SAP、企業向けポータル市場先導に向け、新会社を設立

2001年4月6 日 by SAP News 0

~子会社SAP Portals設立により e-ビジネスのリーダーを目指すSAPの変革が完了~
~新会社のCEOに、買収したTopTier社の現CEO Shai Agassi氏が就任~

Tokyoドイツ、ワルドルフ発- 2001年4月4日 – SAP AG (NYSE ADR: SAP) は本日、総合的かつオープンな企業向けポータルおよびビジネス・インテリジェンス製品の開発/マーケティングを専門とする新会社、SAP Portals, Inc. を設立する意向を発表しました。新会社のソリューションは、利用者が時と場所を選ばず効率的なコラボレーションを実現することにより、企業やその従業員、パートナー、および顧客に新たな価値の創造と競争力の強化を提供します。

SAP Portalsはまず、700人の従業員を雇用し、個々の顧客の要望に向けた革新的プロジェクトをスムースかつ迅速に実施する対応窓口のサービスを含むユーザ中心型ソリューションを開発・販売します。これを受けてSAP Portalsは、次の3つの事業(部)の資産を統合します。
1) TopTier Software (以下:トップティア、SAP AGにより買収;3月30日に発表)
2) SAP AGの現事業部(mySAP ワークプレイスおよびmySAPビジネス・インテリジェンス・ソリューション事業部)
3) eSAP GmbH(企業向けポータルおよびeビジネスに関するプロジェクトを担当するSAPプロフェッショナル・サービスの子会社)

SAP Portalsはカリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ドイツのワルドルフとイスラエルのラーナナに開発センターを持つ世界的な企業となります。SAP PortalsはSAP AGへの製品提供に加え、自社の技術をSAPグループ企業以外にもライセンス供与し、SAP製品が導入されている企業外からも多大な収益を獲得すると予想しています。

SAP Portalsは、企業や個人のユーザを、互いに関連性のないソフトウェア・アプリケーションの複雑性や互換性の欠如といった問題から解放します。例えば、トップティアの技術と現在SAPが提供しているmySAPワークプレイスが統合されることになります。SAPは技術パートナであるトップティアと2年間にわたり緊密な協力を行ってきましたが、トップティアの開発、マーケティングおよびセールス・チームの知識や技術を統合することにより、先端的でオープンな企業向けポータル・ソリューションの開発が大幅にスピードアップすると期待されます。

SAP Portalsの利点
SAP Portalsのソリューションを利用して、リアルタイムな情報の共有、コラボレーションが可能になります。このソリューションは、人々が情報を直接管理・処理するために最もシンプルかつ強力な手段となります。トップティアが開発したドラッグ&リレイト技術は、既にmySAP ワークプレイスに統合されており、ユーザ間の双方向な通信をシンプルにしています。業務上の問い合わせに迅速かつ簡易に対応するためには、たとえば”顧客”の項目をクリックし、それを”販売注文”の項目につなげ、情報がどこにあるかに関わらずこの顧客の全ての発注を瞬時に検索する必要があります。

企業向けポータルおよび情報ソリューションは、さまざまな構造化/非構造化情報、ウェブ・コンテンツ管理、コラボレーション・ツール、CRM/SCM/ERPシステム、および既に事業に利用されている既存システムに、全てのユーザが一元的にアクセスできる場所を提供します。SAP Portalsのソリューションは、SAPが提供するmySAP.com e-ビジネス・プラットフォームの一部として、顧客に直接出荷されます。

「SAP Portalsの設立により、SAPは企業向けポータル市場におけるリーダーシップをさらに拡大することができます」とSAP AGのCEO兼共同会長で共同設立者であるハッソ・プラットナーは述べています。「これにより、SAPはe-ビジネスソリューションのリーディング・プロバイダへの変革という戦略が概ね達成されることになります。」

mySAP.com e-ビジネス・ソリューションに統合

SAP Portalsの設立により、SAPは自社のmySAP.com e-ビジネス・プラットフォームの4つの主要軸に基づく組織再編成を終結することになります。SAPは前回、SAPのCRMおよびSCMソリューションを強力に牽引するビジネス・ユニット、および市場向けソリューションを専門とする100%出資子会社SAPMarkets, Inc. を設立しました。mySAP.comが提供するソリューションは、個別あるいはmySAP.com e-ビジネス・プラットフォームの統合部品として出荷されています。

SAP Portals: ユーザ中心型ソリューションのワン・ストップ・ショップ
製品はオープンで革新的プラットフォームを基盤としており、関連する全ての内部/外部情報、アプリケーションおよびサービスを包括する統合ソリューションを供給します。SAP Portalsは、時と場所を選ばず、従業員、顧客およびビジネス・パートナーが個人および共同の作業を行うのに必要なあらゆるサービスを供給します。このように、SAP Portalsのソリューションは情報収集、分析および決断から、決定に基づく実施・行動にいたるワーク・サイクル全体をサポートします。

SAP Portalsは、個別化された役割ベースの情報、アプリケーションおよびサービスを含む総合的なソリューションを提供します。このソリューションは、オープンな企業向けポータル・プラットフォームを基盤に、ドラッグ & リレイトおよび一元化技術など、SAPおよびSAP以外のコンポーネントを統合します。企業向けポータル・ソリューションは、ウェブ・コンテンツの管理、検索、分類などの機能を備え、時と場所を選ばずモバイル・ワーカーをサポートします。SAP Portalsはさらに、あらゆる構造化/非構造化の管理に向け、分析的アプリケーション、報告およびデータの保管などを包括するビジネス・インテリジェント・ソリューションにも対応しています。

CEOのシャイ・アガシ(Shai Agassi)
SAP PortalsのCEOには、トップティアの現CEO、社長兼CTOであるシャイ・アガシ(Shai Agassi)が任命されました。同氏はトップティアを企業向けポータル市場のリーディング・カンパニーへと導き、SAPとの緊密な連携を確立しました。同氏は1996年までトップティア・イスラエル(現トップティア・ソフトウェアの子会社)の営業開発副社長を務めました。アガシは他2社のソフトウェア会社:イスラエルにおけるマルチメディア開発/マーケティング/流通市場のリーダー、Quicksoft Corp. およびイスラエルにおける中間市場会計ソフトウェアのリーダ、Menahel, Inc. の共同設立者でもあります。

「企業向けポータル市場における最強のプレーヤーとして、SAP Portalはカスタマーの利益を素早く向上させるオープンかつ革新的な企業向けポータルおよび情報プラットフォームを供給します」とアガシは述べています。「当社が注力するのは、我々の顧客企業が全てのエンタープライズ・コミュニティーにつながり、個々の機能を拡大し、事業促進を支援することです。」

SAPについて
SAPは、e-ビジネス向けソフトウェアソリューションの提供者として世界でもトップクラスの存在です。全世界の企業が、mySAP.comのe-ビジネス・プラットフォームを通して、顧客やパートナーとの関係改善、業務の効率化、サプライチェーン全体に渡る大幅な効率化を達成しています。現在、100カ国以上の国々の1万3000社以上の企業が、3万本以上のSAPソフトウェアを使用しています。50カ国以上に支社を持つSAPの株式は、フランクフルト証券取引所とNYSEを含むいくつかの証券取引所において、「SAP」のコード名で上場しています(詳しくは、http://www.sap.com/ をご覧ください)。
mySAP.comソリューションは、インターネットブラウザがインストールされている環境であれば、http://www.sap.co.jp/ides/ で無料体験いただけます。

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