現する世界です。SAPと力を合わせることで、私たちの勢いは計り知れないものとなり、このようなビジョンを短期間で実現することができます。ビジネスパフォーマンスの最適化という新たな市場を切り開くにあたって、私たちはお客様の投資を保護できるよう、そして、ダイナミックに変化し続ける市場とビジネスの中でお客様の成長と発展を実現できるよう、全体的な取り組みを行っていきます」

共同製品パッケージによって、早期導入のお客様にメリットを提供
統合がお客様にもたらす最初のメリットとして、SAPとBusiness Objectsは本日、9つの共同製品パッケージを発表しました。パッケージの提供は今月中に開始され、両社のグローバルな営業チームが販売にあたります(注1)。これらのパッケージは、今日の経営幹部が直面する最も一般的な問題に対応できるよう選択されており、企業にとっては、一度のIT投資でSAPとBusiness Objectsのソリューションのライセンス供与、導入、管理を行うことができる初の機会となります。
(注1)日本における詳細については現在検討中です。

パッケージの第一弾のうち、大規模企業向けに発表された製品は、「Financial Performance Management(ファイナンシャル・パフォーマンス・マネジメント)」、「Governance, Risk and Compliance(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)」、「Visualization and Reporting(可視化・レポーティング)」、「Enterprise Query, Reporting and Analysis(エンタープライズクエリー、レポーティング、アナリシス)」、「Master Data Services(マスター・データ・サービス)」、「Data Integration and Data Quality Management(データ統合・データ品質管理)」です。中堅・中小企業向けのパッケージには、「BusinessObjects Edge」シリーズ、「SAP Business All-in-One」および「BusinessObjects Edge Standard」、「Crystal Reports Server」があります(関連リリース「SAP and Business Objects Unveil First Joint Offerings」をご参照ください)。これらの新しいパッケージは、SAPとBusiness Objectsの既存の製品ポートフォリオに追加される形で提供されるため、企業は今後もこれらの既存製品を導入・サポートすることができます。

市場リーダー2社の統合をパートナーコミュニティが支持
SAPとBusiness Objectsの統合に対する市場の反応は良好です。SAPとBusiness Objectsのパートナー各社は今回の取引を支持しており、製品群の統合と市場へのオープンなアプローチによって、新規のお客様への対応が可能となり、メリットも拡大すると考えています(合併に対する市場の反応の詳細については、本発表の添付資料「Global Ecosystem Embraces SAP Acquisition of Business Objects」をご覧ください)。

SAPによるBusiness Objectsの買収に関する詳細は、http://www.sap.com/press/またはhttp://www.businessobjects.com/SAPacquisition/をご覧ください。

以上

Business Objectsについて
Business Objectsは、ビジネスインテリジェンス(BI)の誕生以来、そのパイオニアとして業界をリードしてきました。今日、世界的なBIソフトウェアのリーディングカンパニーとして、Business Objectsはインテリジェントな情報を提供することで世界のビジネスのあり方を変革します。また、世界中にいる45,000社以上の企業の状況把握や意思決定を明確にする支援を行います。革新的なテクノロジーやグローバルなコンサルティング、トレーニングサービス、業界で強力で多様に広がるパートナーネットワークを組み合わせることで、あらゆる規模の企業がインテリジェントで正確かつ適時な情報に基づいた変革的な意思決定を、Business Objectsは支援します。Business Objectsは、米国・カリフォルニア州のサンノゼおよびフランス・パリに本拠点を置く、2社本社制です。同社の株式はNasdaq(BOBJ)とEuronext Paris (ISIN: FR0004026250 – BOB)で取引きされています。同社の詳細についてはhttp://www.businessobjects.com/をご参照ください。

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