【参考資料】SAP、「SAP HANA™」プラットフォームを活用し、新たなリアルタイムアプリケーションを提供開始

2011年9月22 日 by SAP News 0

電力会社に変革をもたらす「SAP® Smart Meter Analytics, powered by SAP HANA」と、企業の膨大な財務データを瞬時に分析する「SAP® COPA Accelerator」を発表
「SAP HANA」専用の新たなコミュニティ「Experience SAP HANA™」Webサイトを開設

(本リリースは、9月13日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は、同社のインメモリ・コンピューティング・プラットフォームである「SAP HANA™」をベースに開発された2つの最新ソリューション「SAP® Smart Meter Analytics, powered by SAP HANA」と「SAP® COPA Accelerator」を発表しました。同プラットフォームを通じ、既存のアプリケーションを刷新し、全く新しいアプリケーションを提供することで、企業戦略の立案・計画・実施・運用のあり方に変革を及ぼします。

2つの最新ソリューション「SAP Smart Meter Analytics, powered by SAP HANA」と「SAP COPA Accelerator」は、お客様とのコラボレーションを通じてSAPの製品チームと設計チームが開発したものです。エンドユーザーのニーズまで遡るデザイン思考の原則を活用しています。例えば、「ビッグデータ」に関する洞察力をリアルタイムで得られるよう設計されています。これは従来型のアプローチでは融通が利かず、シーケンシャルで時間を浪費するものでしたが、今回のアプローチでは、より滑らかで自然な方法により、大量の情報を活用して分析、計画、予測、シミュレーションを行うことができます。

このソリューションは、「SAP HANA」プラットフォームにより実現するアプリケーションファミリの一環として昨年末に発表され、今年すでに提供開始された「SAP® BusinessObjects™ Strategic Workforce Planning」アプリケーションと連動します。

Forrester Researchは、イノベーション戦略の主要な柱としてのインメモリコンピューティング技術の代表的な提唱者、SAPが存在感を示しつつある注1)として、次のように記しています。「『SAP HANA』によってSAPは、画期的な最新アプリケーションを開発し、膨大な量のデータをほぼリアルタイムで消費・分析しつつ、コスト効果と柔軟性に優れたコンピューティング・プラットフォームを実現することができる」注2)

リアルタイム分析とアプリケーション向けの最新プラットフォーム
「SAP HANA」プラットフォームによって、企業は今後、シミュレーションやパターン認識といった複雑な分析を数秒以内で実行し、企業の経営手法で圧倒的なイノベーションを実現できます。「SAP HANA」は、アプライアンスとしての展開もクラウド経由での提供も可能で、以下のコア機能を備えています。


  • 行列データの保存をネイティブサポートした単一データベース

  • 強力かつ柔軟なデータ演算エンジン

  • SQLおよびMDXインターフェース

  • 情報モデリング設計の統合環境

  • ビジネス情報を一貫して表示するデータレポジトリ

  • 「SAP NetWeaver® Business Warehouse」コンポーネントや「SAP® ERP」アプリケーション等、SAPおよび非SAPのデータソースにアクセス可能なデータ統合機能

  • 統合ライフサイクル管理

SAPの技術・革新担当エグゼクティブボード・メンバーであるヴィシャル・シッカ(Vishal Sikka)は、次のように述べています。「私たちの周辺では圧倒的なシンプリフィケーションが起こっています。多層構造は驚異的なペースで崩壊しており、人、企業、データ、端末はよりダイレクトにつながりつつあります。このように多層構造の中抜きが実現することで、エンドユーザーはより大きな権限を得て、より優れたユーザー体験を求めるようになり、私たちはさらなるシステムやデータベースの連結性を高めることが必要となります。これに伴い、IT業界では抜本的な刷新と再形成が行われており、『SAP HANA』はこうした変革の推進に貢献しています。『SAP HANA』は、時間とともに形成される非効率性や多層構造を排除するだけでなく、最終的には驚異的なユーザー体験を実現すると同時に、既存の複雑な多層構造に新たな展望とシンプリフィケーションをもたらします。お客様からの素晴らしい反応は、当社が『SAP HANA』によってこうした革新を実現していること、そして、これらのアプリケーションはSAPの今後の展開の序章に過ぎないことがお分かりいただけるはずです」

電力会社は「ビッグ・データ」を活用し、より持続可能なエネルギー使用を実現
電力会社は現在「スマートメーター」によって生成されるデータの爆発的増加という問題に直面しています。「SAP Smart Meter Analytics, powered by SAP HANA」では、こうした電力会社が「ビッグデータ」から強力な洞察力を直ちに生み出し、これを活用することでよりカスタマイズされた顧客向け商品を開発できるよう支援することを目指しています。この最新のインメモリソリューションにより、以下の機能を通じ、顧客がより持続可能なエネルギー使用慣行を採用できるよう支援することができます。


  • 周辺地域、戸建、オフィスなど規模や密集度ごとのエネルギー消費プロファイルを即座に集計・分析可能

  • エネルギー消費動向に基づく正確な顧客セグメント化により、電力会社はCO2排出量の削減計画など、よりターゲットを絞ったエネルギー節約プログラムを策定可能

  • Webポータルやモバイル機器をWebサービス経由で接続することで、エネルギー使用状況を直接把握することが可能

「スマートメーター」のデータへリアルタイムでアクセスすることにより、不正検出機能や、負荷予想を向上させ、エネルギー使用動向に適した新たな料金体系を策定することができます。

大量のデータを取り扱う際のスピードと処理能力を向上
「SAP COPA Accelerator」は、大量の財務データを取り扱う際のスピードと処理能力を向上させます。また、企業の財務部門は以下のようなことが可能です。


  • 大規模なデータボリュームについて収益性報告書をリアルタイムで作成

  • あらゆるレベルの粒度、集合、次元について収益性分析をその場で直ちに実施

  • 処理時間を大幅に削減しつつ、原価配分を実行

  • ビジネスユーザーは信頼できる収益性情報をセルフサービスで容易に利用可能

この2つの新しいソリューションは、SAP Consulting部門だけでなく、経験豊富なSAPパートナーが展開することも可能であり、企業の収益サイクルと決算手続きの迅速化・効率化の支援を目指しています。「SAP® BusinessObjects™Enterprise Performance Management(EPM)」ソリューションの広範なポートフォリオと併用する形での実装も計画されており、コストと収益性のドライバー(影響要因)について全体像をつかむことが可能です。

「Experience SAP HANA」Webサイトを新設
デモやソリューション概要、顧客および製品の専門家とのコラボレーションなど、「SAP HANA」搭載アプリケーションについての詳細は、「Experience SAP HANA」コミュニティ(http://www.experiencesaphana.com)上でご覧いただけます。このサイトは、知識と見識を共有することで参加者が「SAP HANA」を学び、試用し、実装できるように作られたコミュニティです。また、SAPの既存のお客様は、SAP製品の専門家と積極的にコミュニケーションをとることが可能で、ベストプラクティスを共有し、社内の「SAP HANA」実装担当者にヒントやガイドラインを直接提供できます。

Twitterでは、@SAPInMemoryでSAPをフォローできます。

注1) Forrester Research, Inc.:「Innovative Technologies Will Drive Enterprise Applications And ERP To A Bright New Future」
2011年6月30日

注2) Forrester Research, Inc.:「And In-Memory Innovation Agenda」
2011年7月13日

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