SAP ― 第3四半期決算報告 (2000年7~9月)

2000年10月20 日 by SAP News 0

Tokyo

売上 27% 増
営業利益 (STARを除く) 89%増
mySAP.com の売上が収益に占める割合 61%

ドイツ ワルドルフ 発-2000年10月19日-企業間 e-ビジネス ソリューションのリーディングプロバイダーであるSAP
AG (NYSE: SAP
)は、2000年第3四半期(9月30日)の決算報告を発表しました。
*(下記日本円の数値は、11月10現在の為替レート:1ユーロ=94.75円として計算)
第3四半期の売上は、前年同期比27%増の14億2000万ユーロ:約1345億4500万円 *(1999年第3四半期
= 11億2000万ユーロ:約1049億8300万円*)で、同社の社員持株制度(STAR)適用前の営業利益は前年同期比89%増の2億200万ユーロ:約197億800万円(1999年第3四半期 = 1億700万ユーロ:約101億3825万円)、純利益は前年同期比96%増の8800万ユーロ:約83億3800万円(1999年第3四半期 = 4500万ユーロ:約42億6375万円)、一株当たり利益、100%増の0.28ユーロ:約26.53円(1999年第3四半期 = 0.14ユーロ:約13.26円)でした。

また同社が提供するe-ビジネスの主力プラットフォームmySAP.comの売上は2億9400万ユーロ:約278億5650万円(ライセンス収益合計の61%。第2四半期は47%)と大きな伸びを見せました。mySAP.comの売上に新規顧客が占める割合は49%です。

SAP AGの共同会長兼CEOであるハッソ・プラットナーは、「この第3四半期で、mySAP.comはe-ビジネスのNo.1 プラットフォームとしての地位を確立しました。マーケットはSAPが提供している新しいソリューションの能力を明確に理解してくれていると同時に、サプライ・チェーン・マネージメント(SCM)、カスタマ・リレーションシップ・マネジメント(CRM)、ビジネス・インテリジェンス(BI)などのシステムの導入企業数も急速に増えてきています。このような理解の深まりに基づいて、SAPの新しいテクノロジーの普及をさらに促進したいと考えています」と述べています。

第3四半期の製品収益は9億1300万ユーロ:約865億675万円(1999年: 6億1100万ユーロ:約578億9225万円)へと伸び、mySAP.comの売上およびコンポーネント・ベースのソフトウェアの売上を合わせたライセンス収益は53%増の4億8000万ユーロ:約454億8000万円(1999年: 3億1400万ユーロ:約297億5150万円)、コンサルティングからの収益は2%増の4億400万ユーロ:約382億7900万円(1999年: 3億9800万ユーロ:約377億1050万円)、トレーニングからの収益は6%増の9500万ユーロ:約90億125万円 (1999年: 9000万ユーロ:約85億2750万円) でした。

またSTAR適用前の売上総利益は前年同期の10%から14%となりました。本第3四半期におけるSTAR費用は116%増の5400万ユーロ:約51億1650万円となりました(1999年: 2500万ユーロ:約23億6875万円)。

前出ハッソ・プラットナー氏と並んでSAP AGの会長兼CEOであるヘニング・カーゲルマン氏は、「mySAP.comに対する認識が広まったと同時に私たちのアメリカ法人の組織再編が進んだことで、第3四半期は非常に良い結果となりました。第4四半期へ入っても需要はこのまま伸びつづけるでしょう。1999年第4四半期も非常に素晴らしい結果でしたが、2000年第4四半期も確固とした伸びを見せると考えています」と述べています。

過去9ヶ月の結果

2000年1月から9月までの9ヶ月を見た場合、売上は前年同期の34億6000万ユーロ:約3278億3500万円から19%増の41億ユーロ:約3884億7500万円、STAR適用前の税引前利益は60%増の8億3000万ユーロ:約786億4250万円(1999年:5億2000万ユーロ:約492億7000万円)、STAR適用後の税引前利益は11%減の4億4200万ユーロ:約418億7950万円(1999年:4億9900万ユーロ:約472億8025万円)、純利益は9%減の2億6000万ユーロ:約246億3500万円 (1999年: 2億8500万ユーロ:270億375万円) でした。

2000年第3四半期のハイライト

  • 第3四半期におけるmySAP.comの新規導入企業 ―― (アメリカ) Exxon Mobil、Molex、Interconnect Technologies Division (ヨーロッパ) Air Liquide、Eggsbenefit.com、Usinor (アジア太平洋) 九州電力、東京放送 (TBS)、シンガポール航空、Cheil Jedang
  • SAPはe-ビジネス・ソリューション世界No.1ベンダーとしての成功に基づいた、幅広くグローバルな宣伝/広告活動を展開することを発表しました。この発表は、世界有数のレース開催地の1つとして有名な SAP United States Grand Prix Formula OneのIndianapolis Motor Speedwayで行われました。この宣伝活動には25カ国以上における印刷物およびテレビ CF なども含まれています。
  • グローバルなBtoBビジネス・マーケットプレイスの構築およびサポートを提供するSAP AGの子会社SAPMarkets Inc. とCommerce One, Inc.がパートナーシップを結び、両社が共同開発したMarketSetおよびEnterprise Buyerのリリースを発表しました。両社は、Commerce Oneが提供するマーケットNo.1のe-マーケットプレイス・インフラストラクチャをSAPおよびSAPMarketsが提供するインターネット購買、サプライチェーン、製品プランニング、分析の各アプリケーションと統合することで次世代のe-ビジネス・ソリューションを共同開発してきました。このSAPMarketsとCommerce Oneの「ドリームチーム」は、現在その最初の共同ソリューションをe-マーケットプレイス・ユーザへ提供しています

    ――その代表的なものが、16社で構成された2000億ドル規模の調達マーケットプレイスである金属・鉱業向けの「Quadrem」と、北アメリカの電力会社5社が構築しエネルギー産業のオープンかつグローバルなコミュニケーションを実現したマーケットプレイス「Enporion」です。この他にもcorProcureおよびForestExpressなどの有力企業やエンジニアリング産業向けのマーケットプレイス「ec4ec」などがあります(詳細については http://www.sapmarkets.com を参照してください)。

  • SAPは、世界6000名に上るグローバルな開発戦力の大幅な再編を発表しました。これに基づいて現在SAPは、アプリケーション開発業務を行うための6つのGBU (General Business Units)、mySAP.com業種別ソリューションの開発を行う7つのIBS(Industry Business Sectors)、また個々の技術開発に従事する3つのGBUを編成しています。この再編によって組織全体としての敏捷性を高めることで、目まぐるしく変化する顧客およびマーケットのニーズへさらに迅速に即応することが可能になります。

主要数値一覧 (単位:100万ユーロ)

SAPグループ

  3Q 2000 3Q 1999 変化 % 変化
収益 1,421 1,123 298 27
ライセンス収益 480 314 166 53
mySAP.com収益 294
税引前利益 154 79 75 95
純利益 88 45 43 96
従業員数(9月30日現在) 23,792 21,086 2,706 13

地域別収益 (単位:100万ユーロ)

 
収益 3Q 2000
収益 3Q 1999
ライセンス収益 3Q 2000
ライセンス収益 3Q 1999
南北アメリカ
574
492
188
128
アジア太平洋
208
125
92
44
EMEA
639
506
200
142

SAP AGが発行している優先株および普通株はフランクフルト証券取引所をはじめとする数多くの証券取引所で取り扱われています。アメリカにおけるSAPのADR(American Depositary Receipts=米国預託証券)はそれぞれ優先株一株の4分の1となっており、「SAP 」としてニューヨーク証券取引所で扱われています。またSAPはドイツ優良安定株30社のインデックスDAXに名を連ねています。

SAP AG優先株の情報は Bloomberg (SAP3 GR)、Reuters (SAPG_p.F または DE)、Quotron (SAGR.EU) を参照してください。その他の詳細についてはSAP AGのWebサイト http://www.sap.com を参照してください。

連結損益計算書 (第3四半期, 第1 四半期-第3四半期)
連結貸借対照表

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