フォードとキャタピラー、グローバルなサービス部品物流イニシアティブでSAPと提携

2002年8月5 日 by SAP News 0

-業界リーダーが世界トップクラスのサービス部品管理ソリューションで協力-

Tokyo【ドイツ・ワルドルフ発 2002年7月31日】 SAP AG(NYSE:SAP)は本日、世界のトップ・メーカーであるフォード・モーター・カンパニーとキャタピラー社の2社と戦略的ソフトウェア・イニシアティブで提携し、世界トップクラスのサービス部品用サプライチェーン・ソフトウェア・ソリューションを開発することになったと発表しました。次世代のソフトウェア・ソリューションは、mySAPサプライチェーン・マネジメント(mySAP SCM)とmySAPカスタマ・リレーションシップ・マネジメント(mySAP CRM)のソフトウェアによって、予備部品(スペアパーツ)を売買する際のサービス品質向上と物流コストの削減を実現します。このイニシアティブは、フォード社製自動車の所有者、キャタピラー社のグローバルな物流ネットワーク、そしてキャタピラー社の完全子会社であるキャタピラー・ロジスティクス・サービシズの外部顧客に大きなメリットをもたらします。

昨年、キャタピラー社とフォード社は次世代のサービス部品管理ソフトウェア・ソリューションを開発するためにソフトウェア提携を締結しました。徹底的な評価プロセスの結果、業界における専門知識、グローバルなビジネス・サポート、財務力、そしてミッションクリティカルなビジネスアプリケーションの開発で培った30年以上の経験を持つSAPが両社のソリューションを共同開発するためのパートナーとして選ばれました。

キャタピラー社、フォード社、SAPの3社によるこのイニシアティブは長期的プランであり、既存のmySAP.comソリューションの展開、サービス部品物流に特有の要件の共同開発、製品の戦略的方向性の策定などが盛り込まれています。

SAPは、e-ビジネス・ソフトウェア・ソリューションの世界最大のプロバイダーとして、フォード社およびキャタピラー社とのイニシアティブを通じて同社のソリューションをサービス部品物流へと拡大していきます。同イニシアティブの下、3社は包括的なサービス部品物流ソフトウェア・ソリューションを共同開発し、SAPはその販売も手掛けます。またこのイニシアティブでは、過去数十年にわたり大規模なグローバル部品ネットワークを管理してきた実績を持つフォード社とキャタピラー社の専門知識と業界最高のプロセスを活用し、mySAP.comの機能強化を図るとともに、さまざまな製品ラインを展開するグローバル企業のサービス部品物流に対するニーズに対応します。また同時にサービス部品の迅速な市場投入や顧客満足度の向上、物流コストの削減なども目指します。

フォード社のグローバル・パーツ・サプライ&ロジスティクス担当ディレクター、ドン・ジョンソン(Don Johnson)氏は、次のように述べています。「顧客満足度向上はフォード・モーター・カンパニーの最優先事項です。SAPは世界中の顧客へのサービス提供を可能とするだけでなく、製品の統合性も優れています。さらにまた、SAPは我々と協力して世界トップクラスの物流ソフトウェアを構築し、そのソリューションを業界先進のビジネス・プラクティスとテクノロジーで利用可能にする熱心な取り組み姿勢があります。これらの理由から我々は、多くのソフトウェア会社の中からSAPを選びました。」

キャタピラー・ロジスティクス・サービシズの会長でキャタピラー社の副社長を務めるスティーヴ・ワニング(Steve Wunning)氏は、「キャタピラーが誇る業界最高の物流能力は、長年にわたり高い評価を受けており、アフターマーケット用サービス部品を世界中のディーラーと顧客に提供するほか、キャタピラー・ロジスティクスを通じて外部顧客にも提供しています。情報技術とグローバルな物流プロセスは、これらの高いサービス基準を満たすためのカギとなります。このような優れたサービス品質を継続し、さらに向上させるため、フォード社およびSAPと協力し、この世界のトップ企業2社がもたらす規模と優れた能力を活用していきたいと考えています」と述べています。

グローバルなサービス部品物流ネットワークを最適化するソフトウェア・ソリューション
フォードとキャタピラーの両社は世界トップクラスの物流ソリューションを展開するための基盤としてmySAP SCMとmySAP CRMを利用する計画です。これらのソリューションにより、ディーラーは世界中のサービス部品の在庫や顧客の発注状況をリアルタイムで把握できるようになります。また、発注元から供給元までサプライチェーン全体を把握することが可能です。今回の共同開発作業では、mySAP SCMの強化を通じて、大量のサービス部品を効率よく処理するために最適化された独自の企画立案とグローバルな調達を可能にし、業界最高の卸売物流管理システムを実現することに重点が置かれます。

SCMとCRMの統合
新しいmySAP SCMとmySAP CRMソリューションの高度な統合は極めて重要になります。mySAP.com e-ビジネス・プラットフォームはこのような高度な統合を可能にするため、企業は顧客満足度を高めながらトータルな物流コストを削減することができます。こうした高い統合性により、企業は売上を最大限に高め、顧客満足度を向上させながら物流コストを削減できます。

SAPのグローバル・フィールド・オペレーション担当社長兼エグゼクティブ・ボード・メンバーであるレオ・アポテカー(Leo Apotheker)は、次のように語っています。「フォードおよびキャタピラーとのこの画期的なソフトウェア・イニシアティブは、カスタマ・リレーションシップ・マネジメントとサプライチェーン・マネジメントを統合し、これを業界別専門知識と組み合わせて提供しようというSAP独自の価値戦略を改めて確認するものです。SAPと協力することで、フォードとキャタピラーはディーラーやエンド・ユーザに対するサービスを強化すると同時に、最高レベルの顧客満足度と信頼度を維持することができます。この戦略的共同開発プロジェクトは、他社では実現することのできない優れた競争力を顧客に提供します。」

ミッションクリティカルなサポート・サービスの提供
サービス部品ネットワークはすべての企業の顧客満足度戦略にとって不可欠な役割を果たします。この新しいソフトウェア・ソリューションはSAPのグローバル専門サービス部門(Global Professional Service Organization)のほか、SAPの新しいプレミアム・サポート・サービスであるMaxAttentionによってサポートされます。SAPはMaxAttentionを通じてシステムの性能と全体的な運用状況の監視でフォード社とキャタピラー社を支援します。

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120カ国、18,000以上の企業、50,000サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

フォード・モーター・カンパニーについて
フォード・モーター・カンパニーは世界第2位の自動車メーカーであり、6大陸に約35万人の従業員を擁し、世界200カ国・地域で自動車を販売しています。オートモーティブ・コア・ブランドとしてはアストン・マーチン、フォード、ジャガー、ランドローバー、リンカーン、マツダ、マーキュリー、ボルボがあります。自動車関連サービスではフォードクレジット、ハーツ、クオリティケアなどがあります。フォード・モーター・カンパニーに関する詳細は www.ford.com でご覧になれます。

キャタピラーについて
キャタピラー社は建設・採掘用具、ディーゼルおよび天然ガスエンジン、工業用ガスタービンのリーディングマニュファクチャラーです。キャタピラー社の100%子会社であるキャタピラー・ロジスティクス・サービシズは、75カ所にある配送設備のネットワークを通じ、キャタピラー社および40近くの第3者顧客企業に対し、あらゆる物流サービスを提供しています。配送サービスには、保管および運転の管理、倉庫計画および運営、情報技術、在庫管理、輸送管理、ネットワークデザインおよび物流コンサルティングなどが含まれます。キャタピラー社に関する詳細は www.cat.com をご覧ください。

Tags: ,