三井化学がSAP R/3全社導入で業務プロセスを統合

2000年10月31 日 by SAP News 0

~基幹業務システムの統合によりeコマースへの展開を目指す~

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、東京都千代田区大手町1丁目7番2号、以下:SAPジャパン)は、三井化学株式会社(代表取締役社長:中西 宏幸、東京都千代田区霞ヶ関3丁目2番5号、以下:三井化学)が、SAP R/3を導入中であることを発表しました。三井化学は、グローバルスタンダードであるSAP R/3の導入により、全社的な基幹業務システムを構築して業務改革を推進いたします。また、サプライチェーンの標準化や業績管理の統一を図ることによって国際競争力を一層強化し、「強い三井化学」の構築を目指します。三井化学は、本プロジェクトに社内外総勢100名を超える人員を投入しています。

本プロジェクトのため、既に今年4月からSAP R/3の全社的な導入が開始されており、2001年4月には財務会計部門、およびポリエチレン、ウレタン事業部のサプライチェーンでシステムを本番稼動させる予定です。また2002年4月には、残された全ての事業部、業務部門に導入を完了させる予定となっております。さらに本体稼動後、直ちに関係会社にも導入を開始する計画です。

R/3による業務改革が目指す三井化学の経営目標は以下の3つです。

1)ROA10%(1998年度4.0%)の達成
2)仕事のスピードを2倍に向上
3)フリーキャッシュフローの最大化

「システムの構築の際に必須となる業務の棚卸しを行うことで、現状の業務プロセスは予想以上に整理できている。徹底的に標準化されたSAP R/3の導入によって『負けないシステム』を作り上げることが目標」と業務改革推進統括チームの責任者である片岡義彦常務取締役は述べ、R/3に内包する標準的なプロセスを最大限に活かした業務の標準化を強力に推進されています。

三井化学は1997年の三井石油化学と三井東圧化学との合併後、「世界市場において存在感のある総合化学企業」の実現に向け、業務改革推進プロジェクトを1999年7月に発足させました。今回のSAP R/3導入プロジェクトもその一貫で、中西代表取締役社長を議長とする業務改革推進会議のもとで担当役員が各チームの責任者を務めるトップダウン型の全社プロジェクトで導入が行われています。

業務プロセス改革 SAP R/3導入による期待効果:三井化学の場合

  • 業績管理
    1. 連結ベースの経営計画システム
    2. ROAによる連結ベースでの業績管理
    3. 処理期間の短縮
      -月次決算(営7日→3日)
      -予算編成(2.5ヶ月→2ヶ月)
      -実行計画(期中の業績見直し)編成(営20日間→8日間)

    4. 経営トップ、事業部、機能部門の業績管理の支援
  • サプライチェーン
    1. 業務の標準化による効率化、質的向上とグローバル対応
    2. サプライチェーン内の業務の円滑化、迅速化
    3. 調達から生産、販売、物流までのサプライチェーン全体の最適化による コスト削減
    4. 実行計画の効率化/簡略化による月次計画の短縮化
  • システム管理
    1. システムの一本化による保守・運用工数の削減
    2. 現場部門自身によるデータ活用の拡大による保守工数削減
    3. C/S(クライアント/サーバ)の導入によるメインフレームからの脱却

SAP R/3 導入コンポーネント(併記はR/3のコンポーネント名)

  • 財務会計(FI)
  • 管理会計(CO)
  • 連結会計(EC-CS)
  • 資産管理(AA)
  • 資本投資管理(IM)
  • 販売管理(SD)
  • 在庫/購買管理(MM)
  • 生産計画/管理(PP)
  • 品質管理(QM)
  • データウェアハウス(SAPBW)
  • ワークプレイス(WP)
  • 従業員セルフサービス(ESS)

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