SAP、2014年度第4四半期および通年の業績を発表

2015年1月21 日 by SAP News 0

クラウドへの移行を加速、クラウド分野の総売上を2020年までに7倍に引き上げ280億ユーロ達成を目指す

(本リリースは、1月20日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

Tokyo

  • クラウド事業が急成長 – Non-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上が第4四半期に72%増、通年では45%増
  • クラウドサブスクリプションとサポートバックログが94%増加し、年末時点で23億ユーロを達成
  • HANAが好調な勢いを持続 – HANAのお客様が5,800社を超え、Suite on HANA のお客様は1,850社を超える
  • ソフトウェアとソフトウェア関連サービスの売上は、前払い方式からより比例的な計上方式への移行を前倒しで進めたにもかかわらず計画額を達成
  • クラウド提供能力を大きく拡大しながら営業利益の計画額を達成
  • 2020年までにクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は75〜80億ユーロ、総売上は260〜280億ユーロを目指す

SAP SE(NYSE:SAP)は、2014年12月31日を決算日とする2014年度第4四半期および通年の決算を発表しました。

2014年度第4四半期と通年の事業ハイライト

SAPはクラウド分野で極めて大きな成長を達成し、またこの業界全体に影響を及ぼす変革のリーダーであり続けます。通年のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、実通貨と固定通貨換算ベースのいずれも45%増の11億ユーロとなりました1

また販売時点で売上が発生するソフトウェア売上からサブスクリプションベースのクラウド売上への移行を前倒しで進めたにもかかわらず、ソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上も堅調でした。Non- IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、固定通貨換算ベースで7%増加し(実通貨ベースでは6%増の148億7,000万ユーロ)、固定通貨換算ベースの通年の目標だった6%〜8%成長を達成しました。Non- IFRS ベースの営業利益は固定通貨換算ベースで3%増の56億3,000万ユーロとなり(実通貨ベースでは3%増の56億4,000万ユーロ)、固定通貨換算ベースの通年の計画額だった56億〜58億ユーロを達成しました。

SAPのCEOのビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、次のように述べています。「2014年度には、お客様の事業変革を支援するRun Simple戦略を進めました。SAPが大きな成長を遂げるにあたっては、HANAプラットフォーム、業界で最も幅広いクラウドポートフォリオ、および世界最大のビジネスネットワークが推進力となりました。SAPは21世紀においてビジネスが成長するための明確な道筋、すなわちリアルタイムの運営、ネットワークによる運営、およびシンプルな運営を推進していきます。SAPは予測可能性を大きく高めたビジネスモデルへの移行を引き続き進めると共に、クラウド分野での目標を改めて引き上げて2014年から2020年末までに7倍の成長達成を目指します」

SAPのCFO、ルカ・ムシッチ(Luka Mucic)は、次のように述べています。「クラウド事業が卓越した成長を達成し、またクラウドバックログとNon-IFRSベースの繰延クラウド売上の合計も30億ユーロへと大きく拡大しました。これは将来的にクラウドを大きく成長させる、SAPがコミットしているビジネスです。2018年までには、クラウドサブスクリプションがソフトウェアライセンス売上を超えると予想しています。その時点において、SAPのクラウド事業は営業利益拡大をさらに加速することのできる規模に到達する見込みです」

SAPはエンタープライズ向けクラウドの分野で最も急速な成長を遂げている企業であり2 、第4四半期のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は前年同期から72%(固定通貨換算ベースでは59%)増加しました。通年の総クラウド売上ランレートは17億ユーロ 3(20億ドル 4)を超えています。Non-IFRSベースの算定クラウド売上は第4四半期に104%(固定通貨換算ベースでは78%)拡大しました5 。2014年12月31日時点のNon-IFRSベースの繰延クラウドサブスクリプションおよびサポート売上は6億9,900万ユーロで、前年同期比56%(固定通貨換算ベースでは40%)増でした6 。2014年12月31日時点のクラウドサブスクリプションおよびサポートバックログ7 は23億ユーロで、前年同期比94%増でした。

2014年12月に行ったConcurの買収により、1.2兆ドルという旅費および経費管理マーケットに参入し、世界最大のビジネスネットワークを推進しています。このネットワークでは、170万社を超える企業が7,000億ドルを超える商取引8 を行っており、これはAmazon、eBay、およびAlibabaを合わせた規模を上回っています。

次世代の顧客エンゲージメントへの徹底した注力も成長の原動力となっています。hybrisのオムニチャネルeコマースプラットフォームがCloud for Salesと組み合わさることによって2014年の売上にも大きく貢献し、ソフトウェア売上とクラウドサブスクリプションおよびサポート売上とを合わせた売上額は3桁の成長を達成しました。

リアルタイムのビジネスアプリケーションのためのプラットフォームであるSAP HANAはこの1年で驚異的な業績に達成し、SAPにとって引き続き大きな成長エンジンとなっています。お客様の間でSAP HANAが持つビジネスへのメリットへの認識が拡がるのに伴い、すべての業界や地域へのSAP HANA導入がさらに拡大しています。HANAは5,800社を超えるお客様に使用されており、またSAP Business Suite on HANAのお客様は1,850社を超えています。SAP HANAは主要な開発プラットフォームとしても進化しています。

サービス事業分野ではSAPはお客様との関わり方、およびお客様にサービスを提供する手段を大きくシンプル化しています。新しいONE Serviceのアプローチに基づき、SAPはただひとつのサービスポートフォリオを、ひとつのグローバルな組織から、またひとつの契約に基づいて提供します。ONE Serviceを提供するため、SAPはすべてのサービス業務をひとつの組織にまとめました。

2014年度第4四半期の地域別業績

ロシアとウクライナでのビジネスに対するマクロ経済面での重圧にもかかわらず、SAPは、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)地域で堅調な業績を達成しました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は5%(固定通貨換算ベースでも5%)増を達成し、英国ではソフトウェア売上が好調でした。EMEAでのNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、85%(固定通貨換算ベースでは75%)増でした。

南北中央アメリカ地域は、米国での大きな成長を原動力とし、Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上が14%(固定通貨換算ベースでは6%)増となりました。中南米ではマクロ経済と政治の両面で厳しい環境が続いています。南北中央アメリカ地域のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、63%(固定通貨換算ベースでは50%)増となりました。

アジア太平洋・日本地域ではクラウド分野で極めて大きな売上増を達成し、また地域全体でも好調な売上を計上しました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は6%(固定通貨換算ベースでは2%)増でした。インドでの売上は2桁台の好調な増加を達成しました。アジア太平洋・日本地域のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、98%(固定通貨換算ベースでは87%)増となりました。

業績の詳細

2014年度第4四半期の業績ハイライト

SAP – 2014年度第4四半期1)

IFRS

Non-IFRS 2)

単位:特に記載のない限り百万ユーロ

2014年度 第4四半期

2013年度 第4四半期

増減率(%)

2014年度 第4四半期

2013年度 第4四半期

増減率(%)

固定通貨換算ベース増減率(%)

クラウドサブスクリプションおよびサポート

349

208

68

360

210

72

59

ソフトウェア

1,867

1,902

-2

1,867

1,903

-2

-5

サポート

2,506

2,268

11

2,507

2,272

10

8

ソフトウェアおよびサポート

4,373

4,170

5

4,374

4,175

5

2

ソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上

4,722

4,378

8

4,374

4,385

8

5

総売上

5,458

5,106

7

5,469

5,113

7

4

総営業経費

-3,704

-3,005

12

-3,342

-3,015

11

8

営業利益

1,754

1,802

-3

2,127

2,098

1

-2

営業利益率 (%)

32.1

35.3

-3.2pp

38.9

41.0

-2.1pp

-2.3pp

税引き後利益

1,304

1,319

-1

1,564

1,522

3

基本1株当たり利益(?)

1.09

1.11

-1

1.31

1.28

3

フルタイム換算従業員数

74,406

66,572

12

N/A

N/A

N/A

N/A

1)全ての数値は未監査のものです

2) SAPのNon-IFRS指標に関する詳細な説明については、オンラインの「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。個々の調整の詳細については本プレスリリース付表のF7ページをご覧ください。

IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比68%増の3億4,900万ユーロ(2013年=2億800万ユーロ)となりました。一方、Non-IFRSベースでのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比72%(固定通貨換算ベースでは59%)増の3億6,000万ユーロ(2013年=2億1,000万ユーロ)でした。IFRSベースのソフトウェアおよびサポート売上は、前年同期比5%増の43億7,000万ユーロ(2013年=41億7,000万ユーロ)となりました。一方、Non-IFRSベースでのソフトウェアおよびサポート売上は、前年同期比5%(固定通貨換算ベースでは2%)増の43億7,000万ユーロ(2013年=41億8,000万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、前年同期比8%増の47億2,000万ユーロ(2013年=43億8,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースでのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、前年同期比8%(固定通貨換算ベースでは5%)増の47億3,000万ユーロ(2013年=43億9,000万ユーロ)でした。IFRSベースの総売上は、前年同期比7%増の54億6,000万ユーロ(2013年=51億1,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比7%(固定通貨換算ベースでは4%)増の54億7,000万ユーロ(2013年=51億1,000万ユーロ)でした。

IFRSベースの営業利益は、前年同期比3%減の17億5,000万ユーロ(2013年=18億ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年同期比1%増(固定通貨換算ベースでは2%減)の21億3,000万ユーロ(2013年=21億ユーロ)でした。IFRSベースの営業利益率は、前年同期比3.2パーセンテージポイント減の32.1%(2013年=35.3%)となりました。Non-IFRSベースの営業利益率は、38.9%(2013年=41.0%)で、前年同期比2.1パーセンテージポイント(固定通貨換算ベースでは2.3パーセンテージポイント)減となりました。

IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比1%減の13億ユーロ(2013年=13億2,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比3%増の15億6,000万ユーロ(2013年=15億2,000万ユーロ)でした。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比1%減の1.09ユーロ(2013年=1.11ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比3%増の1.31ユーロ(2013年=1.28ユーロ)となりました。2014年度第4四半期のIFRSベースの実効税率は24.8%(2013年=25.7%)、Non-IFRSベースの実効税率は25.8%(2013年=26.6%)でした。

2014年度通年の業績ハイライト

SAP – 2014年度通年1)

IFRS

Non-IFRS 2)

単位:特に記載のない限り百万ユーロ

2014年度 通年

2013年度 通年

増減率(%)

2014年度 通年

2013年度 通年

増減率(%)

固定通貨換算ベース増減率(%)

クラウドサブスクリプションおよびサポート

1,087

696

56

1,101

757

45

45

ソフトウェア

4,399

4,516

-3

4,399

4,518

-3

-3

サポート

9,368

8,738

7

9,373

8,756

7

8

ソフトウェアおよびサポート

13,767

13,254

4

13,773

13,275

4

5

ソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上

14,855

13,950

6

14,874

14,032

6

7

総売上

17,560

16,815

4

17,580

16,897

4

5

総営業経費

-13,229

-12,336

7

-11,942

-11,415

5

6

営業利益

4,331

4,479

-3

5,638

5,482

3

3

営業利益率 (%)

24.7

26.6

-2.0pp

32.1

32.4

-0.4pp

-0.7pp

税引き後利益

3,275

3,325

-1

4,178

3,998

4

基本1株当たり利益(?)

2.74

2.79

-2

3.50

3.35

4

フルタイム換算従業員数

74,406

66,572

12

N/A

N/A

N/A

N/A

1)全ての数値は未監査のものです

2) SAPのNon-IFRS指標に関する詳細な説明については、オンラインの「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。個々の調整の詳細については本プレスリリース付表のF7ページをご覧ください。

IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年度比56%増の10億900万ユーロ(2013年=6億9,600万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースでのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年度比45%(固定通貨換算ベースでも45%)増の11億ユーロ(2013年=7億5,700万ユーロ)でした。IFRSベースのソフトウェアおよびサポート売上は、前年度比4%増の137億7,000万ユーロ(2013年=132億5,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースでのソフトウェアおよびサポート売上は、前年度比4%(固定通貨換算ベースでは5%)増の137億7,000万ユーロ(2013年=132億8,000万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、前年度比6%増の148億6,000万ユーロ(2013年=139億5,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、前年度比6%(固定通貨換算ベースでは7%)増の148億7,000万ユーロ(2013年=140億3,000万ユーロ)でした。IFRSベースの総売上は、前年度比4%増の175億6,000万ユーロ(2013年=168億2,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年度比4%(固定通貨換算ベースでは5%)増の175億8,000万ユーロ(2013年=169億ユーロ)でした。

IFRSベースの営業利益は、前年度比3%減の43億3,000万ユーロ(2013年=44億8,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年度比3%(固定通貨換算ベースでも3%)増の56億4,000万ユーロ(2013年=54億8,000万ユーロ)でした。IFRSベースの営業利益率は、前年度比2.0パーセンテージポイント減の24.7%(2013年=26.6%)となりました。Non-IFRSベースの営業利益率は、前年度比0.4パーセンテージポイント(固定通貨換算ベースでは0.7パーセンテージポイント)減の32.1%(2013年=32.4%)でした。

IFRSベースの税引き後利益は、前年度比1%減の32億8,000万ユーロ(2013年=33億3,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの税引き後利益は、前年度比4%増の41億8,000万ユーロ(2013年=40億ユーロ)でした。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年度比2%減の2.74ユーロ(2013年=2.79ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年度比4%増の3.50ユーロ(2013年=3.35ユーロ)となりました。2014年度通年のIFRSベースの実効税率は24.8%(2013年=24.4%)、Non-IFRSベースの実効税率は26.2%(2013年=25.9%)でした。

2014年度通年のキャシュフロー

営業キャッシュフローは、前年度比7%減の35億7,000万ユーロ(2013年=38億3,000万ユーロ)でした。これは主に5億5,500万ユーロの訴訟関連の支出によるものでした。フリーキャッシュフローは、前年度比13%減の28億4,000万ユーロ(2013年=32億7,000万ユーロ)でした。総売上に対するフリーキャッシュフローの割合は16%(2013年=19%)でした。2014年12月31日時点での現金および現金等価物、短期投資を含むSAP全体の流動資金は、34億2,000万ユーロ(2013年12月31日=28億4,000万ユーロ)でした。2014年12月31日時点での純負債はマイナス76億7,000万ユーロで、これに対し2013年12月31日時点ではマイナス14億7,000万ユーロでした。

ONE ServiceとSAPの業績発表への影響

上記の概要のとおり、SAPはお客様に総合的なサービスを提供するためONE Serviceを導入します。各サービスの統合に伴い、損益計算書には各サービス品目の売上が1個の項目としてまとめて計上されます。SAPはこのため2015年第1四半期から損益計算書の構成を変更し、プレミアムサポートサービス、プロフェッショナルサービス、およびその他のサービスを含む「Services」という項目で表記します。エンタープライズサポートおよびその他の標準化されたサポートからの売上は、引き続き「ソフトウェアおよびサポート」の項目に計上されます。プレミアムサポートからの売上を含む、従来「ソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス(SSRS)」として計上していた小計は、プレミアムサポートサービスを除外した「Cloudおよびsoftware」の小計に置き換えられます。

この損益計算書の変更により、総売上や、計上されるクラウドサブスクリプションおよびサポート売上とソフトウェア売上に変更が生じることはありません。下記の2015年度およびそれ以降の見通しは、この修正後の損益計算書に基づいて記載されています。

2015年度の見通し

SAPは、2015年度について以下の見通しを発表しました。

  • SAPのクラウド事業が好調であることから、2015年度通年のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、固定通貨換算ベースで19億5,000万〜20億5,000万ユーロの見込みとなりました(2014年:11億ユーロ)。この範囲の上限は、成長率を86%に設定した場合のものです。ConcurとFieldglassからは、この成長のうち約50パーセンテージポイントの寄与を見込んでいます。
  • 2015年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、固定通貨換算ベースで8%〜10%拡大する見込みです(2013年=143億3,000万ユーロ)。
  • 2015年度通年のNon-IFRSベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで56億〜59億ユーロを見込んでいます(2014年=56億4,000万ユーロ)。

この2015年度見通しは以前に発表した2015年度中期見通しを置き換えるものです。

SAPの2015年度通年の見通しは固定通貨換算ベースですが、実通貨ベースで報告される数値については、為替レートの変動による影響を今後も受ける見込みです。仮に為替レートが年間を通じて2014年12月の水準を維持した場合、2015年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は約2パーセンテージポイントのプラスの影響を受け、Non-IFRSベースの営業利益の実通貨ベースでの成長率は約1パーセンテージポイントのプラスの影響を受けると予想しています。

中期の見通し

SAPは営業利益を着実に拡大しながら、より予測可能な売上につながる事業が成長することを見込んでいます。2015年度よりも先の状況に関しては、SAPは2017年の見通しを改訂しました。SAPは引き続きクラウド事業の急速な成長を見込んでおり、Non-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上が2017年に35億〜36億ユーロに達する見込みです。Non-IFRSベースの総売上は2017年に210億〜220億ユーロに達する見込みです。Non-IFRSベースの営業利益は2017年中に63億〜70億ユーロに達する見込みです。

この2017年度目標の変更にはConcurの買収に加え、お客様によるSAPのプライベートクラウド導入が加速するという予想が反映されています。SAPはまたクラウド事業の急速な成長とサポート売上の拡大により、予測可能な売上がクラウドサブスクリプションとサポート売上およびソフトウェアサポート売上全体において占める比率が高まり、2017年には総売上の65%〜70%に達すると予想しています。

急速に成長しているSAPのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は2017年までにソフトウェアライセンス売上に近づき、2018年中にはソフトウェアライセンス売上を超過すると見込んでいます。その時点において、SAPは営業利益拡大をさらに加速することのできる規模に、クラウド事業で達する見込みです。

SAPはまた2020年の高水準な見通しも発表し、2020年度のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上が75億〜80億ユーロに達する見込みです。総売上は260億〜280億ユーロ、Non-IFRSベースの営業利益は80億〜90億ユーロの範囲を予想しています。予想可能な売上が占める比率もさらに拡大し、2020年度の総売上のうち、クラウドサブスクリプションとサポート売上およびソフトウェアサポート売上の合計が占める比率は70%〜75%に達する見込みです。

補足情報

2014年度の売上、利益、キャッシュフローの数値には、hybrisの売上と利益の全額、ならびに12月4日のConcur買収と5月2日のFieldglass買収以降の両社のそれぞれの売上と利益が含まれています。比較対象となる2013年度の数値については、ConcurとFieldglassの数値は含まれておらず、hybrisについては、2013年8月1日以降の数値が含まれています。

以上


1: 2014年度通年のSAPのNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上のうち、固定通貨換算ベースによるFieldglass寄与分は5,000万ユーロ、Concurの寄与分は4,500万ユーロで、SAPの通年の成長率には13パーセンテージポイントを寄与しました。
2:直近実績値に基づく通年のエンタープライズ向けソフトウェアの年間クラウド売上が10億ユーロを超えるSAPの同業者と比較しています。
3:通年の売上ランレートとは、2014年度第4四半期のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上(3億6,000万ユーロ)、ならびにNon-IFRSベースのクラウド関連プロフェッショナルサービスとその他のサービス売上(6,900万ユーロ)の合計額を4倍したものです。
4.読者の便益を図るため、2014年度第4四半期末時点の為替レート1.21ドル=1.00ユーロに基づき米ドルに換算した値です。
5:ここに記載している算定ベースの数値とその成長率は、1月12日に発表した予備リリースを置き換えるものです。
6:算定ベースの売上とは、該当する期間中のクラウドサブスクリプションおよびサポート売上、ならびに各期の繰延クラウドサブスクリプションおよびサポート売上の残高変動分の合計です。2014年度第4四半期のSAPのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上のうち、固定通貨換算ベースでのFieldglassの寄与分は1,900万ユーロ、Concurの寄与分は4,500万ユーロでした。2014年12月31日時点のNon-IFRSベースの繰延クラウドサブスクリプションおよびサポート売上へのConcurの寄与分は、固定通貨換算ベースで6,500万ユーロ、実通貨ベースでは7,100万ユーロ(IFRSベースでは6,200万ユーロ)でした。2014年Concurの買収が完了した12月4日時点での残高は、固定通貨換算ベースで6,100万ユーロ(IFRSベースでは4,200万ユーロ)でした。
7:クラウドサブスクリプションおよびサポートバックログとは、契約は完了しているが未だ請求を行っておらず、したがって繰延売上としては計上されない将来のクラウドサブスクリプションおよびサポート売上を表します。
8:ネットワーク支出額とは、直近12か月間にAriba、Concur、およびFieldglassのネットワーク上で行われた発注の総額です。

なお、本社プレスリリースの原文はこちらをご参照ください。

地域別業績概要につきましてはこちらご覧ください。

【SAPについて】
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスから役員会議室、倉庫から店頭、さらにデスクトップ環境からモバイル環境において、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国282,000社以上の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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