SAP HANAを基盤とするEarth Observation Analysisサービス

2016年11月25 日 by SAP News 0

BARCELONA — ミュンヘン再保険社は企業向け自然災害保険において欧州宇宙機関の膨大な衛星データを活用

(本リリースは、11月8日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE: SAP)は、欧州宇宙機関(ESA)と共同で、SAP HANA®プラットフォームにより提供されるクラウドサービス、Earth Observation Analysisを発表しました。両組織は2016年初旬以降、地理空間コンテキストにおける新たなビジネス分野の開拓に向け、連携した取り組みを進めてきました。これはSAP HANAの性能と、正確かつタイムリーでアクセスが容易なESAの地球観測データ、特にコペルニクスプログラムのデータを組み合わせることで実現されています。ミュンヘン再保険社は、Earth Observation Analysisサービスが提供する過去および現在のデータを用いた、インサイトの獲得と将来的な影響予測について、先日バルセロナで開催されたSAP® TechEdで紹介しました。

ミュンヘン再保険社の地理空間ソリューション部門を統括するアンドリアス・シーベルト(Andreas Siebert)氏は次のように述べています。「森林火災は毎年、自然、住民、家屋、ビジネスに深刻な影響を与えています。火災の進行自体を予測するのは困難ですが、ESAの衛星データを用いたSAPの新しいサービスなら、森林火災に関わるコストやリスクの正確な算定と、今後予想される火災についてのインサイト獲得が可能です。これにより我が社は、クライアントのためにコスト削減が図れます」

SAP HANAにより強化されたEarth Observation Analysisは、詳細なアナリティクスを素早く簡単に取得するための標準インターフェースを提供するとともに、顧客ニーズに応じたクラスタ分析を実現します。保険および再保険から素材製品、鉱業、公益事業、小売りまで、あらゆる業界に関わる政府機関や企業は、Earth Observation Analysisが提供するアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を活用できます。世界中から常時アクセス可能な過去およびリアルタイムな衛星データにより、業界特有の主要課題に対し優れたビジネス決定を下すことができるのです。新たな送電線の設置場所や新店舗の建設地、また作物の収穫時期など課題点は多岐にわたります。本サービスにより企業ユーザーやデータ科学者は、信頼性の高いインサイト獲得時における複雑性を軽減することができます。

SAPのCenter for Digital Leadershipで事業開発およびグローバル責任者を務めるカーステン・リンツ(Dr. Carsten Linz)は次のように述べています。「ESAとのパートナーシップにより、地理空間ビジネスアプリケーションの新たな分野を構築し、従来の地球観測技術とデジタル化したビジネス界とのギャップを埋めることができます。これによりデジタル農業、ガスパイプライン管理、高度なスマートシティ開発など、空間関連アプリケーションの新たな未来を切り開くとともに、ビジネスの競争力を高め、新たなハイテク雇用を生み、人々の生活を向上させることが可能です」

ESAのEarth Observationディレクター、ジョセフ・アッシュバッハー(Josef Aschbacher)氏は次のように述べています。「欧州のセンチネルは地球観測データを提供する世界最大の衛星です。この優れたデータを、それぞれのお客様に合った情報に変換することが主要課題とされています。大規模なホスト処理によりこの難問をクリアできれば、データをユーザーに届けるのではなく、ユーザーをデータまで導くことができます」

ESAは今後SAP HANAのプラットフォームによるインメモリコンピューティングの機能を活用することで、Earth Observation Analysisの新たなサービスを通してだけでなく、都市および環境ユースケースを超えた地球観測データの提供が可能です。

Earth Observation Analysisのサービスは、2016年11月8日から12月31日までこちら の非本番環境にて無料でお試しいただけます。また本サービスは2017年第1四半期より一般提供の予定です。その後API呼び出し数に応じた、従量制による価格設定の提供を開始します。同じくSAP HANAを基盤とする関連マイクロサービスにより、起業家、パートナー、お客様、および企業は今後、SAP HANAおよびESAの地球観測データに基づいた柔軟なソリューションを拡大および構築することができます。SAPおよびESAは、地理空間情報を用いたSAPテクノロジーに基づく、ソリューションおよびテクノロジーの共同開発を続ける方針です。

SAPのCenter for Digital Leadershipについて
Center for Digital Leadershipは、デジタル変革およびイノベーションをリードし促進するためのインサイトを提供する主要拠点です。SAPのネットワークとパートナーのエコシステムが、デジタルビジネスにおける今日と将来のリーダー的役割を果たします。SAP社内におけるデジタル変革の経験や、年間200名以上の役員と実施するリサーチやミーティングに基づき、SAPは社内外を問わずデジタルのソートリーダーとして活躍したいと考えています。お客様がデジタル変革をスムーズに乗り切れるよう、SAPの総合的なデジタル革新および変革フレームワークに加え、新たな手法とソートリーダーアプローチに基づく、デジタル化のパターンとベストプラクティスを提供します。詳細についてはwww.sap.com/digitalleadershipをご覧ください。

以上

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