【参考資料】SAP、SAP HANA®採用のリアルタイムソリューション各種を発表

2012年11月27 日 by SAP News 0

SAP HANAプラットフォームのパワーを活用した革新的なソリューションで、幅広い事業や業界に新たなビジネス価値を提供
(本リリースは、11月15日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は、このたび、SAP HANA®プラットフォームの技術を活用して、事業や業界の変革を支援し、新たなビジネス価値を提供するソリューション各種を発表しました。ビジネスユーザーが素早く、確実に、そして簡単に導入することができる、SAP HANAで稼働するソリューションを30種類以上用意しました。これらのソリューションはビジネスを中断することなく、大量のデータや新しい感知即応(Sense-and-Respond)シナリオ、パーソナライズした消費者とのやり取りについて、計画の立案、報告、分析などをリアルタイムに行うことができます。

一部公開あるいは完全公開しているソリューションは、以下の通りです。

  • SAP® Liquidity Risk Managementアプリケーション
  • SAP® Accelerated Trade Promotion Planningアプリケーション
  • SAP® POS Data Managementアプリケーション
  • SAP® Customer Usage Analytics解析アプリケーション

今後登場する予定のソリューションは、以下の通りです。

  • SAP® Demand Signal Managementアプリケーション
  • SAP® Operational Process Intelligenceソフトウェア
  • 注)  なお、日本での提供開始時期は未定です。

    SAPエクゼクティブボードでテクノロジー&イノベーション担当のビシャル・シッカ(Vishal Sikka)は、次のように述べています。「今回のイノベーションで、SAPは、各産業に合わせたデータ駆動型のアプリケーションをSAP HANAプラットフォーム上で素早く提供することができます。短期的に、SAP HANAは、お客様の展望およびビジネスを中断することなく加速して行くでしょう。長期的には、SAP HANAでアプリケーションの考え方が根底から変わるので、今まで考えたこともない課題を解決する素晴らしいアプリケーションを開発して行けると考えています。このようなソリューションは、お客様によるイノベーションの実現に向けた大きな一歩になるでしょう」

    SAP Liquidity Risk Managementで膨大なキャッシュフローの流動性リスクを素早く報告

    SAP Liquidity Risk Managementは銀行向けのアプリケーションで、膨大なキャッシュフローについて、流動性リスク管理をリアルタイムで素早く報告することができます。銀行ではこの流動性リスク比率を簡単に計測し、不測の事態に備えることができます。例えば、Basel IIIで定められた流動性カバレッジ比率やキャッシュフローギャップなど、流動性リスクに関する重要な指標を素早く計測し、潜在的な流動性リスクに関するボトルネックを発生させないためにカウンターバランスを算出して状況の改善に役立てることができます。このアプリケーションを銀行が使用すると、債券のヘアカットや縮小率の調整など、様々な状況によって異なるストレスシナリオを適用し、市場のボラティリティが流動性のポジションにどう影響するのかを深く理解することができます。

    SAP Accelerated Trade Promotion Planningで業界向けプロモーションを高度にカスタマイズ

    SAP Accelerated Trade Promotion Planningは、消費財メーカーが、自社に適合する効果的かつ業界向けにカスタマイズしたプロモーション企画ができるアプリケーションです。このSAP HANAベースで処理が高速なアプリケーションは、プロモーション関連の膨大なデータをリアルタイムに分析し、プロモーション企画を迅速に立ち上げ、プロモーションに関する新しいビジネスチャンスを発見したり、キャンペーンの支出を正確に追跡(把握)したりすることができます。さらに、プロモーションごとに新しいシナリオを素早く試すことができ、プロモーション中に調整を行うこともできます。これにより、業界向けプロモーションの状況を細かく追跡・分析し、効果の上がらない支出は削減が可能となります。SAP Accelerated Trade Promotion Planningを使えば、プロモーションを店舗一つひとつに合わせて展開できるので、小売店との関係を改善することができます。また、プロモーションデータを日単位の細かいレベルに落とし込んで保存することも可能で、週単位の集まったデータを基に分析することで不正確な報告を避けることができます。

    SAP POS Data Managementでリアルタイム小売を実現

    SAP POS Data Managementは、細分化したPOSデータを取得し、SAP HANAの処理スピードを生かして分析結果をすぐに入手し、小売業におけるリアルタイムなソリューションを提供するアプリケーションです。小売業にとってこのアプリケーションを活用することで、何が売れたのかという情報を得られるだけでなく、販売や顧客の行動に関する問題を検討し、その答えを得て、顧客の体験を変えて行くこともできます。何十億件もの情報が記録され、リアルタイムに分析できるようになれば、販売データに予測アルゴリズムを適用して在庫切れを適切に予測したり、SAP® Loss Prevention Analyticsのコンテンツを使い、店頭における不正を検出したりできるようになり、ユーザーはより最適な意思決定を行うことができます。ビジネスユーザーであれば、販売データに予測アルゴリズムを適用して在庫切れを適切に予測するほか、カスタマーエンゲージメントをパーソナライズして次に買ってもらえそうなものを予測し、店員をサポートする、POSのリアルタイム監査を行い不正を検出する、物理的な在庫情報を提供することなどが可能で、優れた意思決定ができるようになります。

    COOPスイスでITプロセスリテールを統括するマーカス・リーンハルト(Markus Lienhard)氏は、次のように述べています。「COOPは、SAP HANAを活用するSAP POS Data Managementで、SAP HANAによる取引の世界に踏み込むことになりました。我々はこのアプリケーションのカスタマー・バリデーション・プログラムに参加したのですが、そのおかげで、インメモリー技術を採用したSAPの新しいリテールソリューションで我々の目的が達成できること、また、我々が期待するようなメリットが得られることが実感できたのです」

    SAP Customer Usage Analytics-通信業界、ハイテク業界、金融業界に最適

    このたび提供を開始したSAP Customer Usage Analyticsは、BRIM(請求・収益のイノベーション管理)が行える革新的なリアルタイム解析アプリケーションです。通信、ハイテク、金融などのサービス産業では「ビッグデータ」の取り扱いが問題になっていますが、そのような問題に対応できます。このアプリケーションを活用すると、顧客の利用パターンを、マーケティングや営業、サービスなどの部門がきちんと把握できるようになります。このパターンがしっかりと押さえられれば、顧客に関心を持っていただけるオファーを用意したり、サービスをパーソナライズしたりして、顧客をつなぎ止めることが可能になります。SAP Customer Usage Analyticsはラピッド・デプロイメント・ソリューションとしても提供しているので、素早く価値を手にすることができますし、費用やスコープを一定にして予測性を高めることができます。

    SAP Demand Signal Managementで需要変動に素早く対応

    SAP Demand Signal Managementを使うと、様々な業界の企業が、外部市場や下流の需要データをほぼリアルタイムにとらえ、それを社内のビジネスデータとしてまとめて分析し、営業、マーケティング、サプライチェーンなどの分野でエンタープライズ全体を通じて意思決定を改善することができます。このアプリケーションには、具体的なビジネスやユースケースを基に構築した最新の分析手法を組み込み、細分化されたデータでも分析できるようにする予定です。

    SAP Demand Signal Managementは、下流の需要や市場調査、消費者マインドなどのデータを活用し、市場を深く理解するとともにその変化に素早く対応できるアプリケーションです。業界向けプロモーションを最適化する、販売計画を改善する、予測精度を高めるなどが可能で、このアプリケーションを活用すると、売上を増やす、小売店との関係を強化する、在庫の適正レベルや製品投入の失敗などに関するインサイトを得て、得られたはずの収益を逃さないようにすることができます。

    SAP Operational Process Intelligenceでビジネスプロセスをリアルタイムに把握する

    SAP Operational Process Intelligenceは、業務の意思決定サポートソフトウェアとして、基幹業務のユーザーがビジネスプロセスの全体をリアルタイムに把握できるようにすることを目的としています。特に、本質が大きく異なる各種活動をカバーする形で成果を出せるように支援することを重視しています。プロセスの可視性が改善すれば、日々の業務における対応力が向上し、優れた意思決定が行えるようになります。このソフトウェアはSAP HANAを活用し、SAPデータもSAP以外のデータもまとめてプロセスログの相関関係などを洗い出すことが可能となる予定です。この結果、様々なアプリケーションやワークフローにまたがるビッグプロセスを、価値や速度、多様性、量など、文脈に応じてリアルタイムに把握することが可能となり、プロセスに参加する社員、プロセスオーナー、部門マネージャーは十分な情報に基づいて素早く意思決定を行えるようになります。

    ソリューションアーキテクトやビジネスプロセスのエキスパートなら、業務シナリオのプロセスフェーズやパフォーマンス指標を柔軟に定義し、SAP HANA® Studioを活用して、プロセスのフラグメントを探し出して分析データモデルを構築したり、ロールベースのダッシュボードなど、最新のビジネスユーザー体験を生みだしたりすることができます。プロセスのボトルネックや弱点などからクリティカルな状況が生まれそうな場合、あらかじめ定めておいた方法や指標を活用してリアルタイムに検出し、意思決定をスマートかつ素早く行えるよう、クリティカルなプロセスインスタンスには十分な保護策を講じる予定です。

    以上

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