顧客企業70社がSAP R/3 Enterpriseへのアップグレードを開始

2002年9月12 日 by SAP News 0

年内に約200社の顧客企業がSAPの最新で強力なERPシステムを導入予定

Tokyo【ポルトガル・リスボン発 2002年9月4日 】SAP AG(NYSE:SAP)は本日、顧客企業70社がSAP R/3 Enterpriseへのアップグレードを開始した、と発表しました。年内には約200社の顧客企業が、既存のSAP R/3から最新版のSAP R/3 Enterpriseへのアップグレードを開始する予定です。規模の大きくない企業から大企業に至るまで、あらゆる種類の企業がSAP R/3 Enterpriseのすべての機能を導入します。これによりSAP R/3 Enterpriseは、導入品質とサポート・メカニズムを検証し、2003年第1四半期には開始予定の本格的な一般出荷に向けて準備を整えます。

SAP R/3 Enterpriseは、SAPの業界先進ERPソリューションであるSAP R/3の次世代バージョンであり、新しいウェブサービス対応技術プラットフォームである「SAPウェブアプリケーションサーバ(SAP WAS)」をベースとしています。このSAP WASは、mySAP.com eビジネス・ソリューション・ファミリーの技術インフラストラクチャにも採用されています。SAP WASに加え、SAP R/3 Enterpriseは、「SAP R/3 Enterpriseコア」と「SAP R/3 Enterprise拡張機能」によって構成されています。R/3 Enterpriseコア(SAP R/3 4.6Cベース)の部分は、今後の変更は最小限にとどめる予定ですが、SAP R/3 Enterprise拡張機能については毎年アップグレードを行い、新たなビジネス機能を提供していく計画です。

SAP R/3 Enterpriseを導入する企業は、SAP R/3 Enterpriseコア部分の安定性と、SAP R/3 Enterprise拡張機能における選択可能なアップグレード・オプションを組み合わせることにより、絶えず変化するニーズに対応可能でかつ強固で安定性の高いERPソリューションを手に入れることになります。

SAP R/3 Enterpriseを使用することで、顧客企業は新しいビジネス機能を活用できるほか、徐々に導入規模を拡大してmySAP.comソリューションを組み込むことが可能です。このような漸進的なアプローチはSAP独自のものといえます。SAP R/3 Enterpriseは、これまでのITへの投資を有効に活用し、mySAP.comへのよりシームレスな進化を可能にしました。顧客企業は、段階的なオプションが利用可能な柔軟な導入戦略を採用することで、新たなeビジネス・プロセスを段階的に導入することが可能となります。SAP R/3 Enterpriseは、SAP R/3のメンテナンスの一環として顧客企業に提供されていきます。

SAP AGのエグゼクティブ・ボードメンバーであるクラウス・ハインリッヒ(Claus Heinrich)は、次のように述べています。「SAP R/3 Enterpriseのアーキテクチャは3層のシステムで構成されているため、顧客は修正またはアップグレードが必要な部分を正確に特定することができ、ビジネスの成功にとって比較的重要ではない分野に無駄な時間とコストをかけなくて済みます。このようなアプローチは、顧客がITインフラストラクチャに対するこれまでの投資を最大限に活用することを支援し、今後のソリューション管理に対する明確なロードマップを提供します。」

UNICEF(国連児童基金)では、1999年以来SAP R/3を使用しており、今後数ヵ月以内にSAP R/3 Enterpriseを稼動させる計画です。UNICEFのCIO(最高情報責任者)であるアンドレ・スパッツ(Andre Spatz)氏は、「SAP R/3 Enterpriseへのアップグレードは順調に進んでいます。SAPの管理の行き届いた強化プロセスによって、アップグレードに関する問題を迅速に解決し、TCO(総所有コスト)を削減できます。SAPとUNICEFは、このプロジェクトを成功させるという共通の目標を通じて、パートナーシップをさらに強化しています」と述べています。

ドイツのSAP R/3ユーザ・グループ(DSAG)と南北アメリカのSAPユーザ・グループ(ASUG)が、現在も開発が進められているSAP R/3 Enterpriseに対するフィードバックの収集に貢献し、またアップグレード作業を継続的に改善するためにSAPと協力してきました。DSAGのアルフォンス・ヴァーラース(Alfons Wahlers)会長は、「SAP R/3 Enterprise開発中に、SAPが積極的に顧客の意見に耳を傾けていたことを評価したいと思います。SAPの顧客企業は、アップグレード戦略を個々のユーザのニーズに合わせて柔軟に調整することのできる、新たなアップグレード・オプションから大きな恩恵を受けるものと確信しています。われわれはこれが、顧客のTCOを削減する最善の方法だと信じています」と述べています。

ガートナーのリサーチ担当ディレクター、デリック・プライア(Derek Prior)氏は、「現在、多くの企業のCIO(最高情報責任者)が厳しい予算と出費の正当化に迫られています。このような状況においてメンテナンスとアップグレードに伴う費用を削減するためには、ERPシステムは安定性、性能、柔軟性の高いものでなければなりません。また、企業はオープンな技術インフラストラクチャを提供するソリューションを選択する必要があります。なぜなら、オープンなインフラストラクチャなら、異種システムや独自のアプリケーションに特有の問題を回避して継続的に成長を遂げることができるからです」と語っています。

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