国内初、鉄道事業者向け経理基幹システムをクラウドサービスで提供

2010年12月8 日 by SAP News 0

~NECが自社基幹システムのクラウド化で培ったノウハウを活用~

TokyoNECとアビームコンサルティングは、鉄道事業者向け経理システムをネットワーク経由でサービス提供する「鉄道業向け経理クラウドサービス」を国内で初めて開発し、本年12月から販売およびサービス提供を開始します。

「鉄道業向け経理クラウドサービス」は、SAP社の基幹業務ソフトウェア「SAP® ERP」をベースに、鉄道会計規則に準拠した決算整理機能や鉄道業固有の固定資産管理など鉄道業特有のシステム機能を加えてサービス提供するものです。この追加機能には、アビームコンサルティングの交通運輸業向けテンプレート「ABeam Transportation Solution for SAP® ERP」を利用しています。
NECは、「クラウド指向サービスプラットフォームソリューション」として企業等に幅広いクラウドサービスを提供しており、本サービスもこのソリューションにおける企業の基幹システムを支えるクラウドサービスとして位置付け、他のサービスとともに提供していきます。

「鉄道業向け経理クラウドサービス」は、鉄道事業者に必要な経理システムの機能をクラウドサービスで提供することで、同等のシステムを従来のように自社で構築・運用するのに比べ、システムにかかるコスト(TCO)を5年間トータルで最大30%低減可能と試算しています。
NECとアビームコンサルティングは、大手民鉄を中心に本サービスを拡販し、今後3年間で15社への導入を目指しています。

鉄道業界では、旅客・輸送事業に加え、不動産事業、流通事業、ホテル事業、旅行事業など多岐にわたる事業を運営する企業も多く、グループ全体視点での経営情報の見える化や、IFRS(国際会計基準)への対応を視野に入れた会計方針、業務・システムのグループ標準化/統一化への取り組みが求められています。また、事業毎に構築・運用しているシステムにかかるコストの増加や、ICカードなど新規分野におけるIT投資ニーズの高まりなどを背景に、投資の適正化も課題となっています。こうした課題解決を支援し、将来の成長にも寄与できる先進的な経理システムを短期間かつ低コストで利用可能とするため、本サービスの開発に至りました。

「鉄道業向け経理クラウドサービス」の特長は以下の通りです。

1.鉄道業界特有の経理システム機能を、企業規模や利用範囲に応じて提供

  • ERPパッケージで世界トップシェアのSAP社製「SAP® ERP」をベースにした鉄道業固有の要件に対応する経理システム機能をクラウドサービスで提供。
  • 導入企業の規模や利用範囲に応じて、「基本機能」と「オプション機能」のメニューを揃えることで、様々なニーズに対応。
    • <基本機能>
      「伝票入力/電子承認」「債権管理/債務管理(出納管理)」「一般会計(元帳管理)/決算」「資金繰/資金実績管理」「予算編成管理」「管理会計」
    • <オプション機能>
      「購買/在庫管理」「固定資産管理/償却資産税申告」「工事契約管理」「リース資産管理」「不動産管理」「金融商品管理(借入金/社債/有価証券)」「管理連結/グループ経営管理」
鉄道業界特有の経理システム機能を、企業規模や利用範囲に応じて提供

2.導入コンサルティングからシステム利用までトータルサービスを提供

  • アビームコンサルティングの豊富な導入実績によるテンプレートを基に、短期間で高品質な経理基幹システムを提供。経営改革・業務改善・コスト削減・IFRS対応等のコンサルティングサービスやシステムの運用支援サービスなど、トータルソリューションを提供する。

近年、企業においては、グローバルにおけるガバナンスの強化、持たざるITによるシステム運用負荷の軽減、TCO削減といったニーズが強まっており、クラウド指向のシステムサービス活用に対する関心が急速に高まっています。
アビームコンサルティングは、多数の鉄道事業者向け経理システムの構築・運用支援および業務改善等のコンサルティング実績を有しています。このノウハウと、NEC自身が基幹システムを刷新・クラウド化する中で培ったノウハウやクラウドサービス関連の技術・実績を、新サービスに結集しています。

今後、経理システム以外の鉄道業向けソリューションについてもクラウドサービスとしての提供を計画しており、鉄道事業者の経営・業務革新に貢献するソリューションを一層強化していきます。

以上

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