日本航空の目指す業務改革プロジェクトにSAPソリューション導入

2001年8月27 日 by SAP News 0

JALの「e-整備プロジェクト」にmySAP.comソリューションが採用され、 更なる品質向上を推進

Tokyo日本航空株式会社(代表取締役社長:兼子 勲 本社:東京都品川区 以下JAL)の整備に関する業務改革プロジェクトのシステム構築に際し、SAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井清孝 本社:東京都千代田区 以下SAPジャパン)の提供する「mySAP.com」ソリューションが採用されました。この業務改革プロジェクトは、「e-整備プロジェクト」と命名され、JALの整備本部本体に加え、グループ会社をも対象とした整備業務の改革プロジェクトとして立ち上がりました。同プロジェクトは、昨年(2000年)12月にスタートして以来、これまでに全体の企画やシステム設計を行ってまいりましたが、この8月より第2段階に入り、2003年4月のシステム稼動を目指して情報システム全体の要件定義や業務の再構築作業を進めております。

JALは、整備カンパニーの経営理念である「世界一安心な航空機の提供」実現とお客様サービスの一層の向上を図るため、航空機の整備業務における品質向上を推進しています。JALは、このために既存の情報システムを抜本的に刷新し、標準化を図ることによってプロセスの効率化を展開していきます。mySAP.comソリューションで構築される「e-整備プロジェクト」の狙いは、以下の3点に集約されます。

  1. より確実な整備の実施による航空機品質の向上
    情報システムの再構築によって情報の一元化、作業プロセスの標準化を図り、 より確実な整備の実施による航空機の更なる品質向上を実現する

  2. 航空業界向けMROソリューションの採用による整備業務のグローバルスタンダード化
    世界標準をベースに、整備業務プロセスの見直し・再構築を行う

  3. 整備予備部品の在庫適正化によるコスト圧縮

e-整備プロジェクトには、mySAP.comの業種別ソリューションの中から、航空業界向けのMROソリューション(*)を核に、SAPジャパンのSAP APO(SAPアドバンスド・プランナー・アンド・オプティマイザ)、SAP BW(SAPビジネス・インフォメーション・ウェアハウス)など全般にわたるコンポーネントを導入していきます。特に航空業界向けのMROソリューションでは、①機体整備、②エンジン整備、③部品調達システムの3つの主要分野を中心に整備業務全般にわたって導入される予定で、これは国内航空業界では初の一括導入となります。(*)MRO(Maintenance Repair Overhaul:保守・整備・オーバーホール)

なお、JALでは、本体とグループ企業の連結会計や人事、調達システム構築のため、「e-JALプロジェクト」がスタートしており、同じくmySAP.comソリューションの導入が既に開始されております。「e-整備プロジェクト」は、この「e-JALプロジェクト」の一環として展開され、両プロジェクトは緊密に連携を取りながら、同社の基幹業務の全社統合が図られます。
航空業界は、情報処理及び通信を中心とした航空機技術の飛躍的進歩と複雑化、ならびにそれに伴う整備リソースの多様化が進んでおり、世界的に「プロセス重視型の品質管理体系の構築」の必要性が問われております。このような環境下において、JALはいち早くこの「プロセス重視型の品質管理体系の構築」実現のため、整備に関する業務改革を推進し、「世界一安心な航空機の提供」の実現とお客様サービスの一層の向上を通して社会に貢献していきます。

SAPジャパンについて

SAPジャパンは、eビジネス向けソフトウェアの世界トップ企業(世界120ヶ国、13500社、1000万人ユーザ)であるSAP AGの日本法人として1992年に設立されました。統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)の構築など、日本企業の情報化の推進と国際競争力及び企業価値を高めるため、企業内外のあらゆる業務の効率化を図り、相乗効果をもたらすソリューションを提供しています。日本国内では現在、780以上の企業グループでSAP製品がビジネスに活用されています。

Tags: ,