SAPの顧客企業がSCMの短期間導入と高い投資効果を実現

2002年9月12 日 by SAP News 0

LEGOは11週間でプロジェクトを完了、Leybold Vacuumは短期間でROI達成を見込む

Tokyo【ポルトガル・リスボン発 2002年9月4日】SAP AG(NYSE:SAP)は本日、mySAPサプライチェーン・マネジメント(mySAP SCM)ソリューションの主要機能を活用して価値創造とより短期間でのテクノロジーへの投資回収を実現した2社の顧客プロジェクトを紹介し、サプライチェーン市場のリーダーとして引き続き勢いを増していることを示しました。

世界有数の玩具メーカーであるLEGO(レゴ)や大手産業用機器メーカーLeybold Vacuum(ライボルトバキューム)など、ますます多くの国際企業が業界先進のmySAP SCMを使用して今日のビジネス環境における課題に対処しています。

LEGO:11週間で業務プロセスの効率化とサプライチェーンの統合を実現
LEGOでは、可能な限り早く業務プロセスの改善とサプライチェーン統合の強化を図り、協業を実現したいと考えていました。LEGOとSAPは、KPI(主要業績評価指標)の特定、迅速なビジネス評価や業務プロセスのマッピングそして計画立案、プロトタイプ作成と知識の移行、SAPシステムへの機能の移行、現場での試用、段階的なプロセス導入など、新しい導入手段とプロジェクト管理方法を採用しました。LEGOは、作業開始から完了までわずか11週間で価値ある業務プロセスの改善とサプライチェーンの統合を実現しました。また、その後5週間で繁忙期に備え、またこのソリューションによるビジネスへの付加価値が継続されるよう、導入したソリューションの調整を行いました。

LEGOのグローバル・ロジスティクス担当副社長、Lars Radoor Sorensen(ラース・ラドール・ソーレンセン)氏は、「当社は明確なビジネス目標を掲げており、短期間でROIを実現する必要がありました。一方でリスクを最小限に抑え、規模ならびに予算の両面でプロジェクトを管理したいと考えていました。SAPは、こうしたニーズをよく理解し、グローバルATP(利用可能在庫確認)と販売割当を可能にする実績のあるソリューションを提供してくれました。これらのソリューションの導入は、11週間という短期間で完了しました。さらに重要なことに、販売実績、生産における柔軟性、資産活用など、多くのKPIを改善できると期待しています」と語っています。

Leybold Vacuum:18ヵ月で投資回収を目指す
Leybold Vacuumは、販売サービスレベルの向上と在庫の最適化を目指し、2002年4月にmySAP SCMプロジェクトの世界的導入を開始しました。プロジェクトの完了は、2003年1月を予定しています。

Leybold VacuumのCFO(最高財務責任者)、Armin von Buttlar(アーミン・フォン・ブットラー氏)は、「プロジェクト開始当時より、当社では3つの主要目標、すなわちサプライチェーン・サービスの質的向上、顧客満足度の改善、そして投下資本、特に在庫の削減に重点を置いていました。SAPが支援するサプライチェーンの新しい立案および実行プロセスによってこれらの目標を達成できると期待しています。ごく控えめに見積もっても、18ヵ月で投資を回収できると予想していますが、顧客満足度の改善による売上の増加は、当社のビジネスにはるかに大きな影響をもたらすでしょう」と述べています。

Leyboldは、プロジェクト・パートナーであるAxentiv Business Consult(本社:独ダルムシュタット)との協業でSAPソリューションを導入しました。Axentivのマネージング・パートナーであるManfred Dinges(マンフレッド・ディンゲス)氏は、次のように述べています。

「当社のマネジメント・コンサルタントは、プロジェクトの成功にはプランニングの質が最も重要な問題となることをすぐに見出しました。また、顧客の問い合わせに対するサービスの信頼性に加え、調達、生産、組み立て、出荷といったサプライチェーンの実施に与える影響も考慮する必要がありました。Leybold Vacuumのニーズに基づいたビジネス・モデルを開発したのち、こうしたサプライチェーンにおける課題に対処するためにmySAP SCMを推奨しました。Leybold Vacuumのビジネス運用に対する意欲的な取り組み姿勢と、SAP/IT運用について同社のIT子会社のperfect-itが有する専門知識、そしてSAPのSCMならびにR/3の導入に関して当社が持つ経験によって、導入開始から9ヵ月後の2003年1月までにシステムを稼動させる予定です。また、時間と予算ともに予定の範囲内に収まる見込みです。」

2002年9月4-5日に、リスボンで開催されたSAPのプライベートショーである「SAPPHIRE’ 02」では、Leybold Vacuumなど世界のリーダー企業約50社がプレゼンテーションを行い、SAPのテクノロジーを使用してどのように業績改善を実現したかを説明しました。

新しい導入アプローチが成功のカギ
mySAP SCMプロジェクトの導入におけるSAPの最新メソドロジーは、段階的なアプローチを採用しています。これによって、プロジェクトの設計、組み立て、成果をこれまでよりも短期間で実現することができます。

このアプローチは、ビジネス上の目的に基づいて達成目標を設定することによりプロジェクトの導入を加速させます。そのため、設計およびプロジェクト範囲をより管理しやすい規模に縮小し、必要な要素のみを取り込むことが可能です。また、プロジェクト全体にわたってユーザの参加が可能なため、企業は短期間でソリューションを習得しなければならないという状況を避けることができます。また継続的にプロジェクトを見直すことで、ビジネス目標が達成され、スケジュールが遵守されていることが確認でき、リスクや不確実性が最小限に留められます。この結果、LEGOで実現したような、低いリスクでより確かな成果をもたらす柔軟なソリューションが実現します。

この独自のアプローチは、段階的なプロセスを採用しているため、どのような順序あるいは組み合わせでもプロジェクトの導入が可能です。顧客は、リスクレベルの許容範囲を超えることなく利用可能なリソースを最大限に活用する、管理の容易なプロジェクトを通じて特定のビジネスニーズに対応できます。また、ROIは短期間で達成可能です。導入されるソリューションは、スケーラブルで、なおかつ柔軟性の高いサプライチェーンの基盤となるオープンな標準ベースのプラットフォーム上に構築されます。

SAP AGのエグゼクティブ・ボードメンバーであるClaus Heinrich(クラウス・ハインリッヒ)は、「これらのプロジェクトは、顧客がmySAP SCMの拡張性と柔軟性をいかに迅速に活用できるかを示すものです。LEGOとLeyboldの2社の例は、顧客がSAPの豊富な機能と短期間で導入可能な小型のソリューション・パッケージを使用して、日々変化するビジネス環境において成功を収めることができることを証明しています」と述べています。

mySAP SCMプロジェクトがLEGOならびにLeyboldにおいて成功したことを受け、SAPは同社のすべてのソリューション・セットを対象に新しいプロジェクトの導入に関する方法論を採用すると発表しました。これは、より迅速なプロジェクトの導入を実現することによって、顧客が今日の経済状況において直面している課題を解決できるよう支援するものです。

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120カ国、18,000以上の企業、50,000サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50カ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

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