SAPジャパン、SAP® Business Suite powered by SAP HANA®を発表

2013年2月20 日 by SAP News 0

リアルタイムトランザクションとアナリティクスを単一のインメモリープラットフォーム上で実現、リアルタイムエンタープライズを再構築

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安斎 富太郎、以下SAPジャパン)は本日、SAP® Business Suiteユーザーへの新しい選択肢として、「SAP® Business Suite powered by SAP HANA®」の提供開始を発表しました。トランザクションデータを単一のインメモリープラットフォーム上で、リアルタイムに取得および分析するビジネスアプリケーションを提供するのはSAPだけです。SAPジャパンでは、5月末より一般提供の開始を予定しています。

SAP Business Suite powered by SAP HANAを導入することにより、ユーザーは、予測困難な環境においても、商機を失うことのないようリアルタイムで業務を遂行するとともに、瞬時に、また問題を先取りして、トランザクション、分析、および予測を行えるようになります。リアルタイムのインサイトを直ちに行動に移すことが可能になり、同時に、トランザクションシステムとアナリティクスシステムが分断されているために発生する重複したデータやシステムに伴う複雑さが解消されます。この画期的なイノベーションは、ユーザーエクスペリエンスや業務効率を向上することで業務に変革を起こし、ビジネスプロセス全体にわたって新たなビジネス価値を実現することを目標に構築されています。市場分析、決算、売掛金管理、MRP(資材所要量計画)、消費者や社会のセンチメント分析などのさまざまなビジネスシナリオに加え、最も頻繁に利用される業務レポートとアナリティクスについては、ユーザーに最大限の価値をもたらすために特に最適化されています。

SAP Business Suite powered by SAP HANAは企業のスピードやイノベーションをかつてない水準に高め、まったく新しい成長機会をもたらします。計画、実行、報告、分析などのミッションクリティカルなビジネスプロセスのすべてについて、関連する同じライブデータを使った管理が可能になりました。また、ライブデータに基づいて業務分析と報告を行うことのできるオープンな環境も備えています。

SAPの最高技術責任者(CTO)であり、テクノロジー・イノベーション担当のSAPエグゼクティブボードのメンバーでもあるヴィシャル・シッカ(Vishal Sikka)は、次のように述べています。

「SAPの創立者でスーパーバイザリーボードの会長でもあるハッソ・プラットナー(Dr. Hasso Plattner)は2010年に、SAP HANAをSAPのインテレクチャルリニューアル(知的資産再構築)の中心に据え、それによって既存と新規の両方のアプリケーションを変革するという大胆なビジョンを発表しました。SAPは過去2年間にわたり一貫してこのビジョンを実現してきましたが、今回の発表はSAP Business SuiteによるSAP HANAの持つ処理能力活用が実現した、この取り組みの中での大きなマイルストーンとなるものです。これによって世界で最も優れた経営を行っている多数の企業の根幹を支えているSAPのソフトウェアが、人々のイマジネーションと同じスピードで業務を処理し、また考えられるようになりました。従来のコストと性能との間の二律背反を解消し、リアルタイムのビジネスを改めて構築し、またパートナー企業による強力かつオープンなエコシステムとともに、お客様の環境を劇的に簡素化することが可能になりました。またオープンな環境と業務中断を伴わないイノベーションへの取り組みを示すものとして、SAP Business Suiteは引き続き業界の主要データベースをすべてサポートします」

この最新のプラットフォームを通じ、SAPは企業がよりスマートなビジネスイノベーション、より高速なビジネスプロセス、よりシンプルなビジネスインタラクションを提供し、業務中断を最小限に抑えながらリアルタイムでビジネス全体を変革することを支援します。

よりスマートなビジネスイノベーション

ビジネスモデルに再検討を加え、トランザクションシステム上に組み込まれた分析を併用することにより、事実に基づいた意思決定を支援します。

Deere and CompanyのGlobal SAP Services担当ディレクターであるデレク・ダイヤー(Derek Dyer)氏は、次のように述べています。「当初の体験が非常に優れていたため、既存および将来のアプリケーションの多くについてSAP HANAをプラットフォームとして導入するという判断を短期間のうちに行うことができました。このSAPの大きなイノベーションは、製品やサービスの市場への投入に画期的な変化をもたらし、リアルタイムのMRPなど重要なプロセスを推進し、さらには予測に基づくメンテナンスなどの新しい分野開拓などを可能にする、当社が業務を遂行するための新たな手段になると考えています」

より高速なビジネスプロセス

SAP Business Suite powered by SAP HANAの導入により、企業はコア業務を劇的に加速させるとともに、リアルタイムビジネスの実現に向けて進化することが可能になりました。

IDCのWorldwide Software, Services, Big DataおよびSales and Marketing Executive Advisory調査グループ担当シニアバイスプレジデントであるヘンリー・モリス(Henry Morris)氏は、次のように述べています。「ビジネスのペースが加速を続け、意思決定サイクルがますます短くなる中で、情報を取得し、分析し、それに対して行動を起こすための期間短縮へのニーズが高まってきています。SAP Business Suite running on SAP HANAは、まさにこのニーズに応えたものです。トランザクション処理とアナリティクスを同じプラットフォーム上に統合することにより、SAP HANAは記録と決定を組み合わせたシステムを支えます。トランザクション管理がリアルタイムの意思決定管理と一体化されるため、業務運営とビジネスインテリジェンスのシステムを平行して運用する場合には避けられない遅延や非効率性がなくなります。これにより従業員には関連する、粒状の、また最新のデータに基づき、さらに優れた戦術、運営、および戦略的な判断が可能になります」

よりシンプルなビジネスインタラクション

現在、ビジネスユーザーは消費者向けサービスと同様のユーザーエクスペリエンスとともに、ライブのインサイトを直ちに行動に変換することを求めています。SAP Business Suiteはリアルタイムの情報に基づくビジネスインタラクションを簡素化します。

Ferrero GroupのCIOであるエンツォ・ベルトリーニ(Enzo Bertolini)氏は、次のように述べています。「Ferreroは今後5年間に欧州以外の国での総売上倍増を目指しており、SAPはこの成功を実現するための鍵になると予想しています。SAP ERP powered by SAP HANAから受けた最初の印象は、リアルタイムの情報を使用することにより、スピードと使いやすさを大きく改善できるというものでした。シミュレーションの改善と計画立案の迅速化により、営業推進とサプライチェーンに明確なメリットが生じるものと期待しています。将来的にはモバイル環境とビッグデータを組み合わせ、意思決定やプロセス管理に変革をもたらすことができると考えています」

オープンな選択肢と完全なサポートを顧客に提供

SAPは引き続き、データベース技術とベンダーの自由な選択をサポートしていきます。SAPはサポート対象のすべてのデータベースに対してイノベーションを提供し、またインメモリーへの最適化を含め、それらのイノベーションをサポートするためデータベースパートナーと協力します。

SAP ジャパンでは、SAPジャパンのパートナー企業がSAP HANAへの移行を選択したお客様をいちはやくご支援できるよう、様々な情報提供およびワークショップの提供を予定しています。また、あらかじめコンフィグレーション済みのソフトウェア、導入サービス、コンテンツ、およびエンドユーザー教育サービスを規定の範囲内で定額にて提供し、お客様が6カ月以内に運用を開始できるよう設計された、Rapid Deployment Solutionを順次提供開始する予定です。この導入をさらに推進するため、SAPはSAPユーザーグループと顧客からのフィードバックに基づき、現在のデータベース購入時の価格モデルと同様な価格モデルを採用しています。この価格モデルはアプリケーションの価値に一定の比率を掛けたものであり、市場の他の選択肢と比較して極めて大きな競争力を備えています。

以上

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