自動車部品サプライヤがSAPのソリューションによりコスト削減と顧客サービスの向上を実現

2002年12月27 日 by SAP News 0

世界各地の大手自動車部品サプライヤが迅速かつ効率的なサービスの実現を目指して
mySAP Automotiveを導入

Tokyo【ドイツ・ワルドルフ発-2002年12月18日】SAP AG(NYSE:SAP)は本日、シートヒーターからタイヤ、トランスミッションに至るまでさまざまな製品分野において多くの自動車部品サプライヤがmySAP Automotive(自動車)を採用し、在庫と製造コストを削減しながら顧客サービスの向上を実現していると発表しました。mySAP Automotiveを採用している業界リーダーには、ロバート・ボッシュ・グループ(Robert Bosch Group)、ハネウェル(Honeywell)、コンクスベルク・オートモーティブ(Kongsberg Automotive)、ZFフリードリヒスハーフェン(ZF Friedrichshafen)、ティッセンクルップ・バッド・カンパニー(Thyssenkrupp Budd Company)、ブローゼ(Brose)、東洋ゴム工業株式会社などがあります。

mySAP Automotiveは、現在世界中の多くの大手自動車メーカーによって採用されているため、顧客とのコミュニケーションの促進と顧客満足度の向上を目指すサプライヤがmySAP Automotiveを採用するのは当然の帰結となっています。mySAP Automotiveは、顧客(OEM)とのより緊密な統合を図り、顧客ニーズへの対応を迅速化します。その結果、サプライヤはデータや顧客の要求をリアルタイムで処理して、在庫コストを削減しリソースの割り当てを改善することが可能です。

mySAP Automotiveは、あらゆる種類の製造ラインや組み立て作業向けに柔軟で適応性の高いプロセスを提供します。また、従来型の製造プロセスはもちろん、さまざまな仕様やジャストインタイム(JIT)供給などサプライヤの重要なニーズに応じた大量生産もサポートします。さらにmySAP エンタープライズ・ポータルのテクノロジーを採用しているため、職務や任務、場所、コンピューティング・プラットフォームにかかわらず従業員に拡張性の高い情報管理機能を提供します。

SAP AG製造業セクターの上級副社長、ニルス・ヘルツバーグ(Nils Herzberg)は、「SAPは長年にわたり蓄積してきた経験をサプライヤの支援のために活用し、自動車業界に貢献しています。その結果、SAPは自動車業界における確固たるリーダーかつ信頼に足るアドバイザーとしての地位を確立することができました。今日の厳しい経済環境においてサプライヤは、信頼できる自動車部品の効率的な生産とタイムリーな供給に集中するために、信頼性の高いエンドツーエンドのソリューションを必要としています。こうした特定のニーズに対応すべく自動車サプライヤと緊密に協力することで、SAPはmySAP Automotiveの強化・改良を成し遂げてきました」と述べています。

効率性とカスタマ・リレーションシップを強化するグローバル・サプライヤ

ロバート・ボッシュ・グループは、世界最大の自動車部品サプライヤの一社で、従業員数は22万人を超えています。統合によるプロセスの最適化と標準化によるコスト削減を目指し、同社のIT環境はSAPソリューションを中心とする単一のプラットフォームへと移行が進められています。単一のテンプレートにより、欧州44ヵ所にある自動車技術拠点において短期間でしかも経済的に導入を行うことが可能です。今後、世界の他の地域でもSAPソリューションが導入される予定です。

コンクスベルグ・オートモーティブは、ギアシフト、クラッチ作動システム、シートヒーター、スタビライザー・ロッドなどの部品を開発・製造する世界的サプライヤで、ボルボ(Volvo)、スカニア(Scania)、サーブ(Saab)、ルノー(Renault)、GM、MAN、DAF、ダイムラークライスラー(DaimlerChrysler)、PSA、トヨタなどの顧客との取引の効率化のため、SAPソリューションを使用しています。コングスベルグ・オートモーティブのSAP担当マネジャー、ペア・ヘグベリ(Per Högberg)氏は、「毎日何千件もの注文が処理され、世界のほぼすべての自動車メーカーに製品が出荷されています。SAPのソリューションは、製品の生産、保管、出荷を最も効率的な方法で行うためのツールを提供してくれます」と述べています。

ZFフリードリヒスハーフェンAGは、ドライブラインやシャシー技術を専門とする世界でも有数の自動車部品サプライヤで、世界22ヵ国で117の子会社を運営しています。現在進められている試験プロジェクトでは、同社のさまざまなITシステムを統合し、従業員が必要な情報、アプリケーション、サービスにアクセスできるよう役割別の従業員専用ポータルを使用しています。全社規模での導入も2002年中に開始される予定です。

ブローゼ・グループは、自動車用ウィンドウレギュレーター、ドアシステム、シートアジャスター、クロージャーシステムの世界的サプライヤで、mySAP Automotiveを使用してジャストインタイム製造工程に新たな基準を定めました。ブローゼは、自動車用ドアモジュールのうち、中核となる部分の生産とジャストインタイム供給のため、SAPと協力して特別なソリューションを開発しました。シーケンス化されたJITコールモジュールは、製造工程に沿って供給する必要があり、スピードが重視される部品向けで、標準機能としてmySAP Automotiveに統合されました。

ハネウェルは、世界をリードする自動車部品メーカーで、世界95ヵ国に10万8,000人の従業員を擁しています。2002年第1四半期に、同社はフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、英国でSAPソフトウェアを導入しました。6つの異なるシステムをひとつの統一ソリューションに置き換え、在庫管理と購買管理の一元化を図りました。ハネウェルは、すでに目覚ましい投資効果を上げており、在庫注文時のサービスレベルと顧客サービスが大幅に向上したうえ、ITコストを16%削減しています。

独ティッセンクルップ・オートモーティブAGの子会社であるティッセンクルップ・バッド・カンパニーは、世界最大の自動車部品サプライヤの一社で、設計、エンジニアリング、試作品テスト、製造などを手がけています。同社はmySAP Automotiveの業界特化機能を活用して、顧客からのジャストインタイム供給への注文を簡素化およびシーケンス化するため、毎月約2万5,000件の処理が可能です。ティッセンクルップ・バッドのSAPプロジェクト・マネージャー、スマント・グルムルティ(Sumanth Gurumurthy)氏は、「mySAP Automotiveによって、顧客からのかんばん/DON注文を効果的かつ効率的に処理できるようになりました。またmySAP Automotiveを使用して顧客のシーケンス化JITコールプロセスをあらゆる側面から管理しています。本年中にサプライヤからのインバウンド供給または事前出荷通知を使用して商品の受領処理を行う計画です」と述べています。

東洋ゴム工業株式会社は、日本の大手タイヤメーカーで、1998年よりSAPを採用しています。中核事業であるタイヤ製造のほかにも、エンジンマウントやシートクッションなどの防振ゴム製品を世界的に供給しています。mySAP Automotiveの導入によって同社はサプライチェーン・プロセスを合理化し、注文から発送までの時間を大幅に短縮しています。またグループ全体で在庫の精度と可視性が格段に向上しました。生産企画や調達から販売・供給に至るまでの業務プロセスを世界規模で統合することにより、さらなるコスト削減と生産性の向上、そして品質管理とトランザクション時間の短縮が実現しました。

mySAP Automotiveは、完全にオープンで拡張性が高いため、将来の成長に対応できるプラットフォームと、短期間でスピードと競争力を獲得する手段を提供します。mySAP Automotiveは、エンジニアリング、プランニング、サプライチェーン・マネジメント、調達、カスタマ・リレーションシップ・マネジメント向けに統合型データ・プラットフォームを提供します。また、OEM、サプライヤ、輸入業者、流通業者(卸売業者および小売業者)、サービス店など、あらゆる種類の自動車関連会社における各分野特有のビジネスプロセスをサポートします。

mySAP Automotiveの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.sap.com/solutions/industry/automotive/

SAPについて
SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーです。SAPは、e-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、ポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。SAPのソフトウェアは、すでに世界で120ヵ国、18,800以上の企業、50,000サイト以上で利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50ヵ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」として上場しております。詳細については http://www.sap.com をご参照ください。

Tags: