短期間かつ低コスト導入が実現できるテンプレートの活用によりSAPジャパン、中堅企業開拓に本格展開

2002年3月14 日 by SAP News 0

IT産業に特化した短期導入テンプレートのパッケージ化で、ソリューションの導入作業を効率化

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝 本社:東京都千代田区 以下SAPジャパン)は、SAPソリューションの導入期間短 縮と導入コスト削減を目的として、中堅企業に対して「ソリューション・テンプレート(ひな型)」を提供していくと発表しました。これらソリュー ション・テンプレートは、多様な業種・業態に対応しており、パートナー企業との協業によって、SAPジャパンは中堅企業向けを中心に幅広 く展開していきます。

以上の施策を実現するため、SAPジャパンは同社のアライアンスマネージメント本部内にこの活動を行う専任部署として「ソリューション・テン プレート・センター」という新組織を2002年1月1日付で設立しました。同センター活動の第一弾として、「BMI:IT産業向けR/3モデルシス テム(SAP Business Model for IT Industry)」を、パートナーとの協業によりソリューション・テンプレートとしてパッケージ化し、SAP導 入の短期化を推進していきます。展開の対象となるのは、特にシステムインテグレータと呼ばれる、プロジェクト管理などの受託開発を主要 業務とする中堅企業です。

SAPジャパンは従来、①『BMP:製薬業界向け基本モデル(SAP Basic Model for Pharmaceuticals)』や②『SAP
HRコンビニエン スパッケージ(日本固有人事・給与の事前セットアップモデル)』などを出荷してきましたが、今後さらにテンプレート化を推し進め、以下のよ うな他の業種・業態向けのソリューション・テンプレートを、陸続と開発していく予定です。

  1. 自動車部品業界向けソリューションモデル
  2. 地方銀行向けソリューションモデル
  3. 設備保全系企業ソリューションモデル
  4. 独立行政法人向け会計ソリューションモデル 等々。

SAPソリューションの導入に際し、投資効果を最大化するには導入目的を見極め、短期間かつ効率的に導入することが必要となります。 一方で、お客様の企業規模や業種、業態によって導入における業務要件が異なるため、導入コンサルタントのノウハウや経験によって、 導入期間に差が出るケースがありました。今後SAPジャパンが提供するソリューション・テンプレートによって、日本における同様の業種・業 態の導入ノウハウをパッケージ化し、これをパートナーに幅広く提供することにより、実績ある高品質なソリューションを中堅企業向けに短期 間かつ最適化したコストで導入することが可能となりました。

ソリューション・テンプレート・センターはまた、既にSAPソリューションの導入実績のあるパートナー企業が開発したソリューション・テンプレート の情報を収集・公開するとともに、お客様のニーズに沿ったソリューション・テンプレートの開発促進・支援を行っていきます。同時に、ソリュー ション・テンプレートを介したパートナー企業とSAPジャパンの協業体制を強化するほか、パートナー企業同士の協業体制構築(パートナ・エ ンゲージメント:パートナー間の協業)を促進します。

これら実際の導入事例をもとに開発されたソリューション・テンプレートの提供により、これまで以上に導入にかかる期間短縮とコスト削減が 実現できるうえ、導入プロジェクトの品質向上、リスク低減も図れるため、とりわけ中堅企業のお客様に対して大きなメリットが提供されます 。

BMI: IT産業向けR/3モデルシステムは、以下の業務シナリオに対応しています。
   [受託開発]ソフトウェア開発等の受託開発業務(プロジェクト採算管理)
   [受託物販]PCハード、パッケージソフト等の物販業務(物販採算管理)
   [受託物販]LAN工事等の工事業務(物品販売を含むプロジェクト採算管理)
   [自社開発]自社開発(ソフトウェア資産)管理
   [保守管理]ソフトウェア、ハードウェア保守等の管理
   [一般会計]財務会計、管理会計、固定資産・リース資産管理、社内取引等

またBMIは、SAP R/3で上記シナリオが動作するパラメータ設定などのデータ、サンプル帳票、BMI概要説明書、BMI概略プロセスフロー、 BMIにおける組織設定図(サンプル)、テスト用データなど一式とパラメータ設定文書、サンプル帳票などのプログラム仕様書がパッケージ化 されています。

なお本BMIの本格展開については、以下の企業から、協業に対する参画表明をいただいています。これらのパートナー企業は、既にSAP 製品を自社において導入され、ユーザとしても実績があります。

<サービスパートナー>
 
  • 株式会社 NTTデータサイエンス
  • 株式会社 アイ・ティ・フロンティア
  • TIS株式会社 ・ 株式会社 ティアイエス・アンド・オリジン・コンサルティング
  • 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
  • 日本ユニシス・ソフトウェア株式会社
  • 富士ゼロックス情報システム株式会社
<ソフトウェアパートナー>
 
  • IDSシェアー・ジャパン株式会社

SAPのソリューションは現在、お客様からのニーズが極めて高く、導入コンサルタントの供給が需要に追いつかないのが実情です。SAPジャパ ンの提供するBMIは、ソリューションの導入を担当するサービスパートナーやこの分野に新規参入を検討しているシステムインテグレータ、ま た大手企業グループの情報システム子会社にとって、自社の日常業務を踏まえ、SAPソリューションを迅速に理解できるというメリットがあり ます。SAPジャパンでは、ソリューション・テンプレートの展開により、現在逼迫しているSAP導入コンサルタントの増員とSAPのプロジェクトマネージャー育成、さらにはSAP導入パートナーの拡大にも貢献できるものと期待しています。 SAPジャパンのソリューション・テンプレートに対する取り組みとIT産業分野におけるBMIの提供に伴い、以下のパートナー企業から、参画・ 賛同の表明を頂いております。

<50音順>
1.IDSシェアー・ジャパン株式会社

 代表取締役社長 柳堀 紀幸
IDSシェアー・ジャパンはSAPジャパン殿のこの度のテンプレートによるSAP導入プロジェクト短期化に対して、現在のビジネス環境に沿ったも のとして歓迎の意を表明いたします。当社といたしましても、お客様のビジネスプロセスの最適化BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)の観 点からこれを支援すべく、弊社プロセス・モデリングツール「ARIS」によるBMIのリファレンスモデルを開発しお客様にご提供いたします。これに よって、お客様はSAP導入をさらに効率化することが出来ると共に、システム保守・SAPのチューンアップ等、システム・ライフサイクル全般に 渡って末永くご活用頂く事が可能となります。また、当社は今後SAPジャパン殿が提供されるテンプレートをARISで逐次モデル化しSAPプ ロジェクトの短期化にご協力させて頂く所存です。

2.株式会社 アイ・ティ・フロンティア
  執行役員 ERP担当 都築 正行
アイ・ティ・フロンティアは、この度のSAPジャパンのテンプレートによるSAP導入プロジェクト短期化推進に対して全面的に賛同し、歓迎の意 を表明いたします。今回の発表は特に中堅企業におけるSAP導入を促進し、これが日本経済再生における一助となる可能性を秘めて いると考えます。また、BMI開発には我々も業務シナリオ提供という面で協力させて頂いており、この結果、幅広いお客様にご活用頂ける ものとなっております。今後中堅企業の導入ユーザが拡大することにより、コンサルタントからシステム構築、運用、研修、ヘルプデスク、アウ トソースまで一貫した実績のあるサービスをこの分野においても提供できると確信しております。

3.株式会社 NTTデータサイエンス
  代表取締役社長 長島 幸男
NTTデータサイエンスは、SAPジャパンのこの度のソリューション・テンプレートによるSAP導入プロジェクトの短期化の促進に歓迎の意を表明 いたします。コンピュータの利用価値は人材の少ない中堅企業にこそ必要であり、優良企業の導入成功例をテンプレート化、即ち弊社言 うところの「モデルシステムのパッケージ化」によって、これを適正価格で短期間、且つ失敗が少ない優れた仕組みの一層の普及に協力した いと思っています。弊社は通算100以上のSAP導入実績の内IT産業向けで10社、専門商社向けで7社のテンプレートによる導入実績 があります。今後は更に業種を増やし、またCRMやSCMなど付加価値の高い機能を充実させてより広く、要求度の高い企業に応えてい きたいと思っています。

4.TIS株式会社 産業事業統括本部
  取締役 副本部長 TISグループ ERP事業推進担当 宮本 聡
SAPジャパンのこの度の発表に対して歓迎の意を表明いたします。TISは、装置系をはじめとする大規模SAP導入プロジェクトに多数実績 を持っております。幅広いSAPを活用したBPR実現のノウハウを蓄積しております。また、TISグループは、SAPのユーザ企業でもあり、TITA N(タイタン)という自社SAPシステムの導入経験を通じ、IT産業のお客様に対してニーズに沿った実践的バリエーションをご提案できます。 また、中堅企業のお客様に対してSAPと他システムとの統合や連携を考慮したシステム企画・開発から保守運用までシステムのライフサイ クル・アウトソーシングサービスをご提案できると考えております。

5.株式会社 ティアイエス・アンド・オリジン・コンサルティング
   執行役員 田山 信一
SAPジャパンのこの度のソリューション・テンプレート活用による、SAP導入プロジェクトの短縮化推進に歓迎の意を表明いたします。T&Oコ ンサルティングは、SAP社のグローバルアライアンスであるATOSオリジンとTISとの合弁企業として、当初よりテンプレートベースのプロジェクト を国内外で多数実現してまいりました。また、IT業界ではTISグループでのR/3導入経験もあり、この経験とノウハウを基に、この度のBMI をベースにソリューション・テンプレートビジネスの推進に貢献する所存です。

6.東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
  執行役員 SAP事業本部長 中村 隆亮
B-ENGは、SAPジャパンのこの度のソリューション・テンプレート活用による、SAP導入プロジェクトの短縮化推進提案の発表に対して全面 的に歓迎の意を表明いたします。我々は、PS(プロジェクト管理)モジュールをベースとした個別受注生産業向けテンプレートを商品化し、 数多くのお客様にご利用いただいておりますが、昨年のB-ENG自社での導入経験をベースにIT産業向けにも拡張したテンプレート『拡張 B-ENG1(ビエンジワン)』といたしました。IT産業向けの中堅企業のお客様に対して、B-ENG自社でのリアルフィールドでの経験をふまえ ながら、BMIとともにB-ENG1をあわせて最適なソリューションとしてご提案させていただく所存です。

7.日本ユニシス・ソフトウェア株式会社
  ERPビジネス統括部 統括部長 泉川 元宏
日本ユニシス・ソフトウェアは、SAPジャパンのこの度のソリューション・テンプレートによるSAP導入プロジェクト短期化に対して、現在のビジネ ス環境に沿ったものとして歓迎の意を表明いたします。BMIについては、現在自社システムとして導入を行っており、このソリューション・テン プレートのユーザ企業として、身を持って経験した導入ノウハウを幅広くお客様にご提案することが出来ると考えております。さらに、日本ユ ニシスグループとしての強みを活かして、SAP導入のみならずハードウェアの手配から、既存システムとの統合管理、保守運用サポートまで All – in – One(オールインワン)サービスをご提供することが出来ると考えております。

8.富士ゼロックス情報システム株式会社
  ERPソリューション統括部 統括部長 内田 直知 富士
ゼロックス情報システムは、SAPジャパンのこの度の発表に対して歓迎の意を表明いたします。我々は1998年7月に自社基幹システ ムとしてSAPをビッグバン導入して以来既に5年に及ぶユーザとしての実績を持ち、BMIの前身となったテンプレートのモデル企業としてこの 分野に特化したSAP導入を行ってきました。BMIは我々自身がユーザである強みを活かした独自ソリューション、例えばダイレクトインプット というWebで構築された勤怠管理・タイムシート・経費処理システムは、SAPで構築された基幹システムと連携した完成されたソリューショ ンとして必ずお客様のニーズにお応えできると考えております。

ソリューション・テンプレートについて
SAPを導入する場合、通常その初期フェーズにおいてまずユーザ企業のビジネス要件やビジネス・プロセスを標準化することから始めます。 次にその要件に沿った機能やソリューションが、SAPのシステムでどのように実現できるのか検証作業を行い、さらにその後にパラメータや各 種マスタの設定を行うという作業を行います。 ソリューション・テンプレートは、特定の業種・業態ごとにこれらのパラメータ設定や各種サンプルのマスタを設定データとしてまとめ、さらにこの 説明文書を一緒に提供するものです。

これを活用することによって、導入コンサルタントの習熟度などによって左右される初期フェーズの期 間を業種・業態のシナリオベースでFit&Gap(適応性)分析することによって短縮化することが可能となります。SAPでは、Best Practices for mySAP.comというソリューションごとにキット化されたものが提供されており、SAPジャパンではこれをさらに日本固有のニー ズに沿ってユーザに近いものとしてパッケージ化したものをソリューション・テンプレートと呼んでいます。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に 設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネ ジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能に する様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120ヶ国、17,000以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており 、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに920社以上の企業グループ で利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。 ( http://www.sap.co.jp

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