SAP、クロスアプリケーションを発表

2002年6月14 日 by SAP News 0

継続的なビジネス改善を可能にするクロス機能を備えた新型のビジネスアプリケーション

Tokyo【フロリダ州オーランド発 2002年6月5日】 SAP AG(NYSE:SAP)は本日、クロスアプリケーション(xApps)と呼ばれる新しいタイプのアプリケーションを発表しました。xAppsは企業内および企業間の境界を超えた既存のアプリケーションを活用し、ビジネスプロセスに適応性の高いクロス機能を提供することで価値を拡大します。xAppsはビジネス機能に関連するやり取りを合理化、自動化することにより、ビジネスの継続的革新をサポートします。xAppsの第一弾として出荷されるリソース・アンド・プログラム・マネジメント(RPM) は、既存のIT投資、ビジネス関係、および従業員を活用することでバリューチェーン全体における変化と革新を促進します。

SAP AGのエグゼクティブ・ボードメンバー(取締役会メンバー)であるシャイ・アガシ(Shai Agassi)は次のように述べています。「変化や革新を実現するためには、人的資源やシステムを集約するという大きな課題があります。このような統合を可能にする真のソリューションは、単なる技術の枠を超えてアプリケーションの領域に入っています。敏速な対応と継続的な革新を推進するために、企業は複数の既存アプリケーションと有効なビジネス情報を結びつけるアプリケーションを必要としています。このような適応性の高いxAppsは、企業が価値創造サイクルを実現するために必要となる継続性を提供します。この価値創造サイクルには、戦略の実行可能なイニシアティブへの変換、業務プロセスの推進、ビジネス上の影響の測定、価値を最大化するための戦略強化などが含まれています」

xAppsには以下の4つの機能が備わっています。
第1に、xAppsはクロス機能を持ち、どのベンダーのアプリケーションも、企業の境界を越えて互いに結びつけます。
第2に、xAppsは他の機能と融合して使用することができ、各構成要素から機能を追加することでビジネスプロセス全体をサポートします。
第3に、xAppsは共同作業を促進し、チームの力を発揮させることにより、情報共有型のビジネス環境における変化と革新を促進させます。また質の高い情報を提供し、協業による意思決定を実現します。
第4に、xAppsは従業員、情報、ビジネスプロセスを統合するためにmySAPテクノロジー・プラットフォームを活用しており、業界の標準規格を通じて異種混在IT環境のサポートを実現します。

これらの機能を通じて、xAppsは協業アプリケーションという枠を越え、各機能分野の能力(例:サプライチェーン・マネジメントにおける共同プランニング)をさらに拡大します。

SAPが現在開発中のxAppsはSAPPHIREにおいて、アクセンチュアをはじめとする特定のパートナー企業と共同で展示されます。SAPPHIREでは、mySAPテクノロジーを基礎として構築されたさまざまなxAppsのプロトタイプがアクセンチュアによって紹介されます。このプロトタイプには、石油ガス産業向けのリアルタイム統合、コラボレーション、サプライチェーン機能のほか、化学産業を対象とした企業間および流通業者との間の簡便なリンク確立、そしてさまざまな産業向けに容易にカスタマイズ可能な情報交換機能などが含まれています。

アクセンチュアのパートナー、クリスティ・バス(Christy Bass)氏は、「アクセンチュアの顧客は、広く分散した異種混在コンピューティング環境で業務を継続する一方、コスト削減とスタッフの生産性向上を図らなければならないという高まるプレッシャーに直面しています。アプリケーションやポータルなどの従業員向けツールは、複雑でなくまた中断しないでシームレスに接続でき、技術的な境界を乗り越える必要があります。SAPのxAppsを使用することにより、顧客企業の従業員の生産性が上がり、情報技術の急速な変化に歩調を合わせるための手段も提供します」と語っています。

製品の立ち上げや企業の吸収合併、ビジネス上の変化の管理、リソース/プログラム管理などはすべて、xAppsが提供するクロス機能によって可能となるビジネスプロセスの一例となります。リソース・アンド・プログラム・マネジメント(RPM)は2002年第4四半期に出荷が予定されています。RPMは、ビジネスマネージャーやチームが一連のプロジェクトや利用可能なリソース、継続中のプログラムの結果を管理できるようにすることであり、企業が戦略を遂行し、情報に基づく理にかなった意思決定が可能となります。

RPMは、mySAPプロダクト・ライフサイクル・マネジメント向けコラボレーション・プロジェクトなどのSAP製アプリケーションのほか、マイクロソフトのProject、ピープルソフトのHCM and Financials、オラクルのE-Business Suiteなど第3社製アプリケーションと統合が可能です。このようなxAppsを利用することにより、企業は継続的に自社の製品群を調整し、社内のイノベーションを促進できるため、プロジェクトの加速、品質の向上、業績の改善、従業員の満足度向上などを実現できます。

SAPについて
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