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ユニリーバ、mySAP.comでビジネスプロセスと企業内情報配信を最適化

大手家庭用品メーカーのグローバル業務を支援する戦略的ITプロバイダとしてSAPを採用

Tokyoドイツ・ワルドルフ発–2002年3月11日–SAP AG(NYSE:SAP)は本日、大手食品・日用品メーカーのユニリーバが同社の優先サプライヤおよび戦略的ITプロバイダーとしてSAPを選定し、数百万ユーロに及ぶ3年契約を締結したと発表しました。

ユニリーバは、すでに2万4,000人以上の従業員がSAPの統合基幹業務(ERP)ソフトとmySAPサプライチェーン・マネジメント(mySAP SCM)を使用しています。SAPのシンプルかつグローバルなアーキテクチャにより、ユニリーバはビジネス・プロセスを合理化し、顧客やサプライヤとの業務を効率化することができます。ユニリーバは、世界中でオープンな統合ソリューションを必要としてきましたが、このようなソリューションを提供できるベンダーはSAPを置いてほかにありませんでした。具体的には、mySAP SCMによってユニリーバの顧客サービスの改善や生産高の向上、予期しない需要へのより迅速な対応、在庫の削減、リードタイムの短縮、製品利益率の向上などを支援していきます。

ユニリーバのピーター・スレーターCIOは、「ITは、ユニリーバのPath to Growth(成功への道)戦略をサポートする上で重要な役割を果たします。ユニリーバは、その成長と利益率向上をサポート、維持するために適切なシステムに投資を行っています。ユニリーバは、長年にわたり、自分達のビジネスをサポートするために必要な、広範なITアプリケーションを実現するための最も効果的な手段として、オープンな業界標準を支持してきました。すでに当社の業務全体にわたりSAPソリューションを導入していますが、今回の契約により、これまでの投資を活用し、拡大することができます。また、情報配信とビジネス・プロセスに対するサポートの簡素化と高速化が可能になります。mySAP.comの提供でSAPとグローバル契約を締結できたことを嬉しく思います」

ユニリーバは、mySAPエンタープライズ・ポータル(mySAP EP)の使用を開始しており、ネットワークに接続された10万人を超える従業員が企業内の広範な情報を有効活用できるよう、今後同社の業務全体で同ソリューションを展開する計画です。
スレーター氏はまた、次のように述べています。「情報の発信元に関わらず、適切で信頼性の高い情報をタイミングよく意思決定者の元に配信することは、ITを利用してビジネスに価値を付加する上で重要になると考えています。基盤となるITシステム全体を交換することなく、単一の使いやすいソースを介して情報を配信することで、さらに多くの価値がもたらされます。mySAP EPの機能は、まさにこのビジョンに適合しています。ユニリーバは、SAPソリューションを初期に採用した一社としてmySAP EPを当社のビジネスに組み込むためにSAPと協力しています」

SAPのヨーロッパ・中東・アフリカ地域担当社長で拡大取締役会のメンバーであるレオ・アポテカーは、「SCMは、消費材業界にとって死活問題となる機能です。ユニリーバでは、その規模と製品の多様性から、とりわけ迅速な対応が必要となります。mySAP.comは、mySAP EPの業務別コンテンツと統合機能を活用し、世界中の従業員の負担を軽減します。

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120ヶ国、17,000以上の企業、44,500サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細については http://www.sap.com をご参照ください。