大伸社、印刷業界で初めてSAP R/3をビッグバン導入

2003年6月3 日 by SAP News 0

テンプレートを駆使した短期間・低コストでの導入に成功

TokyoSAPジャパン株式会社(代表取締役社長:藤井 清孝、東京都千代田区大手町、以下SAPジャパン)は、株式会社 大伸社(代表取締役社長:上平 諭、大阪市東成区、以下大伸社)が「SAP R/3」を包括導入(ビッグバン導入)し、このほど本格稼動を開始した、と発表しました。
印刷業界の中堅企業で、統合基幹業務システム (ERP: Enterprise Resource Planning)の包括導入は、大伸社が始めてとなります。

今回大伸社でのSAP R/3導入にあたっては、IT業界向けテンプレート(雛型)である「BMI:Business Model for IT Industry」を活用した「案件別収支管理テンプレート」を利用したもので、これにより、わずか4ヶ月半という短期間かつ1億弱という低コストでの導入に成功しました。SAPジャパンは2003年2月に中堅市場向けソリューションのひとつである「mySAP All-in-One」ソリューションの発表によって中堅市場への本格参入を表明しており、今回の大伸社の導入事例は中堅企業におけるSAPソリューションの成功例のさきがけとなります。

今回大伸社が導入した「SAP R/3」のモジュールは、財務会計や管理会計、販売管理、購買在庫管理、その他経営情報の管理など企業の基幹業務を一つのソフトで統合的に運用できるシステムです。大伸社は、「SAP R/3」を基盤に、受注案件の予算管理を徹底させるとともに各部門の予算・実績差異チェックの迅速化を進め、購買発注情報の透明化やセキュリティ改善などにも注力していきます。

今回の導入にあたって大伸社は、同社のシステム再構築検討プロジェクト「SAPプロジェクト」を立ち上げ、同社の経営層や全社から選ばれたメンバーが主体となって推進しました。またトップダウンによる導入意思決定を進めるとともに、社内の利用部門と外部のシステムインテグレーターとの連絡調節役として、会計知識と社内業務に精通したメンバーをプロジェクトに参画させたため、「SAP R/3」の特性を最大限に活かしつつ、プロジェクトが円滑に進みました。システム面では、関西データサイエンスとSAPジャパンの認定パートナー企業であり、大伸社ともつながりが強いM&C社※と事前に「SAP R/3」の導入可能調査を入念に行いました。そのため、仕様面に関して大きなトラブルや混乱もなく、さらに、関西データサイエンスのテンプレート導入ノウハウを活用することにより、わずか4ヶ月半という短期間での導入に成功しました。

※M&Cビジネスシステムズ社は、これからの時代の製造業における基幹システムのあり方を提案していくため、松下電器産業とCSKの合弁で誕生した企業です。

大伸社が今回「SAP R/3」導入に踏み切った背景には、7年前に導入した国産会計パッケージが老朽化したこと、旧システムのインフラでは、処理スピードや使い勝手といった環境的な問題が浮上してきたことがあげられます。これを機にシステムの全面刷新を行い、業務効率化や伝票の月次処理時間の短縮、社内の購買業務の全社レベルでの統合など、高いROI(IT投資に対する効果)を目指すこととしました。
SAPジャパンが2003年2月に発表した、中堅市場を対象とした短期間・低コストのSAP導入プログラムである「mySAP All-in-One」ソリューションは、SAPジャパンが展開する中堅市場向けソリューションであり、中堅市場を対象としたパートナー企業との協業ソリューションモデルです。具体的には、業種業態ごとにソリューション・テンプレート(雛型)をそろえ、お客様の事業規模ごとにSAP導入総額を提案します。

なお、本件に関して、来る6月6日(金)開催の「導入事例ご紹介セミナー」(於:東京都千代田区大手町・SAPジャパン本社、時間:13:30-16:30)において詳しく紹介する予定です。

以上

大伸社について
大伸社は、1952年に大阪市に設立された印刷業界における中堅企業です。現在は、単なる印刷業にとどまらず、企業と顧客の間のコミュニケーションを支援する様々なメディアツール(カタログ、DMなどの印刷メディアに加え、インターネットなど電子メディアコンテンツ)を100人強の自社クリエーター中心に手がけられ、さらに、自社コンサルタントやアナリストによるコンサルティングやリサーチ事業、クロスメディアの提案にも実績をあげるなど、企業と顧客の間のコミュニケーションを総合的に提案・提供する「マーケティングコミュニケーション」企業として評価されています。また、同社は企業としての環境問題への取組みにも関心が深く、いち早く「ISO14001」の認証も取得されました。(http://www.daishinsha.co.jp)

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、19,600以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp )

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