SAPジャパン、導入コストを30%削減可能な自動車部品業界向けテンプレートを発表

2002年4月15 日 by SAP News 0

―商流/物流一貫システムの統合で生産工程の合理化に貢献―

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝 本社:東京都千代田区 以下SAPジャパン)は本日、自動車部品業界向けのソリューション・テンプレート(ひな型)を開発した、と発表しました。国内自動車部品メーカーは、完成車メーカーの世界最適調達ニーズにより、従来のコスト削減活動を超えた経営構造の転換とグローバル化が問われ、これに対応した基幹業務システムの再構築が求められています。自動車部品業界向けテンプレートは、SAPジャパンがこのニーズに対応するため、主に中堅企業を対象としたSAPソリューションの導入期間の短縮と導入コスト削減を目的として完成させました。

このたびSAPジャパンが開発した自動車部品業界向けテンプレートは、「SAP BMASⅠ:自動車部品会社向けR/3モデルシステムⅠ(SAP Business Model for Automotive Supplier-Ⅰ)」で、かんばん方式に対応しています。同テンプレートの販売対象となる自動車部品メーカーは、年間売上が100-1,000億円に位置する中堅企業であり、全国約250社が日本の自動車産業を支えています。これら企業の受注から生産、調達、出荷業務にいたるまでの物流/商流システムを一気通貫に統合し、SAP R/3の特徴である管理会計をこれらのプロセスに統合することで、生産工程の迅速化や合理化に貢献するものです。

今回のテンプレートには、以下の特長があります。

  1. システム導入期間の短縮
    (自動車部品業界における共通部分をテンプレート化することにより、従来の平均9ヶ月から6ヶ月に短縮)
  2. システム開発コストの削減(導入期間短縮により、導入コストが約30%削減)
  3. 統合業務管理システムの構築

物流/商流の対象となる製品は、ハーネスやエンジン系部品など各種自動車部品や一部資材で、完成車メーカーと部品メーカー、または部品メーカー間の有償支給を前提とした直接取引を想定しています。生産工程としては、素材の手配から最終製品までの一貫生産全体を対象としており、生産品目が多岐にわたる場合でも、また生産量が多量である場合でも対応可能になっております。また、既存のかんばんシステムとのインターフェースも提供しております。

SAPジャパンは、中堅企業を対象にSAPソリューションの導入期間の短縮と導入コスト削減を目的として、2002年3月14日に「ソリューション・テンプレート・センター」という専任部署の設立しており、ここでの第1弾として「BMI:IT産業向けR/3モデルシステム(SAP Business Model for IT Industry)」を展開し始めております。「SAP BMASⅠ:自動車部品会社向けR/3モデルシステムⅠ(SAP Business Model for Automotive Supplier-Ⅰ)」
同センター設立後第2弾として開発完成したものです。

ソリューション・テンプレートについて
SAPソリューションを導入する場合、通常その初期フェーズにおいてまずユーザ企業のビジネス要件やビジネス・プロセスを標準化することから始めます。次にその要件に沿った機能やソリューションが、SAPのシステムでどのように実現できるのか検証作業を行い、さらにその後にパラメータや各種マスタの設定を行うという作業を行います。

ソリューション・テンプレートは、特定の業種・業態ごとにこれらのパラメータ設定や各種サンプルのマスタを設定データとしてまとめ、さらにこの説明文書を一緒に提供するものです。これを活用することによって、導入コンサルタントの習熟度などによって左右される初期フェーズの期間を業種・業態のシナリオベースでFit&Gap(適応性)分析することによって短縮化することが可能となります。SAPでは、Best Practices for mySAP.comというソリューションごとにキット化されたものが提供されており、SAPジャパンではこれをさらに日本固有のニーズに沿ってユーザに近いものとしてパッケージ化したものをソリューション・テンプレートと呼んでいます。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120ヶ国、17,000以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに920社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。 ( http://www.sap.co.jp