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ロサンゼルス国際空港、SAP製品導入で業務を合理化

SAPパブリック・サービシズとデロイト コンサルティングが共同で新たな管理システムを提供

Tokyo米国ロサンゼルス発――2002年2月13日――SAP AG(NYSE: SAP)の子会社であるSAP パブリック・サービシズとデロイト コンサルティングは本日、ロサンゼルス国際空港(LAWA)を構成するロサンゼルス・インターナショナルとオンタリオ・インターナショナル、パームデール・リージョナル、バン・ナイスの4空港の管理システムを統合したと発表いたしました。mySAPファイナンシャルズとmySAPヒューマン・リソースの広範な導入により、空港およびロサンゼルス市当局では、重要な財務情報へのリアルタイムなアクセスと、3,000人におよぶ全従業員の管理能力が飛躍的に向上します。

ロサンゼルス国際空港を利用する旅客数は全体で年間7,400万人にのぼります。 ロサンゼルス国際空港内最大のロサンゼルス・インターナショナル・エアポートには100以上の航空会社の便が発着し、発着数は世界でも第3位です。米国の主要空港でmySAPファイナンシャルズとmySAPヒューマン・リソースが採用されたのはLAWAが初めてです。

mySAPファイナンシャルズの最先端の機能により、ロサンゼルス国際空港の財務情報を処理・解釈する能力が向上し、最新の正確な財務状況を把握できるようになります。また、効率と精度が向上することにより、ロサンゼルスの各空港を利用する旅客、航空会社、空港従業員にこれまで以上の良いサービスが提供できます。

ロサンゼルス国際空港では、SAPのソリューションを導入する以前には、運営上および財務上の報告書作成に17年前に開発されたレガシー・システムを利用しており、コスト管理に関する情報が報告書に反映されないことが頻繁にありました。ロサンゼルス国際空港の従業員は、SAP のソリューションを利用することにより、各部門の正確な報告書をオンラインで配布でき、競争の激しい運送市場において、より的確なビジネス上の意思決定が可能となりました。ロサンゼルス国際空港はまた、mySAPヒューマン・リソースの導入によって、一般管理費をさらに削減し、採用や職位管理、人事計画など、ヒューマン・リソースにおける中核機能を合理化することができます。

SAPのメンバーとデロイト コンサルティングのプロジェクト・マネジメントが協力することにより、システムの設計や開発、導入のプロセスが予算内かつ予定どおりに終了し、シームレスで組織化された導入の達成が実現します。デロイト コンサルティングとその協力会社であるソレンセン・コンサルティング・グループは、600人以上の ロサンゼルス国際空港従業員に対し、システム運営と維持管理のトレーニングを行いました。 この包括的なトレーニングと運営方法変革の努力によって、ロサンゼルス国際空港はすべてのシステムの機能を最大限活用することができます。さらに、プラットフォームが柔軟なため、SAPソリューションが将来バージョンアップされる際にも、現在のシステムが進化するテクノロジーと同調し、時代遅れになることがありません。

「ロサンゼルス国際空港の経済規模は年間600億ドルに達します」とSAPパブリック・サービシズの社長、トム・シャークは述べています。「同空港のこの地域における開発や繁栄に対する経済的貢献は非常に大きいため、その運営には統合されたアプローチが絶対不可欠です。SAPパブリック・サービシズとデロイト コンサルティングは、ロサンゼルス国際空港がフォーチュン500に入る企業のように業務を行えるよう、支援していきます」。

「ロサンゼルス国際空港は世界でも最大の一つに数えられる大都市圏の空港であり、広域にわたる需要に応えるために、堅牢なシステムが必要とされていました。デロイト コンサルティングとSAPパブリック・サービシズ、ロサンゼルス国際空港が協力することにより、必要とされたシステムを8カ月で導入することができました」とデロイト コンサルティングの公共部門ディレクターであるポール・ロビンソンは述べています。「われわれはロサンゼルス国際空港とロサンゼルス市をサポートする機会を得られたことをとても嬉しく思っております」。

ロサンゼルス国際空港のプロジェクトは、SAPパブリック・サービシズとデロイト コンサルティングが協力して関った一連の公共部門プロジェクトで最新の事例です。

デロイト コンサルティングについて
デロイト コンサルティングは世界でも最大のコンサルティング会社であり、顧客企業が最先端のアイデアやテクノロジーを持続可能な競争・戦略的優位性に変換することを支援しています。デロイト コンサルティングはコンサルティング業界において、戦略とテクノロジーを合体させ、真の価値を創造する複雑な変更を導く、信頼できるコンサルタントとして知られています。デロイト コンサルティングについてより詳しい情報は以下のウェブサイトでご覧になれます。http://www.dc.com

SAPパブリック・サービシズについて
SAPパブリック・サービシズはe-ビジネス向けソフトウェアソリューションで世界でもトップクラスのベンダーであるSAP AG傘下のSAPアメリカの子会社です。SAPは mySAP.comにより、広範囲にわたるビジネスおよび各業界の専門知識をe-ビジネス向けソリューション、サービスおよびテクノロジーの包括的なプラットフォームに統合します。mySAP.com e-ビジネスプラットフォームは従業員、顧客、ビジネス・パートナーの能力を高め、時間・場所を問わずにコラボレーションを可能にするソリューションとサービスです。SAPパブリック・サービシズは、公共部門の各機関が、従業員、顧客、パートナーとともに、新たなインターネット経済を促進できるようお手伝いします。

mySAP.comにより、政府、公共事業、教育・医療機関がインターネットの威力を利用して、資源を最大化し、内部および外部の顧客杜の関係を管理し、仮想情報を共有し、生産性を増大させ、管轄地域の需要に応えることで、よりよく、より効率的に、そしてより速く業務を行えるようになります。SAPパブリック・サービシズはワシントンD.C.のロナルド・レーガン・ビルディングに本社を置き、250名以上の従業員を擁しています。SAPパブリック・サービシズに関する詳細は以下のウェブサイトでご覧になれます。 http://www.sap.com/usa/publicservices

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120ヶ国、17,000以上の企業、44,500サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細については http://www.sap.com をご参照ください。