SAPジャパン・テクノロジー調査レポート“ビッグデータ”を活用できている大企業は1割未満

2012年4月27 日 by SAP News 0

~ 人材・スキル不足や、データ統合/連携に課題 ~

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安斎富太郎、以下SAPジャパン)は、企業の“ビッグデータ”の分析・活用状況を明らかにするために、企業でのIT利用に関心の高いビジネスパーソン369人を対象としたアンケート調査「SAPジャパン・テクノロジー調査レポート」(2012年2月29日から3月8日の期間で調査)を実施し、企業内の“ビッグデータ”に対し、1000人以上の大企業(対象:123人)でも、“分析・活用を実現している企業”が8.9%しかいないことが、今回の調査から明らかになりました。

【主な調査結果】
1.『ビッグデータを活用出来ていない』大企業が全体の約7割を占める

昨今、クラウド技術の活用などを利用し、企業は爆発的に増え続ける企業内データ“ビッグデータ”を蓄積する傾向にはありますが、今回の調査から大企業(1000人以上の企業)では、「分析しているが活用できていない」(21.1%)、「所在や形式がバラバラで統合できない」(19.5%)などの回答が多く占める結果となりました。
また、「大量データは存在しない」(13.8%)、「分析活用するビジネスニーズがない」(9.8%)、「データ分析と活用を実現している」(8.9%)の回答を除く、いわゆる『ビッグデータを活用出来ていない』という回答が全体(対象:123人)のうち約7割(67.4%)という結果になりました。
この結果は、100人から1000人未満の中企業(対象:123人)でも同様の傾向が見られましたが、100人未満の小企業(対象:122人)では半数以上が「分析対象の大量データは存在しない」(53.3%)という結果となりました。

2.『人材・スキル不足』『データの統合/連携ができない』『情報活用ができない』などが、課題として目立つ
『ビッグデータを活用出来ていない』と回答をした方の中で大企業の方(対象:117人)は、「分散データの統合/連携が出来ない」(55.6%)、次いで「的確に分析できる人材・スキル不足」(42.7%)、「リアルタイム情報活用ができない」(39.3%)となり、中企業(対象:115人)では、「的確に分析できる人材・スキル不足」(53%)、「分散データの統合/連携が出来ない」(45.2%)、「リアルタイム情報活用ができない」(40.9%)となりました。一方、小企業(対象:105人)では、「的確に分析できる人材・スキル不足」(31.4%)、「リアルタイム情報活用ができない」(29.5%)、「分散データの統合/連携が出来ない」(23.8%)が拮抗する結果となりました。

3.仮想化、BI、DWHの構築、並列分散処理などに関心が集まる
関心の高いITソリューションとして、大企業(対象:109人)では、「BI」(43.1%)、「ITインフラの増強や仮想化」(39.4%)、「Hadoopなどによる並列分散処理」(34.9%)となり、中企業(対象:111人)では、「ITインフラの増強や仮想化」(44.1%)、「BI」(30.6%)、「データウェアハウスの構築」(27.9%)となりました。また小企業(対象:109人)では、「ITインフラの増強や仮想化」(45%)が、2番目の「データウェアハウスの構築」(21.1%)以下を大きく上回り突出した結果となっています。

考察

企業内データは日々膨れ上がり、その分析・活用をどうするか?という実情が明らかになった調査結果です。仮想化やインフラの整備を行いながら、蓄積したデータを分析・活用することも大きな“課題”として認識している企業が多いようです。モバイルの爆発的な普及もあり、更なるリアルタイム性が求められる中、今後その膨大なデータを経営戦略に活かす仕組み作りをいち早く構築する企業が、強い企業の条件になるかもしれません。

注)本調査は、アイティメディア株式会社と共同で実施し、同社のニュースサイト「ITmedia エンタープライズ」及び「@IT」のメールマガジン登録読者を対象としたWebアンケートで実施いたしました。

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