業界別ソリューションを特徴とした「SAP CRM 4.0」を発表

2003年6月24 日 by SAP News 0

~各業界の代表的企業と共同開発した23業界におよぶCRMソリューションを提供~

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井清孝、 以下SAPジャパン)は、顧客関係管理ソフトウェア「SAP CRM」の最新版「SAP CRM4.0」を、6月25日の欧州、北米での出荷開始と同時に日本国内でも出荷を開始する、と発表しました。「SAP CRM4.0」は、業界別ソリューションを特徴としており、ハイテク、自動車、エンジニアリング、化学、医薬、消費財、小売、リース、メディア、通信、電力/ガス、サービスプロバイダーなど、23におよぶ業界のソリューションを提供しています。SAP CRM4.0の業界別ソリューションは、各業界における代表的企業とSAPが密接な協力関係のもとにSAPの開発者1, 000名体制で製品開発を行なってきました。その結果、SAP CRMはバージョン「3.1」までに、2002年度のCRM市場では世界で第二位(AMR Research 2003年調べ)、国内では第一位(矢野経済研究所2003年調べ)の市場シェアを獲得しています。

SAP CRM 4.0の導入することにより、企業は以下のようなメリットを享受することができます。

SAP CRM 4.0の業界ソリューションを利用するメリット

  1. 製品ベンダーが独自に要件を定義する「プロダクト・アウト」アプローチではなく、顧客の声を取り入れた「カスタマ・イン」アプローチを採用しています。またSAP
    CRM4.0は、共同開発企業の要望を聞きながら、各業界の代表的企業が実際に採用しているプロセスをベストプラクティスとしてパッケージ化しています。これにより、どのような企業も、各業界のベストプラクティスを利用できるため高い導入効果を早期に得られます。

  2. SAP CRM4.0は、業界特性に適合したパッケージ機能を利用できるため、導入はよりシンプルかつ速やかになり、早期に利用フェーズに入れます。これにより、各企業の固有ニーズに対応させるための、膨らみがちな導入費用を低減できます。
  3. 「顧客対応業務」は業界特性への対応が最も求められる分野であるため、これまで多くの企業が自社開発したシステムを導入してきました。しかしながら、「顧客対応業務」は顧客のニーズや経営環境の変化に応じて、システムへの変更が求められる分野でもあるため、SAP
    CRM4.0のパッケージを採用することにより、パラメータを調整するだけでより簡単で迅速にシステムへの変更要求に対応できます。これにより、見落とされがちな導入後の変化対応に伴う費用を削減することができるようになります。

  4. 上記3点の特徴により、① 導入効果アップ、② 導入費用、期間圧縮、③ 導入後の変化対応費用を圧縮、することにより、SAP CRM4.0を利用する企業は高いROIを享受し、CRMを経営の競争武器とすることができます。

業界ソリューションのほかにも、SAP CRM 4.0には以下の強みがあります。

業界ソリューション以外のSAP CRM 4.0の強み

  1. ポータルを密着利用し、顧客と従業員、経営者などそれぞれの立場に応じた機能と、洗練された操作性を確保 = 「People Centric CRM」
  2. 充実したアナリティカル機能群により、「処理するための仕組み」にとどまっていた従来のCRM から 「顧客の声を経営に活かす仕組み」へと進化
  3. 特約店や代理店といった外部とのプロセス連携を”チャネル・マネジメント”(= PRM)し、顧客に対する一貫したサービスを提供
  4. ERP、SCM等のバックオフィス・システムと境目なく連携
  5. 「CRMの単独導入」と「ERP、SCM、PLMとの統合導入」との2つのアプローチを両立する技術と機能性

SAP CRM 4.0とSAP NetWeaverとの連携価値
SAP CRM 4.0は、統合アプリケーション・プラットフォーム「SAP NetWeaver」を最大限に活用できるよう設計されています。そのため、NetWeaverで提供されているポータルやビジネスインテリジェンスといった強力なソリューション群を利用できるとともに、「.NET」や「J2EE」といった規格に対応しSAP以外の他システムと連携したプロセスの構築、運用を容易に実現できます。
SAP NetWeaverは、統合に伴う付加価値のない投資を削減し、迅速な導入やTCO削減のメリットを顧客に提供します。

SAP CRM4.0の販売目標と実現への具体策
SAPジャパンは2003年度、国内出荷予定数を 30社としており、6月25日の出荷日には既に複数の大手ハイテクメーカーを中心に12社への出荷が決定しています。具体的な推進策としては、 現在、CRM単体商談の比率32%を、今後1年間で50%まで引き上げます。さらにSAP R/3既存顧客へは、国内約1,100社の既存顧客のうち、現在SAP CRM 提案中比率が19%から、今後1年間で40%へ引き上げます。また、SAPジャパンは、今後、日本企業の優れた顧客とのビジネスモデルをSAP CRMの標準機能として取り入れる取り組みに力を入れていきます。

補足情報: 業界ソリューション例


自動車業界向けのプロセスは、SAPの主要顧客であるフォルクスワーゲン・グループ (Volkswagen Group) と共同開発しました。「SAP CRM4.0」で追加された所有者(社)管理や車両管理機能により、自動車業界における導入企業は、顧客管理、取引管理、購入された自動車の構成など、重要な情報をトラッキング、モニタリングすることが可能となりました。
また自動車メーカーはディーラー向けポータルを提供することができます。これによりメーカーとディーラーは連携して、プロモーション活動、修理履歴の管理、スペアパーツの管理、アクセサリ・オプション品のオンライン販売と自動在庫補充といった業務を行うことができます。


ハイテク業界では、半導体メーカー、電子部品メーカー、流通業者、EMS、OEM、ソフトウェアプロバイダ等、数多くのパートナが関係しながらビジネスを行っています。SAP
CRM 4.0により、パートナチャネルを効果的に活用した販売やサービスを行うことができます。例えば、半導体業界においては、新製品のデザイン案件管理を始め、チャネル在庫管理による妥当性を保証した価格保護、チャネルパートナに対するコミッション管理等、エンド・ツー・エンドでそのプロセスをサポートします。また、出張修理、持込・引取修理、保証管理等のコアプロセスの拡張により、より業務の効率化とサービス業務からの収益性を高めます。

以上

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、19,600以上の企業で1,000万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。詳細については、( http://www.sap.co.jp )をご参照ください。

Tags: