SAPのサプライチェーン・ネットワークが情報閲覧機能と共同化機能によりビジネス価値の向上を実現

2001年4月25 日 by SAP News 0

イベント管理ソリューション、サプライチェーン・エクスチェンジ・ソリューションを新たに追加し、
サプライチェーン管理機能を強化

Tokyoポルトガル、リスボン発 ― 2001年4月23日
SAP AG (NYSE: SAP)は本日、ユーザー向け国際eビジネスイベントにおいて、mySAP SCM(サプライ・チェーン・マネジメント) によって、企業の顧客やサプライヤ、提携企業と密接な連携が可能になると発表しました。これは、最近のmySAP SCMの機能の強化によってはかられたビジネス上の境界線を取り除くことによって実現されました。この強化点としては、適応性に優れたイベント管理、プライベート・エクスチェンジ、ビジネスポータルなどがあります。mySAP.com e-ビジネスプラットフォームのサプライチェーン・コンポーネントと組み合わせて利用することにより、企業は、顧客やサプライヤ、提携企業を結ぶネットワークを強固なものにすることができます。mySAP SCMを活用することにより、人々と企業を隔てているプロセスやインタフェース上の壁を取り払うことができます。

イベント管理機能により、さまざまな層の提携企業を結ぶネットワークを拡張

mySAP SCMの新機能であるサプライチェーン・イベント管理は、ネットワークを介してイベントやプロセスを統合的に管理し、即座に対応することができるので、順応性のあるサプライチェーンの構築を実現します。

このイベント管理を使えば、供給ネットワークは、企業間の連携における変化に俊敏に対応できるようになります。具体的には、問題のないイベントを除外し、定型的な問題に対しては自動的に対応します。この結果、社員は付加価値の高い活動に専念できます。また、モバイルビジネスとの統合により、どこでも適切な人材を確保できます。この結果、様々な問題を迅速かつ効率的に解決できます。さらに、必要な情報を瞬時に把握し、その情報をわかりやすい形でサプライチェーン・ネットワーク全体に配信することができます。これにより、即時応答性の向上、提携企業とのあいだの協力体制の強化、顧客満足度の向上が実現され、結果として収益性が向上します。

サプライチェーンのプライベート・エクスチェンジ機能の追加

mySAP SCMのネットワーク機能を強化しているもう一つのものは、SAPMarketsが新たに開発したプライベート・エクスチェンジ・ソリューションです。プライベート・エクスチェンジが提供する企業間プロセスにより、サプライチェーン参加している企業は、そのIT運用環境に左右されることなく、本当の意味で協力的な商取引コミュニティの一員となることができます。プライベート・エクスチェンジを通じて、企業はWeb上でプロセスを拡大し、サプライヤや提携企業の包含、計画の共有、サプライチェーン全体を通じてのリアルタイムでの調整を行うことができます。サプライチェーンをネットワーク化すれば、ビジネスプロセスを視覚化できるので、境界の枠の中にとどまっていた価値を向上させることができます。

プライベート・エクスチェンジ・ソリューションはmySAP SCMの一構成要素であり、当面は需給管理の共同化をアピールポイントに置く予定です。この需給管理は、さまざまな階層のサプライヤに対して、わかりやすい顧客需要の予測を即時に共有するためのプロセスをサポートします。これにより、提携企業は生産と物流の面で効率的に共同作業を行うことができるので、情報伝達の遅れがなくなり、また、顧客サービスと資産利用率が向上します。サプライヤとベンダーは、共有された予測情報とリアルタイムの需要動向を活用することにより、在庫の補充を自動化できます。

プライベート・エクスチェンジという新機能の中には、協力的な業務遂行という機能が含まれています。これにより顧客は、製品の構成と納期の確認をオンラインで行うことができます。納期の確認では、サプライチェーンのさまざまな層における製品の割り当てと能力を考慮に入れます。 また、協力的な輸送管理により、企業とサードパーティの物流業者との間で物流プロセスを調整できます。
また協調購買では、直接材料の消費をグローバルに把握するため、必要な原材料や部品に対する需要を考慮します。提携企業は購買勢力を活用し、場当たり的な購買を削減することができます。

このソリューションにより、間接的および直接的な材料調達が可能になり、また、さまざまな種類のRFPフォーマットとRFQフォーマットをサポートしています。さらに、照合、交渉、競売、効率的な調達、注文管理、輸送、交換ベースの購買をサポートしています。

SAP AGの役員会の一人であるクラウス・ハインリッヒは次のように述べています。「情報確認のしやすさと共同化は、サプライチェーン管理の進展にとって重要な要素です。mySAP SCMは、顧客およびさまざまな層のサプライヤに対してこれらの重要な機能を提供することにより、完全な価値連鎖を実現します。mySAP SCMが備えているこれらの重要な新機能を利用することにより、企業は、需給バランスの調整、情報の見やすさの向上、共同作業の拡充を実現できます。」

ポータルを利用することによる、ネットワーク化されたサプライチェーンの閲覧と監視

今日の異種混在型ビジネス環境におけるサプライチェーン・ネットワークの役割とは、すべての参加企業が、時間、所在地、使用しているインターネット機器などに関係なく、必要な情報に対して簡単かつ一元的にアクセスできるようにすることです。mySAP SCMを利用すれば、提携企業と協力して、サプライチェーンの中に蓄積されたノウハウをネットワーク上で広め、共有することができます。

mySAP SCMソリューションは、mySAP ワークプレイス (mySAP.com e-ビジネスプラットフォームの企業向けポータルソリューション) およびSAP Portals, Inc.によって開発されたポータルソリューションから現在アクセス可能なポータルで、利用できるようになる予定です。SAP Portalsとは、最近発表されたSAPの新しい子会社であり、企業向けポータルソリューションの開発を専門に行っています。

サプライチェーン・ポータルを利用すれば、企業規模、所在地、IT運用環境などに関係なく、すべての層のサプライチェーンネットワークを結び付けることができます。たとえば、サプライヤは現在、サプライヤ向けポータルを介して、需要、在庫、業績の各情報にアクセスできます。また、運送業者は、出荷予測情報や入札情報にアクセスし、対応をとることができます。

企業内およびネットワーク上で活動する人々は、シンプルな形ですばやく共同作業を行うことができます。ポータルの一般的な効用としては、効果的な業務遂行を阻害するような軋轢を取り除くこと、またサプライヤや提携企業との強固なネットワークの構築を支援することが挙げられます。ポータルを使うことにより各個人は、ネットワーク化されたサプライチェーンにシームレスに参加することができます。ここで重要なのは、”ポータルは、情報の閲覧だけでなくサプライチェーンの動向の監視にとっても理想的なしくみである”という点です。監視によって得られたデータは、そのポータルとともに用意されている業務分析機能を使って分析できます。この情報を利用することにより、各企業は提携企業との協力関係を拡充し、業績を伸ばすことができます。

世界的な家庭用品の企業であるUnilever Corp.(ユニリーバ)は、mySAP SCMを利用することによって、日々あらゆる場所で発生する顧客ニーズへの対応を効率化しています。ユニリーバのサプライチェーン管理プロジェクト責任者であるヘンク・ジブリング氏は次のように述べています。「当社は、mySAP SCMの機能と利便性が向上したことを、高く評価しています。当社では、欧州全体にわたってmySAP SCMを導入することを検討しています。この結果当社は、顧客および供給業者との連携を効率化し、付加価値を生み出すことができると確信します。」

SAPについて

SAPは、e-ビジネス向けソフトウェアソリューションの提供者として世界でもトップクラスの存在です。全世界の企業が、mySAP.comのe-ビジネス・プラットフォームを通して、顧客やパートナーとの関係改善、業務の効率化、サプライチェーン全体に渡る大幅な効率化を達成しています。現在、100カ国以上の国々の1万3000社以上の企業が、3万本以上のSAPソフトウェアを使用しています。50カ国以上に支社を持つSAPの株式は、フランクフルト証券取引所とNYSEを含むいくつかの証券取引所において、「SAP」のコード名で上場しています(詳しくは、http://www.sap.com/ をご覧ください)。mySAP.comソリューションは、インターネットブラウザがインストールされている環境であれば、http://www.sap.co.jp/ides/ で無料体験いただけます。

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