SAP Markets、企業とサプライヤのあらゆる取引を最適化する初の包括的SRMソリューションを発表

2002年1月29 日 by SAP News 0

mySAP SRMが実現する全サプライヤとの取引における調達コラボレーションにより
サプライヤ・リレーションシップの効果を最大化

Tokyo【パロアルト(米カリフォルニア州)発】SAP (NYSE: SAP) グループのエクスチェンジ(電子商取引)関連子会社であるSAP Markets は本日、mySAP SRM(サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント)ソリューションの概要を発表いたしました。このmySAP SRMソリューションは、包括的なサプライヤ・リレーションシップ(取引先関係)の管理により、自社のバリューチェーン全体を通じた競争力強化と収益性向上を実現させるものです。

企業は現在、技術的・資金的な制約を受けながら、サプライヤとの取引関係を効率化するための投資を行っていますが、通常、大手サプライヤとの関係にのみ管理の重点が置かれています。その結果、大部分を占める非大手のサプライヤとの関係は充分に管理されず放置されているため、供給が滞るリスクが増大しています。具体的にはサプライヤの見直しの際、非効率な作業が発生するなどのリスクです。

mySAP SRMは、このようなリスクに対して最適なソリューションを提供します。mySAP SRMより、企業は全ての製品・サービスのサプライヤに関わる情報や業務処理を統合することができ、最適なサプライヤの選定を可能にし、自社とサプライヤ相互がメリットを享受できる協業体制を実現することができます。

mySAP SRMは、市場のリーダーであり、現在世界で1,200以上の企業に導入されているmySAP E-プロキュアメント(電子調達)をもとに開発されており、新たに発表されたmy SAP Technologyを利用することにより、SAP、非SAPどちらのプラットフォーム上においても、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)、統合基幹業務パッケージ(ERP)のソリューションとのオープンな統合を可能にし、全てのサプライヤに対して、取引全体の流れが把握できるようにしています。mySAP SRMはまた、複数のサプライヤの電子販売ソリューションを統合することにより、企業の境界を越えてあらゆるプロセスを効率化します。

ガートナー・グループ副社長であり、サプライチェーン・マネジメント分野の調査部長でもあるカレン・ピーターソン氏は次のように述べています。「ユーザー企業の投資効果を最大化するには、SRMのアプリケーションはあらゆるバックエンドのCRM、SCMおよびERPのシステムとオープンに統合できるよう設計されていなければなりません。市場のリーダーとなるべきSRMソリューションは、企業が取引サプライヤ全体を通じてプロセスを統合し、協業を実現できるよう、エクスチェンジ・テクノロジーを活用したものとなるでしょう」

フルサイクル・サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント

mySAP SRMソリューションを利用する顧客企業は、以下の3段階の主要なステップを通じて価値を創造できます。

  1. 調達活動全体を通じたタイムリーで正確な情報を収集することで、サプライヤ選定や調達の戦略を評価。
  2. コラボレーション、自動化およびセルフサービスを可能にするサプライベースを実現
  3. 企業間プロセスの統合を通じてサプライヤとの取引関係を構築。

またmySAP SRMは、「供給戦略の策定」や「サプライヤの評価と選定」、「契約の交渉および管理」、「サプライヤ・セルフサービス」、「コンテンツ管理」、「計画外需用への対応」、「セルフサービスによる調達」、「計画に基づく調達」、サプライヤとの関係を「モニタリング」する包括的なソーシングと調達サイクルなどを備えています。サプライヤとの関係を「モニタリング」すると「供給戦略の策定」にフィードバックされ、サプライヤとの関係で生じる一連の業務を、個別の一度きりの業務としてではなく、継続的に管理するフルサイクルのサプライヤ・マネジメント・ソリューションを実現します。

このようなサプライチェーン全体を通じた情報の可視性の向上は、より的確なサプライヤの選択、調達にかかる時間の短縮、より焦点を絞った外注・調達戦略を可能にします。分析機能によって、顧客企業は過去の調達パターンを分析、現存の、あるいは目下生じつつあるビジネス要因を考慮に入れて将来の支出を予測することができます。このソリューションを利用することで、顧客企業はより詳細な情報をもとにサプライヤの特定およびその適性判断ができ、より正確な計画をたてるためにコラボレーションの機会を増大させることが可能になります。こうして、サプライベース全体を通じて、より戦略的で価値を増大させる関係を築くことができます。

ARCアドバイザリー・グループ社のアナリスト、ジョン・モーア氏は、「“現実的になる”ことを迫られている経済状況において競争力を高めるには、企業は収益源を見極め、最大化するための創造的なソリューションが必要です。SAP Marketsは、コラボレーティブなビジネスプロセスの分野で所有する専門知識、顧客企業のニーズに対する理解とこれまでに確立された実績を活用することで、企業のサプライベースを継続的に管理するのに必要な機能と統合性を兼ね備えた初めてのSRMソリューションを開発したと言えます」と述べています。

SKテレコムのグループ・プロジェクト・マネジャー、パク・ヤンキュー氏は、以下のようにコメントしています。「SKテレコムが新たなサービス開発と、新市場の開拓を続けるに際し、より効率的な調達システムを備えていることで、顧客に引き続き満足していただくことができ、競争において先んじることができます」

サプライベース全体の効率化

mySAP SRMは、先進の技術を活用して、顧客企業に対し、規模や業態の異なるサプライヤと連携するのに必要な柔軟性を提供します。mySAP SRMにより、サプライヤは、顧客である納入先との業務の統合・コラボレーションが容易にでき、売上増大、販売コストの削減、顧客満足度の向上を達成できます。

ホスティングサービスにより、中小規模のサプライヤは、新たな設備に投資することなく、ウェブ・ブラウザのみを利用して、受注処理、請求書発行、製品価格や仕様の変更などを行うことができます。納入先の需要パターンがより明確になることで、あらゆるサプライヤが恩恵を受けます。mySAP SRMは、各トランザクションのコストを削減し、正確さを向上させ、ビジネス機会を捉えやすくして、販売効率を引き上げます。

既存の販売サイドのシステムを持つサプライヤも、mySAP Technologyを利用して、エクスチェンジのインフラストラクチャに統合可能です。mySAP SRMは、さまざまな企業にまたがるプロセスの流れを自動化することで、プロセスに関る企業各社の取引関係あたりのコストを削減できるのです。mySAP Technologyのエクスチェンジ・インフラストラクチャは、SAP Marketsのパートナー、コマースワン(Commerce One, Inc., NYSE: CMRC)の持つB2Bインテグレーション機能を備えています。

mySAP SRMにより、SAP Marketsが提供するのは、顧客企業が、自社のeビジネスと調達における戦略を次の段階に移行し、新たな、より高い収益を上げるポテンシャルを得ることを可能にするソリューションです」とSAP Markets社長のマユー・シャーは語っています。「われわれは、基幹ビジネスシステムにおける実績と、パブリックおよびプライベート・エクスチェンジ、電子調達における専門知識を組み合わせ、企業に管理されていない場当たり的なサプライヤとの業務を、コラボレーティブで価値を増大させる関係に変換するソリューションを開発したのです」

≪概念構成図≫

SAP Markets(SAPマーケッツ)について
SAP Marketsは、SAP (NYSE: SAP) グループのエクスチェンジ(電子商取引)関連子会社で、境界を超えたビジネスプロセスを自動化するソリューションを提供しています。SAP Marketsの本拠はカリフォルニア州パロアルトにあります。現在までに、SAP Marketsの顧客は世界中に1,100社以上あり、機動力、正確さ、および収益性を向上させる目的でインターネットを活用しています。SAP MarketsのWebサイトはhttp://www.sapmarkets.comです。

SAPについて

SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120ヶ国、17,000以上の企業、44,500サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

SAP、SAPロゴ、mySAP.com、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はSAP AGのドイツ及びその他の国における登録商標または商標です。また、SAP MarketsおよびBusiness Beyond Boundariesは、SAP Markets, Incの商標です。MarketSetおよびEnterprise Buyerは、SAP Markets, IncとCommerce One, Incの共同商標です。記載されているその他の商品名およびサービスの名称はそれぞれの権利者の商標です。

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