SAP、2012年度第1四半期の業績を発表

2012年4月26 日 by SAP News 0

(本リリースは、4月25日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

  • Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上が、9四半期連続で2桁成長を達成
  • 2012年度第1四半期のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、12%(固定通貨換算ベースでは10%)増の26億3,000万ユーロ
  • 2012年度第1四半期のソフトウェア売上は、4%増の6億3,700万ユーロ(固定通貨換算ベースでは1%
  • 2012年度第1四半期のNon-IFRSベースの営業利益は、7%(固定通貨換算ベースでは3%)増の8億3,400万ユーロ
  • 2012年度第1四半期のNon-IFRSベースの一株当たり利益は、11%増の0.49ユーロ
  • フリーキャッシュフローは、35%増の20億ユーロ
  • イノベーションを促進するビジネス分野において、力強い成長を達成:SAP HANAおよびモバイルの売上は4,900万ユーロ、クラウド事業はSuccessFactors単体による新規事業によって69%増を達成するなど、成長の勢いを加速

Tokyo【独ワルドルフ発】 – SAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は本日、2012年3月31日を決算日とする2012年度第1四半期の決算を発表しました。

SAPのCFO、ワーナー・ブラント(Werner Brandt)は、次のように述べています。
「SuccessFactorsが当社のクラウド事業に著しく貢献してくれたことで、Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連売上は、9四半期連続で2桁増を達成しました。第1四半期はフリーキャッシュフローが非常に好調で、35%増の20億ユーロとなりました。この結果、予想よりも短期間で、純流動資金をプラスにすることができました。」

SAPの共同CEOであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)とジム・ハガマン・スナーベ(Jim Hagemann Snabe)は、次のように述べています。
「当社の主力製品であるインメモリプラットフォーム、SAP HANA、クラウドソリューションとモバイルソリューション、コアアプリケーション、アナリティクス製品では、旺盛な勢いが見られます。当社のイノベーションのスピードと、全製品ポートフォリオにあるソリューションの連携能力は、お客様から支持されています。SAPは今後も、企業各社がこれまでにない優れた企業経営を実現できるよう支援するとともに、業界に関する専門知識により、ビジネスに関する基本的な課題の解決に寄与していきます。我々は、2012年度の第2四半期と通年の見通しも達成できると確信しています。」

業績の詳細

2012年度第1四半期ハイライト

2012年度第1四半期1)

 

IFRS

Non IFRS2)

(単位:百万ユーロ) 2012年度
第1四半期
2011年度
第1四半期
増減率
(%)
2012年度
第1四半期
2011年度
第1四半期
増減率
(%)
固定通貨
換算ベース
増減率(%)3)

ソフトウェア

673 615 4 637 615 4 1

サポート

1,953 1,708 14 1,954 1,725 13 11

クラウドサブスクリプションおよび
サポート

29 4 625 35 4 775 725

ソフトウェアおよび
ソフトウェア関連
サービス売上

2,619 2,327 13 2,626 2,344 12 10

総売上

3,350 3,024 11 3,357 3,041 10 8

総営業経費

-2,719 -2,427 12 -2,523 -2,262 12 10

-Tomorrow Now の訴訟関連

-7 -2 <-100 0 0 0  

営業利益

631 597 6 834 779 7 3

営業利益率(%)

18.8 19.7 -0.9pp 24.8 25.6 -0.8pp -1.1pp

税引き後利益

444 403 10 583 528 10  

基本1株当たり利益 (€)

0.37 0.34 9 0.49 0.44 11  

フルタイム換算
総従業員数

59,420 53,872 10 n/a n/a n/a n/a

1)全ての数値は未確定で未監査のものです。

2) 売上の項目に含まれる調整は、SAPが取得した会社が単独企業であった場合は計上されていたにも関わらず、企業結合会計を導入した結果、IFRSの下ではSAPによる計上が認められない売上部分に関するものです。営業費用の項目に含まれる調整は、買収関連費用、株式報酬費用、リストラクチャリング費用、廃止事業費用によるものです。

3) 固定通貨換算ベースの売上および営業利益の数値は、当期のものではなく前年同期の平均為替レートを用いて当期の売上および営業利益を換算し、算出したものです。当年のNon-IFRSによる固定通貨換算ベースの数値と、前年同期のNon-IFRS数値を比較し、固定通貨換算ベースの前年同期比の増減率を算出しています。

売上 – 2012年度第1四半期

  • IFRSベースのソフトウェア売上は、前年同期比4%(固定通貨換算ベースでは1%)増の6億3,700万ユーロ(2011年=6億1,500万ユーロ)となりました。
  • IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、前年同期比で13%増の26億2,000万ユーロ(2011年=23億3,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、前年同期比で12%(固定通貨換算ベースでは10%)増の26億3,000万ユーロ(2011年=23億4,000万ユーロ)となりました。
  • IFRSベースの総売上は、前年同期比11%増の33億5,000万ユーロ(2011年=30億2,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比10%(固定通貨換算ベースでは8%)増の33億6,000万ユーロ(2011年=30億4,000万ユーロ)となりました。

2012年度第1四半期のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上および総売上からは、買収に伴う繰延収入評価損700万ユーロ(2011年=1,700万ユーロ)が除外されています。

利益 – 2012年度第1四半期

  • IFRSベースの営業利益は、前年同期比6%増の6億3,100万ユーロ(2011年=5億9,700万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年同期比7%(固定通貨換算ベースでは3%)増の8億3,400万ユーロ(2011年=7億7,900万ユーロ)となりました。
  • IFRSベースの営業利益率は、前年同期比0.9パーセンテージポイント減の18.8%(2011年=19.7%)でした。Non-IFRSベースの営業利益率は、前年同期比0.8パーセンテージポイント減の24.8%(2011年=25.6%)、固定通貨換算ベースでは、前年同期比1.1パーセンテージポイント減の24.5%でした。
  • IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比10%増の4億4,400万ユーロ(2011年=4億300万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比10%増の5億8,300万ユーロ(2011年=5億2,800万ユーロ)となりました。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比9%増の0.37ユーロ(2011年=0.34ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比11%増の0.49ユーロ(2011年=0.44ユーロ)となりました。
  • 2012年度第1四半期のIFRSベースの実効税率は26.9%(2011年=30.9%)でした。2012年度第1四半期のNon-IFRSベースの実効税率は28.1%(2011年=31.0%)でした。

2012年度第1四半期のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上およびNon-IFRSベースの営業利益からは、買収に伴う繰延収入評価損700万ユーロ(2011年=1,700万ユーロ)が除外されています。これに加えて、Non-IFRSベースの営業利益からは、買収関連費用1億2,000万ユーロ、廃止事業からの利益700万ユーロ、株式報酬費用8,300万ユーロ、リストラクチャリング費用0ユーロ(2011年=1億1,200万ユーロ、200万ユーロの費用、5,200万ユーロ、0ユーロ)が除外されています。2012年度第1四半期のNon-IFRSベースの税引き後利益およびNon-IFRSベースの基本1株当たり利益からは、買収に伴う繰延保収入評価損500万ユーロ、買収関連費用7,900万ユーロ、廃止事業からの利益400万ユーロ、株式報酬費用5,900万ユーロ、リストラクチャリング費用0ユーロ(2011年=1,100万ユーロ、7,600万ユーロ、100万ユーロの費用、3,700万ユーロ、0ユーロ)が除外されています(税引き後)。

キャッシュフロー – 2012年度第1四半期

営業キャッシュフローは、前年同期比30%増の20億7,000万ユーロ(2011年=15億9,000万ユーロ)でした。フリーキャッシュフローは、前年同期比35%増の19億6,000万ユーロ(2011年=14億5,000万ユーロ)でした。総売上に占めるフリーキャッシュフローの割合は、58%(2011年=48%)でした。2012年3月31日時点での現金および現金等価物、短期投資を含むSAPグループ全体の流動資金は、51億8,000万ユーロ(2011年12月31日=56億ユーロ)でした。2012年3月31日時点での純流動資金は、2011年12月31日時点で16億4,000万ユーロだったのに対し、8億4,500万ユーロでした。純流動資金の減少は、主にSuccessFactorsの買収によるものでした。これは、2012年度第1四半期の営業キャッシュフローの増加によって一部相殺されました。

SuccessFactorsについて

SAPは2012年2月16日、SuccessFactors, Inc.のすべての発行済株式を対象とした株式公開買付けが成功裏に完了したことを発表しました。

単体ベースでは、SuccessFactorsは、第1四半期の新規事業による12カ月間の請求金額で、前年同期比69%増を達成しました。SAPとSuccessFactorsの強力な組み合わせにより、同社では、業界をリードするクラウドプロバイダーとなるための戦略を加速しています。SuccessFactorsのソリューションは、SAPの中核的な人事管理(HCM)製品群や、スイートクラウド市場向けのSAP Business ByDesignおよびSAP Sales on Demandといった大企業向けの事業部門向けクラウド製品などのSAPの強力なクラウド資産を補完します。

今後の見通し

2012年通年の見通しは、前回からの変更はなく、以下のとおりです。

  • 2012年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、固定通貨換算ベースで10%~12%の範囲で増加する(2011年=113億5,000万ユーロ)と予想しています。これには、最大2パーセンテージポイントとなるSuccessFactorsの事業からの拠出分が含まれています。
  • 2012年度通年のNon-IFRSベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで50億5,000万ユーロ~52億5,000万ユーロの範囲(2011年=47億1,000万ユーロ)と予想しています。SuccessFactorsを除外した2012年度通年のNon-IFRSベースの営業利益も、上記と同等の範囲を予想しています。
  • 2012年度通年のIFRSベースおよびNon-IFRSベースの実効税率については、それぞれ26.5%~27.5%(2011年=27.9%)および27.0%~28.0%(2011年=26.6%)と予想しています。

通年の見通しに加え、SAPでは、2012年度第2四半期についても、以下のとおり見通しを立てています。

  • 2012年度第2四半期のソフトウェア売上は、固定通貨換算ベースで15%~20%の範囲で増加する(2011年=8億3,800万ユーロ)と予想しています。
  • 2012年度第2四半期のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、固定通貨換算ベースで14%~16%の範囲で増加する(2011年=25億9,000万ユーロ)と予想しています。

地域別業績

2012年度第1四半期の地域別業績概要につきましては、こちら(PDF 188KB)をご覧ください。

契約した主なお客様

2012年度第1四半期に締結された主な契約は以下の通りです。(順不同)

[ヨーロッパ・中東・アフリカ地域]
EADS N.V.、グラクソ・スミスクライン・バイオロジカルズSA、ケニア港湾公社、プラダS.p.A.、RAKセラミックス、RAYNET SNC

[南北中央アメリカ地域]
ビージェーズ・ホールセール・クラブ、ボストン・サイエンティフィック・コーポレーション、ポム・デ・アスカー、ニュートリシステムInc.、ペルー国営石油会社

[アジア太平洋・日本地域]
オーストラリア・ニュージーランド銀行、中国神華能源、暁星(ヒョースン)コーポレーション、Syarikat Prasarana Negara Berhad

[HANA]
コンパルタモス銀行、インテグレーテッド・ユーティリティ・ホールディング、Joeone Company Limited、ユナイテッドブリュワリーズLtd.

[クラウド]
CEVAロジスティクス、LRSルフトハンザ・レベニュー・サービシズGmbH、オプティマル、リオティント、ソビーズ、スタルツ・エア・テクノロジーInc.

補足情報

2012年度第1四半期の売上、利益、キャッシュフローの数値には、2012年2月21日以降のSuccessFactorsからの売上、利益、キャッシュフローが含まれています。前年同期については、SuccessFactorsの金額は含まれていません。

TomorrowNowの訴訟に関する最新情報:オラクルは昨年、陪審による損害裁定を無効とする裁定を不服とし、早期上告の申し立てを行いました。この早期上訴は2012年1月6日に裁判官によって棄却され、オラクルには、減額された損害額2億7,200万ドルを受諾するか、損害額を決定するための再審を求めるかの選択権が与えられました。そして、オラクルは、再審の手続きを選択しました。再審日は現在、2012年6月18日を予定しています。

クラウド市場に対する強力な取り組みを鑑み、SAPでは、損益計算書の項目を変更し、クラウド関連の収益源に関してさらに詳細に報告していくことになりました。2012年2月17日、SAPは、この変更に関して「ウェブメッセージ(Webmessage)」を発表しました。詳細については、「クラウド売上をより詳細に報告:SAPが損益計算書の項目を変更(ウェブメッセージ)(More Transparency On Cloud Revenue: SAP Realigns Its Income Statement (Webmessage))」 をオンライン上でご覧ください。

さらに、SAPでは、2012年のNon-IFRS指標とこれに対応するIFRS指標の予測される差異について、算定を発表しました。また、SAPのNon-IFRSベースの売上と利益の数値を決定する際、買収に伴う繰延収入評価損の調整を加える売上の範囲を拡大しました。2012年3月23日には、この変更に関するウェブメッセージを発表しました。詳細については、「SAPのNon-IFRS財務指標:IFRSとNon-IFRSの差異に関する2012年の算定(ウェブメッセージ)(2012 estimates of the differences between IFRS and Non-IFRS (Webmessage))」 をオンライン上でご覧ください。

SAPのNon-IFRSベースの調整内容のすべてと関連する制約、ならびに、固定通貨およびフリーキャッシュフローの数値に関する詳細な説明については、「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

以上

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