SAP、トヨタIT開発センター、VeriFone社、Connected Carを実現し、ドライバーの給油作業をシンプル化

2014年7月2 日 by SAP News 0

(本リリースは、7月1日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は本日、米国トヨタIT開発センター(以下、トヨタITC)およびVeriFone社(NYSE:PAY)との協力により、ドライバーの給油作業の大幅なシンプル化に貢献する、共同イノベーションプロジェクトを発表しました。現在、ドライバーは「最適な」ガソリンスタンドを見つけるため、複数のシステムを利用する必要があります。ガソリンスタンドにたどり着くと、給油ポンプのリーダーにカードを通し、さまざまなIDコードを入力して、決済の承認プロセスを進める必要や、ガソリンスタンドのスタッフに現金払いをする必要があります。しかし、今回のプロトタイプでは、ワンタッチ、ワンスクリーンのソリューションを使用することで、最も近いガソリンスタンドへのナビゲーションが表示され、自動決済の電子承認プロセスを進めることや、パーソナライズされたクーポンを受け取ることが可能です。今回の発表は、第14回 SAP Automotive Forum 2014(会期:7月1日~2日、於:ドイツ・ライプツィヒ)で行われました。

本ソリューションは、SAP HANA® Cloud Platformをベースとしており、自動車の位置、ルート、ガソリン残量、ドライバーの関心事に関する情報を集計します。一方、VeriFone社は、販売時点管理(POS)ソリューションを、トヨタITCは、テレマティクスシステムを提供します。こうしたプロセスと情報は、SAPのクラウドを通じて統合され、トヨタITCのテレマティクスシステム上で表示されるため、ドライバーは、トランザクション全体をワンクリックで管理可能です。

ユースケースとしては、以下の通りです。まず、ガソリンの残量が少なくなると、ドライバーは通知を受け取ります。次に、トヨタITCのテレマティクスシステムを活用することで、位置情報やガソリン残量といったリアルタイムのコンテキストにもとづき、ガソリンスタンドの場所が推奨されます。その際、優先度の高いガソリンスタンド事業者など、ドライバーが事前入力した個人的な嗜好も考慮されます。自動車がガソリンスタンドに到着し、給油ポンプの前で止まると、ダッシュボードやモバイルデバイスのアプリをワンクリックするだけで、トランザクションの認証プロセスを進めることができます。一方、ガソリンスタンドは、ドライバーのプロフィールにもとづき割引やポイント特典などのクーポンを提供することも可能です。給油作業が完了すると、ドライバーは電子レシートを受け取ります。このほか、過去の給油履歴を表示させて、経費報告など他のシステムに簡単にデータをエクスポートすることも可能です。

本システムでは、マイクロ・ロケーション・サービスを実現する新たな無線規格Bluetooth Low Energy(BLE)が使用されています。BLE、SAP HANA Cloud Platform、トヨタITCのテレマティクスシステム、VeriFone社のPOSシステムを組み合わせることで、3社は、消費者を中心に据えたConnected Carサービスを実現しています。

トヨタITCのエグゼクティブバイスプレジデント兼COOの宮越博規氏は、次のように述べています。「トヨタITCは、ここシリコンバレーで、トヨタ自動車の革新的な原動力となっています。Connected Carに向けた自動車業界のパラダイムシフトを踏まえつつ、私たちは、最新の技術やサービスに広く着目することで、ソリューションを実現し、ユーザエクスペリエンスを向上させることにフォーカスしています。SAPおよびVeriFone社とのコラボレーションは、ドライビングエクスペリエンスの向上を目指す取り組みの中で、大きなマイルストーンとなりました」

VeriFone社のコマース・イネーブルメント担当シニアバイスプレジデントのビン・ダゴスティーノ(Vin D’Agostino)氏は、次のように述べています。「今回のSAPとトヨタITCとの協業は、加盟店とお客様との間で、便利で、価値ある、独自のやり取りを提供することで、決済の枠組みを越えた魅力的なコマースエクスペリエンスを実現しています。VeriFoneは、世界の代表的な石油ブランドの大半を対象に、セキュアな決済技術や、ターゲットを絞ったコンテンツなどの提供で長きにわたる歴史があり、お客様が市場の最新のテクノロジーを活用することで、新たな収益機会を開拓できるよう支援しています。私たちの決済技術とコマース実現に向けた専門知識は、お客様が自動車と給油ポンプとをつなぎユニークなソリューションを提供する際の理想的なパートナーとなります」

SAPのConnected Car担当シニアバイスプレジデントのギル・ペレズ(Gil Perez)は、次のように述べています。「SAPのイノベーションにより、Connected Carは、消費者にとって現実的な存在へと一歩一歩近づいています。トヨタITC、VeriFone社と私たちのコラボレーションによって、ビジネスモデルの変革が進んでおり、人々はシンプルで直感的なユーザエクスペリエンスが得ることができます。当社のクラウドとSAP HANAの技術によって、自動車や石油などの業種では、これまでは不可能だったこと、あるいは考えもつかなかったことが簡単に行えるようになります」

なお、Connected Carにおける給油作業のシンプル化については、こちらの動画をご覧ください。

以上

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