日本におけるBtoB(企業間電子商取引)の活性化をめざして松下電工インフォメーションシステムズ、SAPジャパンが協業

2002年7月3 日 by SAP News 0

-松下電工インフォメーションシステムズをSAPジャパンのサービスパートナーに認定-

Tokyo 松下電工インフォメーションシステムズ株式会社(代表取締役社長:濵田 正博、本社:大阪府門真市、略称:NAIS-IS)とSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、本社:東京都千代田区)は、サプライヤ(供給者)向けBtoBソリューションの分野において協業することで合意しました。これを機にNAIS-ISは2002年7月1日付で、SAPジャパンと認定サービスパートナー契約の締結にいたりました。松下電工グループのNAIS-ISがSAPジャパンと協業を行うのは今回が初めてです。またSAPジャパンとしても、サプライヤ向けBtoBソリューションの分野における初のサービスパートナーとなります。

 BtoB(企業間電子商取引)は2001年において前年比60%増で拡大している急成長市場で、2006年には125兆円規模にまで膨らむものと予想されています(経済産業省、電子商取引推進協議会(ECOM)発表)。BtoBを実現するためにバイヤ側の電子調達システム構築は積極的に行われていますが、サプライヤ側の対応は副次的なものとなっているのが現状です。しかし、BtoBでは、バイヤ側の導入効果はサプライヤの拡大と表裏一体の関係を持ち、BtoB対応力の高いサプライヤの数が確保できなければ、コスト低減や調達業務の効率化といった電子調達のメリットは最大化されません。すでに先行して電子調達を実施している企業では、サプライヤへのBtoB対応支援の重要性が注目されてきました。

NAIS-ISは、すでに2001年5月より松下電工株式会社の電子調達バイヤシステムの構築にあたりながら、同時にサプライヤソリューションの提供を開始し、BtoB対応支援に大きな実績を残してきました。一方、ERP(統合基幹業務ソフトウェア)最大手であるSAPジャパンは、バイヤ(調達者)向けBtoBソリューション(mySAP SRM※)のシェア拡大を狙いとして本格的なビジネス参入を表明し、電子調達ソリューションの提供を積極的に行っています。

SAPジャパンのNAIS-ISへの認定サービスパートナー契約の締結は、NAIS-ISのBtoB取引規模に応じたサプライヤへのシステム提案能力と高度な技術力を高く評価したことによります。これによりNAIS-ISは、SAPジャパンのBtoBソリューション戦略の一翼を担うビジネスパートナーとして認定されたこととなります。今後、両社はBtoBという将来の巨大市場に対して、マーケティングや啓蒙活動、セミナー、そしてBtoBソリューションの提供を共同で行っていく計画です。NAIS-ISは、BtoBサプライヤソリューション全体で、2年間で1,200社、7億5千万円の販売を見込んでいます。

※mySAP SRM
SRM(Supplier Relationship Management:サプライヤとの関係を強化、充実させることにより、購買に関わるトータルコスト削減の実現をゴールとするビジネス戦略)に対してSAPジャパンが提供するソリューションである。

【 契約の概要 】

  • 契約の名称
    SAPサービス・パートナー契約
  • 内容
    SAPサービス・パートナー契約は、「SAP製品」の市場開拓及び浸透を推進し、かつ「SAP製品」の導入に関連するサービスを提供することを目的とする。
  • 締結日付
    2002年7月1日
  • 具体的な活動
    NAIS-ISからのmySAP SRM※向けソリューションの提供、
    SAPジャパンのプライベートフェア「SAPPHIRE ’02 TOKYO」へのスポンサー
    出展とセミナー
    共同セミナーの開催

【 NAIS-ISが提供するB to Bサプライヤソリューション 】
NAIS-ISはmySAP SRM 導入バイヤとBtoB 取引を行うサプライヤに対して、業務戦略、業務ソリューション、業務プロセスの各コンサルティングのほか、システム設計/運用、アウトソーシングなどを行います。
具体的には次のようなソリューションを提供します。

  1. 中小規模サプライヤ向けに最小限の投資で、mySAP SRM 導入バイヤと接続し、受注・出荷データの交換ができるPC版簡易BtoB受注管理パッケージを提供。
    本パッケージは、マルチバイヤ、マルチBizプロトコル(複数のBtoBパッケージへの接続)対応となっており、複数のバイヤシステムとの連携が可能となっています。
  2. 大規模サプライヤ向けに、mySAP SRM導入バイヤとサプライヤの基幹システムとの連携ソリューションを提供。
    バイヤ企業のmySAP SRMとサプライヤの基幹システムをシームレス連携するシステム構築ソリューションを提供します。mySAP SRMとの接続には柔軟かつ豊富な機能と実績を持つインフォテリア株式会社の「ASTERIA」を活用し、マルチバイヤ、マルチBizプロトコル対応を実現しています。
  3. mySAP SRMへ対応した電子カタログ(ラウンドトリップカタログ)構築ソリューションを提供。
    マルチバイヤ、マルチBizプロトコル対応を実現したBtoB用カタログサイトの構築が可能です。

【 SAPジャパンが提供するSRMソリューション 】
SRM:サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント。
資材調達から販売に至る流れの管理方法。事業活動の川上から川下までを総合的に管理することで余分な在庫などを削減し、管理コストを引き下げる効果がある。SAPの提供するSRMソリューションであるmySAP SRMは、電子調達ソフトウェアであるEnterprise Buyer Professional Edition (エンタープライズバイヤー・プロフェッショナル・エディション)をベースに開発され本年1月に発表された新しいソリューションです。

mySAP SRMソリューションを利用する顧客企業は、以下の3段階の主要なステップを通じて価値を創造できます。

  1. 調達活動全体を通じたタイムリーで正確な情報を収集することで、サプライヤ選定や調達の戦略を評価。
  2. コラボレーション、自動化およびセルフサービスを可能にするサプライベースを実現
  3. 企業間プロセスの統合を通じてサプライヤとの取引関係を構築。

【 松下電工インフォメーションシステムズ株式会社 】
松下電工インフォメーションシステムズ株式会社は、業界トップレベルのインフラを保有し、IT先進企業である松下電工株式会社を40年間支えてきた経験と技術力を強みとしています。情報システムに関わるインテグレーション全般、アウトソーシング、ASPサービスなどの多岐にわたるサービスを高い技術でご提供しています。特色は特定のベンダーに依存しないお客様最適のソリューション提案です。昨年7月には、創業2年5ヶ月という短期間で、JASDAQに上場しました。(http://www.naisis.co.jp

【 SAPジャパン株式会社 】
SAPジャパン株式会社は、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、18,000以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに950社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。 ( http://www.sap.co.jp

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