~DTC内に「SAPソリューション・アカデミー」を開講~
Tokyo — デロイト トーマツ コンサルティング株式会社(代表取締役:西岡 一正、 本社:東京都港区、 以下DTC)とSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、 本社:東京都千代田区、以下 SAPジャパン)は、このたび「SAPエデュケーション・パートナー契約」を締結し、my SAP .comの導入コンサルタントの育成を目的とした教育機関である「SAPソリューション・アカデミー」を開講することを発表しました。
昨今日本では、グローバル化、ITの発展による急激なビジネス環境の変化に対応するために、業務改革、迅速な意思決定を行うためのツールとしてmy SAP .comを導入する企業が増えています。しかし、導入を担うコンサルティング業界、ITベンダー業界、SI業界においては技術者の人材不足、教育不足が恒常化しており、また、実際に導入を決定している企業にとっても、導入機会の損失、プロジェクト期間の長期化、導入の質の低下による失敗等が見受けられるのが現状です。
このたび両社はこれらの企業ニーズを満たすために、SAPジャパンの協業プログラムである「SAPエデュケーション・パートナー契約」を締結し、一般企業および導入事業者を対象としたmy SAP .comの導入技術者を養成するための教育機関である「SAPエデュケーション・アカデミー」を、7月1日(月)にDTCの勝鬨オフィス内に開講します。
このたびのアカデミーの開講にともない、DTCは勝鬨オフィスを改装し、5名の経験豊富なコンサルタントを専任トレーナーとして配属します。my SAP .comの導入コンサルタント会社としては国内最大級であり、豊富な導入経験とノウハウを持つDTCがプログラムを提供することで、国内有数の教育カリキュラムを提供することが可能となります。
今回開講するアカデミーでは、まず「SAP認定コンサルタント」の中でも最もニーズが高く、国内におけるDTCの導入実績が最も多いモジュールである「財務会計」を予定しており、順次「管理会計」「販売管理」「在庫/購買管理」や「生産計画/管理」に関する講座開設をしていく予定です。両社では、今後3年間で延べ約1000人の受講を見込んでおり、初年度は既に約120名の受講を決定しています。
また、DTCではmy SAP .comを活用したソリューション提供を今後も拡大するために、既に国内最多である600名のSAP認定コンサルタント数を今年8月までに800名に増加する予定でいます。今後DTCは、このたび設立した「SAPソリューション・アカデミー」を活用し、社内向けにもトレーニングを実施していく予定でおり、これによってSAPソリューションを強力に推進していく計画です。
SAPジャパンは、急速にニーズが高まっている「SAP認定コンサルタント」の育成を2003年度の重点施策のひとつとして掲げております。「SAPエデュケーション・パートナー・プログラム」は、これまでSAPジャパンが運営するトレーニングセンター3拠点(東京・西新宿、東京・大手町、大阪・堂島)でのみ開催していた「SAPソリューションアカデミー」(総計88コース)を、SAPジャパンに認定された企業の施設においても開催可能とし、現在のトレーニングセンターにおける定員以上の受入体制を実現するものであります。「ICP(インストラクター認定プログラム)」の認定を受けた講師によって開催するため、内容や品質を変えずに開講することが可能であり、これまで地理的な制約によって受講を断念していた受講希望者への利便性向上を実現いたします。
SAPジャパンは、「エデュケーション・パートナー・プログラム」の開始により、現在、約9,000名の「SAP認定コンサルタント」を2002年末までに10,000名とすることを目指してまいります。
またSAPジャパンは、「SAPエデュケーション・パートナー」を今後、「SAPサービス・パートナー」(2002年5月現在129社)として豊富な経験と高いスキルを有する企業を中心にさらに拡大していく計画です。さらに、すでに「SAP認定コンサルタント」としての資格を取得しているパートナー企業の講師候補に対し、インストラクター認定資格を取得するための様々な支援を行うプログラムも設置いたします。
<デロイト トーマツ コンサルティングについて>
デロイト トーマツ コンサルティング は、世界各国に15,000名以上のプロフェッショナルを擁する デロイト コンサルティング のグループに参画しており、これらのプロフェッショナルと一体となって、専門性の高いサービスを世界中のお客様に提供できる体制をとっております。日本では、1,500名のコンサルタントを有し、製造業、ヘルスケア、金融サービス、コンシューマビジネス、エネルギー、テレコム・メディア、公共事業をはじめとする各産業分野に数多くの優れたコンサルティングサービスを提供しております。
<SAPジャパンについて>
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、18,000以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに950社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。 ( http://www.sap.co.jp )