SAP IoTが世界をつなぎライブビジネスを実現

2016年10月5 日 by SAP News 0

SAPが20億ユーロの投資計画、新たなイノベーション、買収、SAP IoT Labについて発表 モノのインターネットによる価値をさらに拡大
(本リリースは、9月28日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

WalldorfSAP SE(NYSE:SAP)は、センサー、スマートデバイス、ビッグデータの急増する中、企業や政府機関がモノのインターネット(IoT)でビジネスに変革をもたらすメリットを得るための支援に、向こう5年にわたり20億ユーロを投資する計画を発表しました。SAPはIoTソリューションのポートフォリオにおけるイノベーションを加速し、セールス、マーケティング、サービス、サポートおよび共同イノベーションの拡大を図るとともに、2020年までに2,500億ユーロに達すると見込まれるIoT市場において、パートナーやスタートアップ企業によるエコシステムを発展させる計画です。

SAP CEOのビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように述べています。「膨大なコネクテッドデバイスにより、社会や経済、そして環境のあり方を変革することが可能になっています。SAP HANA®は、モノのインターネットを本格化させるデータプラットフォームとして期待を集めています。本日SAPは、お客様がライブビジネスのメリットを実現できるようになる大規模投資を新たに発表します。企業がネットワークのあらゆる分野でイノベーションを推進できるようサポートできるのは、ほかでもないSAPだと確信しています」

SAP® IoT:情報をインサイトに変えるアクションとライブビジネス
企業や公共機関はかつてないほど多くの情報やリアルタイムフィードにアクセスできるようになっていますが、これを運用拠点、事業部門、機能チーム全体で共有することは未だ困難です。SAP IoTでは、機械学習に対応し、SAP S/4HANA®の主要ビジネスアプリケーションと統合されたIoTソリューションを提供することで、あらゆる分野から得たビッグデータからインサイトを引き出すことを目指します。SAP IoTソリューションにより、ひと、パートナー、モノを物理的な環境と結び付けることで、企業はリアルタイムのライブインテリジェンスを用いてビジネスプロセスの拡充を図ることができます。その結果、ビジネスチャンスがある分野の特定や運用の新たな効率化が実現できるほか、ビジネスモデル、製品、サービスの刷新が可能となり、より迅速に顧客やステークホルダーに価値を提供できます。SAP IoTはコネクテッドビジネス、コネクテッド社会の実現を目指し、都市部および地方のアグリビジネス、インフラとエネルギー、医療、防衛、製造、消費者、輸送業界をサポートします。

ソリューションのイノベーション:インダストリー4.0ソリューションパッケージ
SAPは、デジタルビジネス戦略を実現するIoTソリューションを備えた「インダストリー4.0パッケージ」を発表します。Jump-startパッケージは、機器の効率性を監視し、製造現場の運用にインサイトを提供する基盤として、運用およびビジネスシステムの接続を実現できるよう設計されています。Acceleratorパッケージは、この機能に加え、生産計画および実行、パフォーマンス分析、高度なプラント保全をサポートすることで、ペーパーレスな自動生産と制御環境を提供します。両パッケージともSAP Distributed Manufacturingアプリケーションにより、付加製造3Dプリンター機能が備えられます。両パッケージは間もなく発売開始予定です。またSAPは、さらに「進化した」インダストリー4.0ソリューションパッケージの発表も計画しており、品質管理および保守運用のための高度な生産インサイトおよび管理、機械学習機能、予測分析の提供を予定しています。また都市開発、農業、エネルギー業界特有のデジタル運用に対応する、IoTパッケージソリューションも計画中です。

IoTにおけるイノベーション:PLAT.ONE社およびFedem Technology社
SAP IoTは、機械学習および予測分析により強化された、IoT基盤およびアプリケーション、ビジネスネットワーク、ビジネスプロセス階層に接続できる包括的な統合テクノロジースタックを提供します。SAPはこのほど、複雑なIoTソリューションの構築、展開、管理プロセスをシンプル化するエンタープライズ向けIoTプロバイダーPLAT.ONEを買収しました。イタリア北部で設立されたPLAT.ONE社は、SAP HANA® Cloud Platformにおける主要IoT機能の利用を促進する専門知識とテクノロジーを提供します。IoTデバイスの高度なライフサイクル管理、広範囲なデバイス接続性、強力なIoTエッジ機能などを実現し、IoTアプリケーションのためのクラウドバックエンド、エンドツーエンドのロールベースセキュリティ、および高速開発ツールとシームレスに連携します。

またSAPは近年、ノルウェー企業Fedem Technologyを買収しました。同社は、高度な技術解析を専門に扱うとともに、複合負荷の影響下にある構造および機械システムの多体動力シミュレーションおよび寿命計算を行うソフトウェアの構築を手掛けています。この買収によりSAPは、センサーからのフィードを通して、デジタルアバターが運用資産の状況を継続的に表示し、「デジタル検査」により物理的な検査が不要になるエンドツーエンドのIoTソリューション構築を目指しています。このソリューションにより動作中の複雑な負荷検証が可能となるほか、突発的な事象だけでなく周期的負荷がもたらす健全性への長期的影響をも検知し、メンテナンス要件の正確なモニタリングと、資産の寿命予測につなげることができます。

SAP IoT Lab:世界のIoT変革を実現
SAPは、インダストリー4.0およびIoTにおける、お客様、パートナー、スタートアップ企業とのコラボレーションを促進するため、世界各国にSAP IoT Labを設置していきます。それらの拠点には、戦略および製品の共同イノベーションのためのIoTショーケース、ソートリーダーシップ、専門知識、およびインフラを活かし、IoTに関する研究、開発、概念実証モデリング、およびインキュベーションを実施する主導拠点および主なアクセスポイントとしての役割が期待されています。SAPは、コンサルティングとナレッジトランスファーへの投資を拡大することで、各地でイノベーション導入の専門コンサルティングとIoT教育を推進する予定です。計画中の拠点は、ベルリン、ヨハネスブルグ、ミュンヘン、パロアルト、サンレオポルド、および上海で、インダストリー4.0、ロジスティクス、都市開発、デジタルファーミングといった、各地域特有のIoT重点分野を熟知した、SAPおよびパートナー企業のエキスパートを配置します。研究所は、デザイン思考のエキスパートやワークショップのほか、自律システム(ドローンやロボティクスなど)、IoTセキュリティ、機械学習、3DプリンターといったIoT関連テクノロジーのインタラクティブデモを含む、共同イノベーションリソースをお客様に提供します。

実社会におけるSAP IoTの将来性:Trenitalia社との共同イベント
SAPはIoT顧客向けショーケースイベントにてIoT関連の発表を行いました。イベントでは、イタリア最大の鉄道会社Trenitalia社の経営陣と共同で、テクノロジー革新や、予防保全テクノロジーが最新の輸送業界を変革させつつある現状について明らかにしました。

以上

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SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国320,000社以上の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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