SAPジャパン、SAP CFM 2.0日本版を出荷

2002年11月27 日 by SAP News 0

‐資金管理の効率化、リスク・財務取引管理の強化を支援‐

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、東京都千代田区大手町、以下SAPジャパン)は本日、SAP CFM2.0日本版を12月より出荷すると発表しました。SAP CFM(コーポレート・ファイナンス・マネジメント)は、グループファイナンスの最適化を実現するツールです。SAP CFMは「mySAP ファイナンシャルズ」を構成するコンポーネントのひとつで、銀行関連業務の処理や管理、およびグループ資金の統合的な管理を可能にします。企業はSAP CFMを導入することにより、必要手元資金の最適化や金融資産の運用収益増大、流動性管理の改善、支払いプロセスの合理化、財務リスク低減などの効果を達成できます。日本における統合化されたグループファイナンス製品の市場導入は今回が初めてです。

外為法改正や時価会計導入などの制度変更に加え、株式持ち合いの解消や「間接金融」依存から「直接金融」への転換、資金調達方法の多様化など財務管理をとりまく環境は近年大きく変化し、とりわけ企業には自己責任に基づく財務管理が要請されています。これに伴い、資金管理の効率化や財務取引管理・リスク管理の強化が財務管理におけるニーズとして浮上しています。一方企業の情報システムにおいては、これらのニーズがあったにもかかわらず、財務管理の分野は他の分野に比べて充分な仕組みが確立していませんでした。

SAP CFMは、これら財務管理の課題を解決するものです。SAP CFM は、SAP R/3と統合されているため、取引の発生元である 販売管理・在庫購買管理、債権管理・債務管理のコンポーネントから入出金情報をリアルタイムに入手することが可能となります。この結果、タイムリーで透明性の高いデータ処理が実現でき、資金ポジションの把握から財務取引の登録・資金決済や会計処理、リスク管理までをシームレスに行うことができます。取引発生からリスク管理までが完全に統合された、他に類をみないソリューションを実現することが可能です。

今回出荷されるSAP CFM2.0の機能とその概要は以下の通りです。

  1. インハウスキャッシュ管理:グループ企業間の債権債務のネッティング、支払集中、回収集中など国内海外グループ企業間資金決済の最適化、銀行口座数と残高を最小限に削減
  2. 財務取引管理:運用/調達などの財務取引管理・残高管理、取引のトレース/チェック/リリース、財務会計への自動仕訳、未収未払利息自動計算・自動仕訳、時価評価等の決算処理
  3. 市場リスク分析:NPV(ネットプレゼントバリュー)VaR(バリューアットリスク)などのリスク値の計算、ユーザ定義特性でのレポーティング、意思決定のサポート
  4. 信用リスク分析:全社的なリミット設定とエクスポージャ計算・管理、オンライン信用取引チェック、信用リスクと決済リスクのコントロール

2001年にSAP CFMが製品出荷されている欧米では、多くの企業が同製品を利用して財務管理の効率化を実現しています。ノルウェーの石油会社、STATOILはSAP CFMによって世界中のグループ企業全体の財務情報を一元管理し、バーチャルな社内銀行を設定するシステムを構築しました。この結果、財務資金業務を大幅に効率化するとともに、年間350万ドルのコスト削減を達成しています。

SAPジャパンは今後、世界各国での成功事例を活かし、日本企業の財務管理最適化に貢献してまいります。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、18,800以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,000社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp

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